NHKマイルC予想|2017年|予想オッズまとめ

くま速…競馬ファンなら見てみたい

NHKマイルCニュース

いよいよ東京競馬場でのGI5連戦を迎える。その第1弾は、3歳マイル王決定戦のNHKマイルカップ。かつてない大混戦だが、早くからここを目標にしてきたのがモンドキャンノ(牡)だ。サンケイスポーツは管理する安田隆行調教師(64)=栗東=を直撃。ローテーションや調教の意図を確認し、GIへの意気込みを聞いた。 【取材構成・宇恵英志】

  --大一番を迎える

 「ここは狙っていたレースです。クラシック登録をしなかったこともあり、オーナーと相談してマイル路線を目指すことは早い時期から決めていました。疲れを残した状態で本番にならないように、レース間隔を計算しながらここまできました。道中でうまくタメが利いたときは、全馬をまとめて差し切っても不思議がないと思っています」

  --スプリングSは10着に大敗

  「引っ掛かりました。結果的に馬の気分に任せるレースをさせたのが裏目に出ましたね。不完全燃焼です。あれがこの馬の能力のすべてではありません」

  --折り合い対策は

 「前に壁を作れば引っ掛かりません。抑えれば抑えられる馬ですよ。調教では力まずに走れるので特別なことはしていませんが、好走した京王杯2歳Sや朝日杯FSのときの調整パターンに戻しました」

  --具体的には

 「前回は坂路で2回時計を出す追い切りをしていましたが、今回は坂路を経由してCWコースで追うようにしました。『いいときのイメージで』という考えです」

  --1週前追い切りはシャープな伸び

 「ルメール騎手も『最高』と言ってくれました。ルメール騎手で京王杯を勝っていますが、引っ掛かるイメージを持たない騎手が騎乗するのはプラスと考えています」

  --成長した点は

 「デビュー当初は早熟とみていましたが、そうではありませんでした。体全体がしっかりして背丈も伸びました。トモ(後肢)にも筋肉がついています。確実に成長していますし、完成しつつあると思っています」

  --大混戦ムードだが

 「コース、長距離輸送は克服しています。ペースが流れれば立ち回りやすくなるでしょう。クラシックから参戦する馬もいますが、この馬のライバルは自分自身。あふれんばかりの闘志を瞬発力に変えてほしいですね」

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