重賞初制覇を目指すカービングパスは、柴山騎手を背にWコースで5ハロン70秒4、3ハロン40秒4-13秒1をマーク。内のレッドレイヴン(OP)にクビ先着、外のバンスタンウォルツ(1000万下)と併入した。躍動感満点の走りで、追えばいくらでも伸びそうなイメージだった。
「手応えは抜群。いい感じできていますよ。中山のマイルはトリッキーなコースですが、操縦性がいいので不安はありません。クラシックに向け結果を残したい」と、柴山騎手は意欲的だ。
競馬
シンザン記念予想|調教・追い切り|ツイッター・2chの声
シンザン記念予想|調教・追い切り|ツイッター・2chの声
ヤフーニュースより
シンザン記念(11日、京都、GIII、芝1600メートル)の追い切りが8日、栗東トレセンで行われた。坂路で絶好の動きを見せたのがグァンチャーレ。武豊騎手を背にシャープな伸びで併せ馬に先着し、サンケイスポーツ調教評価「S」をゲット。ダッシングブレイズはCWコースでの3頭併せで悠々と最先着を果たした。
横殴りの雪にもひるまず、パワフルな動きを披露した。東京スポーツ杯2歳S7着から巻き返しを期すグァンチャーレが坂路を一気に駆け上がった。
「調教は初めて乗ったけど、すごくいい動きだった。(調教で)動くとは聞いていたけどね」
手綱から得た好感触に、武豊騎手の口調は寒空のもとでも滑らかだ。
一杯に追われて力強くストライドを伸ばし、4ハロン52秒3-12秒0の好時計をマーク。僚馬アーネストミノル(500万下)をかわして、4馬身半突き放した。坂路の追い切りでのラスト1ハロン12秒0は自己最速で、この日、坂路で追い切った277頭の3歳馬でもベストタイム。見届けた北出調教師も「調教で動くから併せる形にならなかったが、この馬としてはすごくいい調教ができた」と笑顔でうなずく。
武豊騎手と初タッグを組んだ東スポ杯2歳Sは行き脚がつかず後方からのレースになり、直線では前が壁になったのも痛かった。それでも勝ち馬サトノクラウンとはコンマ3秒差。「内枠だったし、馬混みでも競馬は問題なかった。直線では進路がなかったが、あいていればという内容だった」とユタカは振り返る。「いいものを持っていて、チャンスはある」と能力を高く評価しており、自ら志願してコンビ続行が決まった。
ユタカは当レースで最多となる6勝を挙げている“シンザン記念男”で「(京都は)内枠の先行馬が有利。ゲートを出てほしいね」と力を込める。華麗なエスコートで重賞ウイナーに導く。
阪神カップ予想|ツイッター・2ch・いろいろなまとめ
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ラストウイークの阪神では、土曜(27日)に阪神カップ(GII、芝1400メートル)が組まれている。マイラーとスプリンターが激突する年末恒例となった7ハロン戦。今年も興味深い顔ぶれがそろった。
ミッキーアイル(栗東・音無秀孝厩舎、牡3歳)は、今年のGI・NHKマイルCを逃げ切った快速馬。2番手に控えた前走のマイルチャンピオンシップで13着と大敗したように、同型馬との兼ね合いがカギになるが、先手を取ればハイペースでも押し切ってしまう力はある。
昨年のこのレースを逃げ切ったのがリアルインパクト(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳)。休み明けの前走キャピタルSも着順(6着)ほど負けておらず、叩いて体調は上向いている。逃げなくても先行して粘り込む自分の形に持ち込めれば、連覇の可能性は十分。ディープインパクト産駒としては珍しく粘り腰が持ち味だけに、ウィリアム・ビュイック騎手の豪腕が頼りになる。
サンカルロ(美浦・大久保洋吉厩舎、牡8歳)は、このレースになんと6年連続の参戦。2012、13年と連覇の実績がある。寒くなると体調を上げてくる典型的な冬馬で、ここ2戦も着差はわずかなものだった。8歳でも末脚の衰えは感じさせないが、ここがラストランとなる。有終の美を飾っても不思議はない。
クラレント(栗東・橋口弘次郎厩舎、牡5歳)はGII&GIIIでは安定感がある。阪神に実績がない点だけは気がかりだが、充実著しい今なら違う結果も期待できそうだ。
コパノリチャード(栗東・宮徹厩舎、牡4歳)は春にGI高松宮記念を勝ったが、もともと1400メートルも守備範囲。馬場が悪化しても苦にしないだけに、開催4週目と先週の雨で荒れ気味になっている今の阪神はベストの条件だろう。
他では、GI馬で底力のあるホエールキャプチャ(美浦・田中清隆厩舎、牝6歳)や、サダムパテック(栗東・西園正都厩舎、牡6歳)、阪神コースを得意とするオリービン(栗東・橋口弘次郎厩舎、牡5歳)、ひと叩きされたウリウリ(栗東・藤原英昭厩舎、牝4歳)、快速ハクサンムーン(栗東・西園正都厩舎、牡5歳)、使いつつ調子を上げてきたロサギガンティア(美浦・藤沢和雄厩舎、牡3歳)なども争覇圏内。翌日の有馬記念に劣らない、見応えある激戦が期待できそうだ。
朝日杯FS予想|朝日杯フューチュリティSデータ
クラリティスカイは持続する末脚が持ち味。前走は前々から積極的な競馬でレコードV。友道師は「センスのいい走り。追い切り後もカイバ食いは落ちず思い通りの調整はできた」と出来に太鼓判。枠は外寄りの14番だが「馬込みを経験していないので外めは良かった」と歓迎した。
三浦皇成初G1勝利|全日本2歳優駿結果
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12月17日(水)の川崎競馬11R、第65回 全日本2歳優駿(交流GI、サラ2歳、選定馬、定量、ダート1600メートル、14頭立て、1着賞金=3500万円)は、三浦皇成騎手騎乗の3番人気ディアドムス(美浦・高橋裕厩舎、牡)が好位追走から3コーナーで外を回って進出し、直線で粘るワンダフルラスター、タップザットを競り落として優勝。タイムは1分45秒3(稍重)。
半馬身差の2着にはタップザット(1番人気)、さらに3馬身差の3着にタイセイラビッシュ(4番人気)が入った。
スタートで積極的にハナを主張する馬はいない。枠なりに内からライアン・ムーア騎手騎乗のワンダフルラスター、岩田康誠騎手のタイセイラビッシュ、福永祐一騎手騎乗で1番人気のタップザットの順で先行集団を形成。これにホッカイドウ競馬のタケルオウジ、浦和のラッキープリンス、直後にディアドムスがつける。レースが動いたのは3コーナー。前走の北海道2歳優駿と同じように外からムチを振るって三浦皇成騎手のディアドムスが一気に進出。先頭に立ったワンダフルラスターに外から襲いかかる。ワンダフルラスターの抵抗を許さず、これを競り落とすと、2頭の中を割って今度はタップザットが猛追。それでも最後まで抜かせずに2歳ダート王の座を射止めた。
全日本2歳優駿の勝ち馬ディアドムスは、父ジャングルポケット、母マイネランデブー、母の父アグネスデジタルという血統の鹿毛馬。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、ディアレストの所有馬。通算成績は6戦3勝(うち地方2戦2勝)。重賞は交流GIII・北海道2歳優駿(2014年)に次いで2勝目。高橋裕調教師、三浦皇成騎手ともに全日本2歳優駿は初優勝。
初めてGIレースを制した三浦皇成騎手は「率直にうれしいです。応援してくれたみなさんを待たせてしまって、恩返しができてよかったです。僕も一番勝ちたかったので良かったです。この馬のリズムで走らせて、前をとらえるだけでした。この馬の持ち味は長くいい脚を使うことなので、抜け出したときは負けないと思いました。みなさんお待たせしました。これからも応援よろしくお願いします」と今後のGIレースでの活躍に意欲をみせていた。
【レース後談話】
◆福永騎手(タップザット2着) 「うまくコーナーを回れず減速していた。キャリアを積めばもっと強くなる」
◆岩田騎手(タイセイラビッシュ3着) 「ハナを切りたかったが、内から来られて2番手になった。それでも直線で前の馬をかわしたのだから力はある」
◆ムーア騎手(ワンダフルラスター4着) 「直線で内めが伸びていなかったから外に出したが…。距離が長かったかな」
◆御神本訓騎手(パーティメーカー5着) 「このメンバー相手に5着にこれたのだから力がある。距離は延びても良さそう」
1着 ディアドムス 三浦皇成
2着 タップザット 福永祐一
3着 タイセイラビッシュ 岩田康誠
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