根岸ステークス予想|調教・追い切り|ネット評価まとめ

 

【平松さとしの重賞サロン】おなじみのライター・平松さとし氏が今週から登場。週末の重賞にエントリーした馬の関係者の素顔に迫ります。第1回は東京GIII根岸S(日曜=31日、東京ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーS優先出走権)のアンズチャンに騎乗する横山典弘騎手です。

 こんにちは、平松さとしです。

 競馬の世界で仕事をやらせていただくようになってから30年弱、フリーになってちょうど20年。調教師や騎手など、多くの関係者に支えられてここまでやってくることができました。当コーナーではそんな彼らに恩返しをする意味も込めて、私の交遊録から世に出ていないエピソードをご紹介できれば、と考えております。

 今回は記念すべき第1回。ということで、華のあるジョッキーを、と思い、“ノリちゃん”こと横山典弘騎手を取り上げさせていただきます。

 すっかり大ベテランとなった彼にはしっかりした技術と実績があります。そして、それらを残せた要因のひとつに数々の経験があることは間違いないでしょう。

 経験という意味では以前の彼は毎年、積極的にフランスに行っていました。私も何度も現地で彼に会い、お世話にもなりました。ある年には現在は同じジョッキーとなった長男の横山和生騎手や現在、競馬学校生の三男ら家族全員と一緒に行ったこともありました。

 かの地で横山騎手は言ったものです。

「実績を積んだ日本と違いフランスでは自分も無名。一から乗り馬を探し、ようやく乗れても大した馬ではない。だけど、それが刺激になってまた日本で頑張ろうという気持ちになれる」

 そんな言葉を耳にしていただけに近年、ぱったりと海外遠征しなくなってしまったことには少々寂しい気持ちを抱いたものです。

 さて、そんな横山騎手。今週の東京GIII根岸Sではアンズチャンに騎乗予定。2走前、同馬で銀嶺Sを勝った直後に「すごい脚だな」とその末脚に感心していました。当時と同じ東京に戻って再びその末脚が爆発するのか!? 注目したいところです。

 
根岸ステークスの調教参考動画
サンスポ予想王-美浦
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