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三浦皇成初G1勝利|全日本2歳優駿結果

 12月17日(水)の川崎競馬11R、第65回 全日本2歳優駿(交流GI、サラ2歳、選定馬、定量、ダート1600メートル、14頭立て、1着賞金=3500万円)は、三浦皇成騎手騎乗の3番人気ディアドムス(美浦・高橋裕厩舎、牡)が好位追走から3コーナーで外を回って進出し、直線で粘るワンダフルラスター、タップザットを競り落として優勝。タイムは1分45秒3(稍重)。

 半馬身差の2着にはタップザット(1番人気)、さらに3馬身差の3着にタイセイラビッシュ(4番人気)が入った。

 スタートで積極的にハナを主張する馬はいない。枠なりに内からライアン・ムーア騎手騎乗のワンダフルラスター、岩田康誠騎手のタイセイラビッシュ、福永祐一騎手騎乗で1番人気のタップザットの順で先行集団を形成。これにホッカイドウ競馬のタケルオウジ、浦和のラッキープリンス、直後にディアドムスがつける。レースが動いたのは3コーナー。前走の北海道2歳優駿と同じように外からムチを振るって三浦皇成騎手のディアドムスが一気に進出。先頭に立ったワンダフルラスターに外から襲いかかる。ワンダフルラスターの抵抗を許さず、これを競り落とすと、2頭の中を割って今度はタップザットが猛追。それでも最後まで抜かせずに2歳ダート王の座を射止めた。

 全日本2歳優駿の勝ち馬ディアドムスは、父ジャングルポケット、母マイネランデブー、母の父アグネスデジタルという血統の鹿毛馬。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、ディアレストの所有馬。通算成績は6戦3勝(うち地方2戦2勝)。重賞は交流GIII・北海道2歳優駿(2014年)に次いで2勝目。高橋裕調教師、三浦皇成騎手ともに全日本2歳優駿は初優勝。

 初めてGIレースを制した三浦皇成騎手は「率直にうれしいです。応援してくれたみなさんを待たせてしまって、恩返しができてよかったです。僕も一番勝ちたかったので良かったです。この馬のリズムで走らせて、前をとらえるだけでした。この馬の持ち味は長くいい脚を使うことなので、抜け出したときは負けないと思いました。みなさんお待たせしました。これからも応援よろしくお願いします」と今後のGIレースでの活躍に意欲をみせていた。

 【レース後談話】

 ◆福永騎手(タップザット2着) 「うまくコーナーを回れず減速していた。キャリアを積めばもっと強くなる」

 ◆岩田騎手(タイセイラビッシュ3着) 「ハナを切りたかったが、内から来られて2番手になった。それでも直線で前の馬をかわしたのだから力はある」

 ◆ムーア騎手(ワンダフルラスター4着) 「直線で内めが伸びていなかったから外に出したが…。距離が長かったかな」

 ◆御神本訓騎手(パーティメーカー5着) 「このメンバー相手に5着にこれたのだから力がある。距離は延びても良さそう」

 
三浦皇成初G1勝利|全日本2歳優駿結果
 

 

1着 ディアドムス 三浦皇成

2着 タップザット 福永祐一

3着 タイセイラビッシュ 岩田康誠

 

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