天皇賞(春)予想【2015年】|調教・追い切り|ネット評価まとめ
【東西現場記者走る】ゴールドシップ最内枠がプラス
1週間の密着取材で天皇賞・春の勝ち馬を探る。担当の大阪サンスポ・渡部陽之助記者(36)は枠順発表の30日、〔1〕枠(1)番を引いたゴールドシップに注目した。長丁場ではロスなく運べる最内枠はプラス。好枠を生かしてGI6勝目をゲットするか。
午後2時に発表された枠順を見て、胸が高鳴った。本命候補の1頭であるゴールドシップは〔1〕枠(1)番。栗東トレセンの投票所で取材した北村助手は「菊花賞を勝った(1)番で、いい枠だと思う。レースまでじっくりと作戦を考えたい」と笑顔。仮に出遅れてもロスなく運べる最内枠とあって、吉兆と感じた。
この日は午前5時に須貝厩舎に行き、シップの引き運動をじっくり見た。時々見せるうるさいしぐさは、好調のサインだ。
「気合が乗っているのはいい傾向だね。ここ2年、力を出し切れていないが、例年よりそれほど高速ではない馬場なら、対応できるでしょう」と須貝調教師は三度目の正直を強調した。
過去2年は(5)(7)着。古馬になってからよりステイヤーとしての性質が強くなり、この時期特有の高速馬場に泣いている。しかし、今年はひと味違うようだ。幸騎手は「例年に比べ、硬すぎない。いつもはパンパンですが、今年は適度に軟らかい」と証言。国分優騎手も「時計は出ているみたいだけど、思ったより硬くない」と話していた。先週のマイラーズCの勝ち時計は1分32秒6で、昨年は1分31秒4だった。ペースの違いもあるが、カチカチの高速馬場でないことは、シップにはプラスに出るはずだ。
1週前の取材で横山典騎手が「ワンペースな馬だから気分よく走らせるのが一番」とコメントしていた。初騎乗だった昨年の宝塚記念で先行させて勝利に導いているが、(1)番枠なら同様に前につけられる。勝機はグンとふくらむはずだ。
「ここ2年は、あの馬の競馬をしていない感じがする。そこらへんはノリちゃんが、うまく乗ってくれると思う」と、今浪厩務員も名手の手綱さばきに期待している。
今年は違ったゴールドシップが見られそう。京都はダメという固定観念を捨てた方がよさそうだ。 (渡部陽之助)
栗東
天皇賞(春)-おもな馬の調教タイム
ゴールドシップ
5/1-栗東坂良
63.1-46.4ー30.3ー14.9
ラストインパクト
4/29-栗東CW良
84.5-68.1-52.6-38.1ー11.7
ホッコーブレーヴ
4/29-南P良
66.1-51.0ー37.6ー12.1
キズナ
4/29-栗東坂良
53.5-39.1-25.6-13.0
フェイムゲーム
4/29ー南W良良
71.4-55.3ー40.6ー12.8
サウンズオブアース
4/29-栗東CW良
85.3-67.4-53.0-38.2-11.7
ウインバリアシオン
4/29-栗東坂
54.1-39.4-25.8ー13.1
アドマイヤデウス
4/29-栗東坂良
54.9ー39.8ー25.7ー12.4
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