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【中京記念】祐一仰天!カオスモス一番時計49秒0
サマーマイルシリーズ(全3戦)の第1戦、中京記念の追い切りが23日、栗東トレセンで行われた。カオスモスは、坂路の併せ馬で半馬身遅れたものの、馬なりで4ハロン49秒0と自己最速&今週の坂路の一番時計をマーク。サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』を獲得し、好調ぶりをアピールした。左回りだと内にモタれるという課題をクリアし、波乱を起こす穴馬になる。
梅雨に逆戻りしたような雨模様の栗東トレセンに朝一番、どよめき広がった。坂路を駆け上がったカオスモスが馬なりで4ハロン49秒0と破格の時計をマーク。手綱を取った福永騎手も舌を巻いた。
「なんちゅう時計を出すねん。おれの(栗東坂路調教の)レコードやわ。しかも追っていないからね。毎回、動く馬やけど、調子が悪いと出ない時計。力は出せる態勢だと思う」
調教駆けするネロ(1600万下)を約2馬身追走。軽快に飛ばす僚馬をマークしながら、ぐんぐん加速していく。直線に向いて並びかけたものの、追いかけたぶん、半馬身遅れてフィニッシュ。それでも、4ハロン49秒0-12秒6は自己最速で、この日の栗東坂路の一番時計だ。サンケイスポーツ調教評価で文句なしの『S』評価を獲得した。
状態面は万全で、マイル重賞では一昨年のGIIIアーリントンC、昨年のGIIIダービー卿CTでともに2着と実績がある。勝利の鍵を握るのは、前走のオープン特別・パラダイスS(2着)で露呈した課題の克服だ。清永助手は「左回りだとどうしても内にモタれてしまう。前回は今まで以上にそれが出てしまった」と説明する。
追い切りで癖を確かめた福永騎手は「モタれるところはなかった。レースで追ったり、引っ張ったりすると出るのかもしれない」と語り、「今の中京は馬場が悪いから、内ラチ沿いに行くのはどうかだが、他の馬が外を回って(内に)いなくなるのはいいかもしれない。馬力がある馬だからね」と策をめぐらせた。
1番人気が15連敗中で、ここ2年は馬連でも万馬券と波乱必至の尾張マイル決戦。今年はカオスモスが好配当を呼び込むかもしれない。(川端亮平)