チャンピオンズカップ予想【2022年】能力値
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カフェファラオ 評価Aヤフー(引用元)
函館記念は体重増でもアバラが浮き出て、かなり締めた姿。腹回りが上がり、トモもシャープに映ったように、芝対応を考えての仕上げだったのだろう。 今回はこの馬本来の重厚感。ドシッとした厚みのある腹袋に戻り、トモも大きく見せている。肌も艶々で、表情も生き生きとしている。(馬サブロー美浦・佐野裕樹)
〈1週前追い切り診断〉
ルメールを背に、美浦Wで6F82秒7-37秒1-11秒5(馬なり)。引っ張り切れない手応えであっさりと前をとらえると、直線は追われる相手を寄せ付けない圧巻の伸び脚。ラスト1F11秒5を馬なりでマークしたように、切れに切れた。馬体も迫力があって、仕上げに抜かりはない。
メイショウハリオ 評価A
前走のみやこSを重賞初挑戦でV。勢いに乗ってG1へ駒を進めてきた。500キロを超える雄大な馬格を誇り、筋肉量が多く丸みを帯びたトモは迫力満点だ。4歳の秋を迎えて馬体は完成しており、適距離はダート1600~2000メートルで、ベストは1800メートルと思える。
中2週、中3週と間隔は詰まっているが、馬体から疲れは感じられない。冬場のこの時季としてはピカピカに輝いている毛ヅヤは申し分なく、腹や臀部の銭形斑点も好調の証しだ。前腕と下腿(かたい)にもくっきりと血管が浮き上がっており、皮膚の薄さも特筆できる。 中京ダートは1戦して4着だが、当時は1400メートルと距離不足だった印象。東京ダート1600メートルで勝っており、左回りは苦にしないはずだ。
(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉
栗東坂路で4F56秒6-41秒2-13秒7(馬なり)。馬任せの内容だったが、動きはキビキビと活気十分。好調をキープしている。
ヤフー(引用元)クリソベリル A
今年初戦のサウジアラビア遠征で初めて土がついたものの、国内では敵なしの交流G1を含む8連勝。昨年の当レース覇者でもある。前走のJBCクラシック(1着)では、4カ月半ぶりとはいえ太め感なく仕上がっていた。そのため馬体に大きな変化はないが、張りが出てきたのは何よりで、ひと叩きされた上積みは十分にある。
500キロを優に超える雄大な馬格で、発達した肩や胸前の筋肉の輪郭がはっきりと見える迫力満点の体つき。4歳の秋を迎えて、馬体は完成の域に近づいている。若干光量が不足気味のため毛ヅヤは分かりづらいが、臀部(でんぶ)の光沢を見れば輝きが見て取れるだろう。状態は申し分なく、文句なしのA評価が妥当だろう。
(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉
川田を背に栗東坂路で4F52秒6-38秒5-12秒4(一杯)。ダンビュライト(6歳オープン)との併せ馬で併入。全身を大きく使ったフォームで躍動した。状態はさらに上向いている。
ヤフー(引用元)クリソベリル 100点
魔よけのパワーストーンで知られる金緑石(クリソベリル)は堅固な花こう岩から産出されます。馬のクリソベリルも「西遊記」に登場する石猿の孫悟空みたいに岩石から生まれてきたのか。顔から尾の付け根まで全てが岩のようにごつい。旺盛な食欲をうかがわせる顎っぱり、分厚い腹袋、太い首差し、盛り上がった肩、重量感のあるトモ、トモのパワーを伝える飛節(人間のカカトにあたる)も強固です。下半身に目を向ければ太い管囲、しっかり浮き出た腱、力感ある尾の付け根…。個々の部位が突出している馬なら星の数ほどいますが、クリソベリルは全てが並外れています。
昨年の優勝時から一段とスケールアップしたのが臀部(でんぶ)。殿筋が肥大したことで力こぶのような形状になっている。さらに推進力がアップしました。孫悟空を乗せて空を自在に駆ける筋斗雲(きんとうん)のように。タテガミも孫悟空の戦闘髪のように盛り上がってきた。目だけはいかつい馬体と不釣り合いなほど穏やかで従順。おとなしい三蔵法師、いや、音無調教師に諭されたのか。この目つきなら如意棒を振り回して暴れたりせず、コントロールの利いた走りができるでしょう。岩山から生まれたダート界の孫悟空です。
カフェファラオ A評価首は短く厚みがあり、胸、肩回りの筋肉も申し分ない量。トモも一戦ごとにボリュームが出て、重厚感のある立ち姿。ハードな攻めを消化しても、へこたれないように、さらにパワーアップされた印象だ。顔つきもかなり大人になり、心身ともども充実一途。
(馬サブロー美浦・佐野裕樹)
〈1週前追い切り診断〉
美浦Wで6F81秒4-38秒5-12秒3(強め)。長めから意欲的な追い切りを消化。3馬身の追走から内に潜ったが、ゴーサインにしっかりと反応して、最後は粘り強く伸びて1馬身の先着。冬場とは思えないほど汗をびっしょりかいて代謝もアップ。態勢は万全だ。
カフェファラオ 100点評価
ダートの上にそびえるピラミッドの頂点に立つのは古代エジプト王か。それとも、岩石から生まれた孫悟空か。鈴木康弘元調教師(76)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第21回チャンピオンズC(6日、中京)では古馬G1初挑戦のカフェファラオ、連覇が懸かるクリソベリルに満点を付けた。達眼が捉えたのはファラオの3歳馬離れしたキ甲とクリソベリルの岩石のような筋肉だ。
エジプト・ナイル川西岸の砂漠にそびえる「ギザの大ピラミッド」は古代エジプト文明の象徴といわれ、世界遺産にも登録されています。今から約4500年前、「ファラオ」と呼ばれた王が20年以上かけて建造した146メートルの四角錐(すい)は古代文明の英知の結晶。14世紀に英国のリンカン大聖堂が築かれるまで世界一高い建造物だったとか。 巨大なピラミッドがいかにして造られたのか、王陵なのか、それとも電磁気のエネルギー装置など別の役割があったのか…など多くの謎に包まれており、世界七不思議の一つに数えられています。四角錐を想起させるカフェファラオのキ甲のように…。
首と背中の間に突起しているキ甲は成長のバロメーター。馬の体高(身長)を蹄の着地点からキ甲までの長さで示すのもそのためです。キ甲に合わせて肩や首差しも発達してくる。キ甲の抜けた時が体の完成期。通常は古馬になって抜け切るものですが、ファラオはなぜか3歳にして…。ダート界の七不思議とまでは言いませんが、歴戦の古馬よりも高くそびえています。古馬相手のG1でも臆する必要はない。なにしろ3歳馬離れした完成度なのですから。 名は体を表すといいます。古代エジプトの王(ファラオ)が砂漠の上に築いたピラミッドのようにバランスの取れた前後肢。トモの大きな筋肉はキ甲と共にたくましく発達した肩や首にも見劣りしません。絶妙な角度の飛節がトモのパワーを余さず推進力に換えています。背、腹下とも短いマイラー体形。2000メートル以上の距離はともかく、1800メートルなら問題ありません。
大地を四肢でしっかりつかんだ立ち姿。正方形の土台をしっかり築いたピラミッドのような安定感があります。顔つきもりりしい。ギザの大ピラミッドの前に鎮座するスフィンクスの石像のように、目と耳を正面の一点に集中しています。砂漠ならぬ砂の上に築かれたグレードレースのピラミッド。馬のファラオもその頂点を目指せます。