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リアルスティール、さらに成長する西の秘密兵器

 今週末22日には中山競馬場で4・19皐月賞の最終トライアル、GIIスプリングS(芝内1800メートル=3着まで優先出走権)が行われる。東のエース・最優秀2歳牡馬ダノンプラチナの現況についてはすでにお届けしたが、今年は花形役者が目白押し。西からは新馬→GIII共同通信杯を連勝した超大物リアルスティールが東上してくる。その強烈なV内容からレース直後“1強”の声も上がったディープインパクト産駒のその後をお届けする。

 関東馬の大攻勢が続く今年のクラシックロードだが、関西馬のエースは底どころか、まだ真の実力を見せていない。

 その超大物の名はスプリングSに出走するリアルスティール。クラシックの登竜門・共同通信杯をキャリア1戦で制した初めての馬。当時強気の挑戦を決断した矢作調教師でさえも「期待と同時に不安もあった」と後述していた高いハードルを、いとも簡単にクリアしてしまった。それも「初戦より芯が入った程度。完成度はまだ六~七分」という状況でだ。

 その言葉に偽りがなかったことは急激な上昇カーブを描いている中間の追い切りの動きが証明している。特に圧巻だったのが栗東ウッドで行われた1週前追い切り。併走パートナーに指名されたのは交流GIのJBCスプリントなど重賞3勝のタイセイレジェンド。だが、リアルスティールはダート短距離界の古豪をまるで寄せつけない走りを見せた。6ハロン81・6秒、軽く仕掛けた程度でラスト1ハロン11・4秒(3馬身先着)。まさにモノが違った。

「一緒に追い出したら勝負にならないから、先にこちら(タイセイレジェンド)がアクセルを踏む形の追い切り。なのにゴーサインが出たらアッサリと突き放されてしまったからね。とにかく反応の速さがケタ違い。普段は寡黙な福永騎手もこの馬の追い切り後は冗舌になってしまうみたい。よほど手応えを感じているんじゃないかな」と渋田助手。

 どよめきが起きた調教スタンドと同様にタイセイレジェンドの背中から見たリアルスティールの姿もまた格別だったようだ。

「普段はどっしりとしているが、最近は闘争心を見せる瞬間が出てきた。ディープブリランテ(12年ダービー優勝)の時のようにこれからは精神面のほうをケアしていきたい。今回は皐月賞のための予行演習のようなもの。輸送は問題ないけど、コーナー4つの競馬は初めてだから。まずはこれを経験させたい」(渋田助手)のコメントから“是が非でも”の勝負気配は感じない。

 だが、それでもアッサリと通過してしまいそうな雰囲気が周囲には漂っている。2歳王者ダノンプラチナを抑えての重賞連勝なら本番の1番人気もほぼ確定。今年のクラシックを“東高西低”と評価するのは今回のレースが終わってからでも遅くはない。

 
スプリングS-2015年追い切り

 

スプリングS

③ ベルーフ

3/20-栗東坂重

59.7-44.4-29.6-14.3

⑤ ブラックバゴ

3/18-美浦南坂良

54.5-39.1-25.2-12.7

⑥ リアルスティール

3/18-栗東坂良

53.1-38.9-25.3-12.5

⑦ ミュゼスルタン

3/18-美浦南W良

68.2-53.7-39.3-13.1

⑧ ダノンプラチナ

3/18-美浦南W良

86.1-70.0-54.2-40.1-12.6

 

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