きさらぎ賞|予想|兄に続くことができるかアッシュコールド

 今週はクラシックに向けて重要なレース、きさらぎ賞(8日、GIII、芝1800メートル)が京都競馬場で行われる。登録頭数は9頭と少ないが、素質馬がそろった。中でも注目は今年初戦となるアッシュゴールドだ。全兄オルフェーヴルは2011年のこのレースの3着馬で、その後、クラシック3冠を含めてGIで6勝を挙げる大活躍を見せた。弟も飛躍のきっかけとする。

 名馬オルフェーヴルの全弟アッシュゴールドが、いよいよ始動する。

 「まだ幼くて課題はあるが、テンションが上がってもコントロールが利くように教えている。オルフェーヴルもそうでしたけど、経験を積みながら完成していけばいい」

 粉雪が舞い散る2日朝の栗東トレセン。偉大な兄も担当した森澤助手が静かに口を開いた。

 デビュー前から血統の良さで大きな注目を集めた。「まだ体がフニャフニャしていた」と振り返る昨年7月の中京新馬戦はソエ(管骨骨膜炎)などの影響もあって6着。しかし、リフレッシュ放牧を挟んだ同10月の京都未勝利戦は、後方からメンバー最速の上がり3ハロン34秒7をマークして快勝した。続くデイリー杯2歳Sも中団から上がり最速33秒6の脚で2着。能力の高さを証明した。

 前走の2歳王者決定戦・朝日杯フューチュリティSは8着に敗れたが、レース前にイレ込んで制御できなくなったのが敗因。そこで「追い切り日以外は、小さな丸馬場でフラットワークを重点にやってきた。効果は少し感じられる」と対策を講じてきた。フラットワークは、馬術でいうところの準備運動。鞍上との意思疎通を向上させる効果もあり、オルフェも一時期、取り入れていた。

 1週前追い切りは栗東坂路の併せ馬でダノンカモン(OP)に3馬身遅れたが、「メンコを初めて着けて反応が悪かった。外した(今月)1日は感じがよかったです」と気にしていない。

 兄は同じく1勝馬の身で2011年のきさらぎ賞に出走して3着。その後、スプリングSで重賞初Vを飾ると、3冠を見事に制覇し、歴史に残る名馬への道を歩んだ。弟アッシュゴールドも、ここをステップに輝きを増す。 (森本昭夫)

 
アッシュゴールド
父-ステイゴールド
【きさらぎ賞|予想|兄に続くことができるかアッシュコールド】の続きを読む