桜花賞予想【2015年】|最新情報|ネットまとめ
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「競馬」桜花賞「3強」に割って入る馬はいるか、
◆ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」
今年もクラシック(※)が開幕します。クラシックというのは、競走馬にとって一生に一度の舞台。ゆえに、厩舎関係者や騎手にとっても憧れの舞台であり、誰もが同舞台での勝利を目標にしています。
※桜花賞、オークス(以上、牝馬限定)、皐月賞、ダービー、菊花賞と、3歳馬が世代の頂点を決するGI5競走のこと。
美人予想家が大胆予想「桜花賞の勝ち馬はこれだ!」
そのクラシック第1弾は、3歳牝馬による桜花賞(4月12日/阪神・芝1600m)です。今年の3歳牝馬戦線では、これまで3戦3勝という無敗の重賞勝ち馬が4頭も登場。そのうち3頭が桜花賞に出走予定で、非常に見応えのあるレースになりそうですね。
レースの中心となるのは、やはりその3頭の無敗馬たちでしょう。なかでも、注目されるのは、3勝すべてを牡馬相手に勝ってきたルージュバック(牝3歳)。新馬戦(2014年9月28日/新潟・芝1800m)で圧巻のレースを披露し、その時点で一躍「クラシック候補」と言われるようになりました。
2戦目の百日草特別(2014年11月9日/東京・芝2000m)でも、道中は後方2番手をゆっくり追走。最後の直線に入って仕掛けると、瞬時に反応し、強烈な瞬発力を繰り出してあっという間に突き抜けていきました。そのインパクトあるレースぶりから、ともすると「相手が弱かったのか……」という印象も受けそうですが、2、3着に退けたベルーフ(牡3歳)とミュゼエイリアン(牡3差)がのちに重賞を制覇。勝ち時計(2分00秒8)も2歳のレコードと、ルージュバックのポテンシャルの高さを改めて証明しました。
普通、これほどの瞬発力を持つ馬は、その速い脚が一瞬しか使えず、使いどころが難しいものです。しかし、ルージュバックは抜け出してからも脚色が衰えることなく、追えばどこまでも伸びて行きそうな雰囲気でした。実際にそれを裏づけるレースを見せたのが、前走のきさらぎ賞(2月8日/京都・芝1800m)です。
後方待機の過去2戦とは違って、好位3番手の内を追走。そのまま最後の直線を迎えると、仕掛けられた瞬間、またも抜群の決め手を見せて突き抜けていったのです。どの位置からでも、あのとてつもない速い脚を繰り出せ、なおかつ長く使えるのは、まさに強烈な武器ですね。
また、きさらぎ賞では、関西までの長距離輸送、初の右回り、そして好位で折り合う競馬と、あらゆる課題をクリア。本番の桜花賞に向けて、多くの経験を積んで、いい準備ができたと思います。今回は初の阪神コースで、初めてのマイル(1600m)戦となりますが、長距離輸送は前回で克服していますし、どの位置からでも競馬できることを考えれば、マイル戦にも問題なく対応できるでしょう。外回りコースですから、驚異的な末脚を長く使えるルージュバックなら、かえって好都合だと思います。同じく3戦3勝のクイーンズリング(牝3歳)も、ルージュバックと同様、どの位置からでも長く速い脚を使えるタイプです。デビュー戦(2014年12月21日/中山・芝1800m)では、先行しての押し切り勝ち。2戦目の菜の花賞(1月17日/中山・芝1600m)では、不利な大外枠の発走ながら、中団からまくっていって2馬身差の圧勝劇を演じました。そして、3戦目となる前走のフィリーズレビュー(3月15日/阪神・芝1400m)では、後方からの差し切り勝ちを披露。どんな競馬にも対応し、しかも3戦とも違う距離でセンスあふれる走りを見せてきました。常に鞍上の意のままに走れる、賢い馬です。
とりわけ、前走のフィリーズレビューは、その突出した能力を実証した一戦だったと思います。
クリーンズリングはそれまで、1戦目が1800m、2戦目が1600mという距離のレースを使ってきました。もちろんこれは、クラシック戦線を意識してのことだと思います。それが、前走では桜花賞よりも距離が短い1400m戦に参戦。これまでとは一転して、速い流れになりやすく、しかも内回りという条件に対応できるのか、不安視されていました。さらに、マイル戦以上のレースで競馬を教えてきたにもかかわらず、速い流れのレースを使うことで、それまでの苦労が水の泡になる危険さえありました。が、クイーンズリングは後方で折り合いに専念。速い流れに惑わされることなく、決め手勝負の競馬に徹しました。
それは、まさしく本番の「マイル戦」を意識したもの。次なる目標が桜花賞になるのですから、当然のことかもしれませんが、この時点で500万条件を勝ったばかりのクイーンズリングは、3着以内に入らなければ、桜花賞には出走できない状況でした。それでも、本番を想定して、これだけ思い切ったレースができるというのは、3着以内は外さない、という自信の表れでしょう。そして、実際に勝ち切ってしまったのですから、能力の違いというものをまざまざと見せつけた、と言えますね。
気になるのは、そのフィリーズレビューで大幅に馬体重を減らしていたこと(20kg減)。それだけ減って、快勝したのですから、桜花賞でその反動が出ないかどうか、心配です。しかし見方を変えれば、フィリーズレビューでの馬体が本来の姿で、その前の2走はまだまだ太かったのかもしれません。そもそも新馬戦からびっしり仕上げることはないでしょうし、2戦目の際も、長距離輸送があるため、余裕を持たせた仕上げだった可能性があります。そう考えると、意外と問題ないかもしれませんね。
鞍上は、JRAの通年免許を取得したミルコ・デムーロ騎手が務めます。一方、前述のルージュバックは、昨年のリーディングジョッキーである戸崎圭太騎手が手綱をとります。ふたりの名手がどんな対決を見せてくれるのか、楽しみです。もう一頭の無敗馬キャットコイン(牝3歳)を含め、今年の桜花賞はそれら無敗馬の直接対決に注目が集まりますが、「ヒモ穴馬」には、コンテッサトゥーレ(牝3歳)を取り上げたいと思います。
デビューから1400m戦を2連勝しながら、マイル戦となる前走のチューリップ賞(3月7日/阪神・芝1600m)で6着と大敗。そのため、「マイルはちょっと長いのかな?」という評価を受けて、意外に人気を落としているみたいですね。
しかし、デビュー戦(1着。2014年11月24日/京都・芝1400m)の内容、2戦目の紅梅S(1月18日/京都・芝1400m)の勝ち方からすれば、マイル戦でも十分に通用すると思います。なにしろ、紅梅Sではスタートで致命的とも言える後手を踏みながら、外回りの長い直線を豪快に追い込んできました。また、道中では馬込みを追走。キャリア2戦目でそれだけの競馬ができるというのは、ポテンシャルが高い証拠です。
鞍上は、デビュー戦で手綱をとったルメール騎手。聞くところによると、かなり早い段階で今回の鞍上も決まっていたようです。おそらく、デビュー戦でその素質の高さを知って、早々に決めたのでしょう。
枠順は最内の1番枠。出遅れると厳しいですが、逆にロスなく競馬できるところですから、勝負にこだわって博打を打つにはいい枠です。無敗馬に割って入る可能性はあると思います。大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro