フィリーズレビュー、ダート2連勝からの芝天候のタガノカドレア、リスクより勝算大
【フィリーズレビュー(日曜=12日、阪神芝内1400メートル=3着までに4・9桜花賞優先出走権)得ダネ情報】「近年屈指のハイレベル世代」と評される3歳牝馬勢。2歳女王ソウルスターリングが先週の桜花賞トライアル・GIIIチューリップ賞を圧巻の内容で制したことで“1強”ムードが高まりつつあるが、「新星」が続々誕生してこそ、ハイレベル世代と呼ぶにふさわしい。このGII戦にも、まだ底を見せていない馬が確かにいる。タガノカトレアだ。
新馬→500万下を、ともに最速上がりで連勝。実に魅力的な戦績だ。ただし、その2戦がダートとなると、評価が一気に微妙なものとなるのも仕方のないことだが…。初芝が初重賞挑戦ともなる、このタガノカトレア陣営からは前向きな声しか聞こえてこない。
「ダートで結果を残してくれたけど、ドタドタした重い走りではないし、いいスピードがあるからね。決してダートだけの馬ではないと思うよ」
芝適性に不安なしを強調するのは厩舎の番頭格・内山助手だ。実際、タガノカトレアの母タガノチャーリーズはGIIIフェアリーS=3着→紅梅S=2着など、早い時期に芝路線で活躍していた血統的な裏付けも。もちろん、リスクを伴う芝路線への参戦は、目下の充実ぶりに自信があるからこそでもある。
「ちょうどいい間隔でレースへ向かえることもあるが、小柄な馬の割に、馬体減りの心配がいらないくらいに気配がいい。いろいろ難しい面があるエンパイアメーカー産駒だから、ゲート練習も入念に行っているけど、今のところは悪さをする感じもまったくない。心身ともにホント充実しているよ」
芝適性OK、状態充実…意味するところは、陣営にとっては、決して勝算のない挑戦ではないということだ。
「少なくとも芝適性の問題で走れないことはないと思う。重賞メンバーに入っての力関係がどうかというところだけ。キャリアが浅いのはそれだけ未知の魅力もあるってことだし、厩舎としては楽しみを持って挑戦するレースなんだ」
異路線から遅れて登場した新星タガノカトレアが、トライアルで結果を出せば…。本番でも台風の目になる。
【万哲の乱ー特別編】
カオス状態の3歳牡馬路線とは対照的に、牝馬の方は完全に勢力図が固まったのか?完全に無風。桜花賞の重要なステップレースは1番人気馬が当然のように勝ち上がっている。先月のクイーンCはアドマイヤミヤビ。先週チューリップ賞はソウルスターリングで、土曜のアネモネSはライジングリーズン。ならば、本日の阪神11R・フィリーズレビューは人気のレーヌミノル?(あるいはカラクレナイ)。そろそろ、穴党の救済レースがあっても…。
(13)ゴールドケープは極悪馬場だった昨年11月の白菊賞(1着)の印象が強すぎて「良馬場では足りない」と思われているのなら、オッズ的に妙味がある。前走の阪神ジュベナイルフィリーズ(6着)は最終4コーナー2番手の正攻法で堂々と運び、パタッとは止まっていない。強すぎた勝ち馬ソウルスターリングに早めに抜かれた後も戦意喪失しなかったのは評価すべき。2歳戦だけで計7戦。ローテーションも厳しかった。
立て直しての始動戦。前で粘り込む脚質だけに、外回りから直線の短い内回りに替わるのは間違いなくプラス。血統的に母ジュエルオブナイルは小倉2歳S1着、アイビスサマーダッシュ5着などスプリント色が濃かった。本番のマイルよりは、むしろ1400メートルの今回の方が合う。桜花賞切符を懸けた勝負仕上げとあれば、狙って損はない。
≪もうひと押し≫中山2Rの(6)トラネコ。前走(2着)は3着以下に大差をつけながら、勝ち馬ロジバレーに差し返される悔しい負け方。相手が悪かったとしか言いようがない。堀井師は「中間の動きも良く、今回こそ」と力が入っている。
【寺下の変 特別編】
土曜の金鯱賞はロードヴァンドールの“逃げ推し”で勝負したが、惜しくもゴール前で差されて2着。直線で懸命に粘る走りには感動した…。日曜重賞の阪神11R・フィリーズレビューも、ロードヴァンドールと同じダイワメジャー産駒ベルカプリの逃げ切りを狙う。
同じ阪神芝1400メートルで行われた土曜4Rの3歳未勝利はウインペイサージュが逃げ切りV。前半3F34秒7の速いペースで引っ張りながら、押し切った。阪神芝レースは先週より“前残り”が目立つ。◎ベルカプリにとっては絶好の馬場状態だ。これまで逃げたレースは3戦2勝。重馬場に苦しんだ白菊賞(7着)以外は負けていない。阪神も2歳未勝利戦でアドマイヤミヤビ(クイーンC覇者)の2着に好走した舞台。直線の急坂も苦にしない。
勝負馬券は単勝と馬連流しで相手は○レーヌミノル、▲カラクレナイ、☆ゴールドケープ、以下△アズールムーン、クインズサリナ、ジューヌエコールへ。
<午前の逃げ推し>阪神3Rはベルカプリと同じ池添ジョッキー騎乗の◎リガス。短距離戦で先行した近2走が小差の2→5着。ダート戦も前有利な阪神なら押し切れる。単勝で勝負。
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