中山記念予想|調教・追い切り|2015年まとめ
ヤフーニュースより
的中ダイヤモンド
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中山記念の追い切りが25日、東西のトレセンで行われた。美浦ではジャパンC9着以来となる昨年の最優秀3歳牡馬イスラボニータが、Wコースで貫禄の先着。パワーアップした姿を見せた。ロゴタイプ、ヌーヴォレコルトのGIホースも好仕上がり。栗東ではステファノスが好調教を披露した。
力強い走りからはGI馬の風格が漂う。4歳初戦を迎える皐月賞馬イスラボニータが鋭い動きを見せた。
坂路を軽く駆け上がってからWコースへ。しなやかなフットワークでシャイニープリンス(OP)の3馬身ほど後方を進み、鞍上のゴーサインに応えてスパート。残り1ハロンで馬体を内に併せると、ゴール前できっちりとクビ差先着。6ハロン83秒8、3ハロン38秒8-12秒5で、ラストはさすがの切れ味を披露した。
「先週はいくらか息遣いが悪く、動きがモコモコしている感じだったけど、だいぶ良くなっていた」と、追い切りに騎乗した蛯名騎手は納得の表情を浮かべる。
昨年はジャパンC9着で3歳シーズンを終え、放牧でリフレッシュ。1月の半ばに帰厩し、ここを目標にしっかりと態勢を整えてきた。
「リフレッシュしていい感じ。体はひと回り大きくなった気がする」と、同馬の全10戦中9戦で手綱を取る主戦がパートナーの成長に太鼓判を押せば、担当する佐藤助手も「たくましくなったし、全体的に馬体に幅が出た感じがする」と口をそろえる。
今回はGIIながら、1歳先輩の皐月賞馬ロゴタイプや、同世代のオークス馬ヌーヴォレコルトなど好メンバーが集う。パワーアップした姿を見せるにはうってつけの舞台だ。
3カ月以上間隔があいたときの成績は重賞で2戦2勝。久々を苦にしないタイプで、3カ月ぶりでも懸念する必要はない。「イライラした感じはないし、順調なのが何より。休み明けや中山に関しては何の心配もしていません」。佐藤助手の表情からも不安の色は全く感じられない。
この後は産経大阪杯(4月5日、阪神、GII、芝2000メートル)から安田記念(6月7日、東京、GI、芝1600メートル)に向かう予定。昨年の最優秀3歳牡馬が貫禄を示し、2015年のスタートを勝利で飾る。 (藤沢三毅)
■皐月賞馬対決
2011年の中山記念では2頭の皐月賞馬が激突。前年の皐月賞馬ヴィクトワールピサが、2歳上の皐月賞馬キャプテントゥーレに2馬身半差をつけて勝利した。他に皐月賞馬がワンツーを決めた例は、1985年の有馬記念で1着シンボリルドルフ(84年)、2着ミホシンザン(85年)がある。13年の有馬記念では11年の皐月賞馬オルフェーヴルが、12年の皐月賞馬ゴールドシップ(3着)に1秒5の大差をつけて圧勝した。