競馬重賞回顧
札幌記念回顧|函館記念組がダメと言ったやつはアウト
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ディサイファ、直線抜け出し快勝
サマー2000シリーズ第4戦「第51回札幌記念」が23日、札幌競馬場で行われた。5番人気のディサイファが好位から押し切る横綱相撲で重賞3勝目。関東馬の勝利は同じ小島太厩舎の03年サクラプレジデント以来12年ぶりだった。晩成型のディープインパクト産駒がいよいよ本格化、秋の主役に名乗りを上げた。
雪辱の秋へ、はっきりと視界が開けた。G1馬2頭をはじめ有力馬が軒並み伸びあぐねる直線。先頭のディサイファの勢いだけは衰えなかった。ヒットザターゲットの強襲を頭差抑えてV。札幌記念15回目の挑戦で初制覇の四位は「強かったですね。小牧さんの馬が凄い勢いで来たけど、よくしのいでくれました」と愛馬を称えた。
小島太師からの指示は「積極的に乗ってくれ」。その通りの競馬だった。道中は2番手を追走し、直線入り口で早々と逃げたトウケイヘイローに並びかけた。四位は「少し行きたがったが、何とかなだめて追走できた。ポジションを取りに行っての競馬で勝ったのは評価できる」と正攻法での勝利に満足げだ。この中間は調教をしっかり消化し、元気いっぱい。装鞍所では小島良助手の右肘を蹴り上げるほど気合乗りも抜群だった。小島良助手は右肘を押さえながら「勝ったから許してやる」と笑顔。状態の良さが結果に結びついた。
奥手のディープインパクト産駒がついに本物になった。6歳夏を迎えたが、師が「まだ3歳のクラシックが終わったところという感じ」と笑う晩成型。「以前は全体的に筋肉が緩くて中身も弱かったが、どんどん良くなっている」と目を細める。四位も「厩舎が大事に使ってきたことで年齢より馬が若く、さらに良くなっている感じすらある」と成長を感じ取っている。
秋は昨年同様に毎日王冠(10月11日、東京)から天皇賞・秋(11月1日、東京)を目指す。昨年は天皇賞・秋12着、ジャパンC15着とG1の壁にはね返されたが、今年は違うはず。四位は「強い調教をしてもへこたれなくなってきたし、秋が楽しみ。とにかく無事にいってほしい」と大きな期待を口にした。
◆ディサイファ 父ディープインパクト 母ミズナ(母の父ドバイミレニアム)牡6歳 美浦・小島太厩舎所属 馬主・H・H・シェイク・モハメド氏 生産者・北海道日高町ダーレー・ジャパン・ファーム 戦績29戦8勝 総獲得賞金2億9133万5000円。
▼4着ヤマカツエース(池添)内で我慢できていたし、3歳でこの相手に差はなかった。これからの馬。
▼5着ラキシス(ルメール)コンディションも良く、いいレースだった。少しワンペースなところがある。
▼6着ラストインパクト(川田)4角まではいい内容だった。最後伸びきれなかったのは久々の分かも。
▼7着ハギノハイブリッド(福永)最後は狭いところで、前が空けばという感じ。差のないレースだった。
▼9着トウケイヘイロー(柴田善)気持ちも体も上がっていた。あれで負けたなら仕方がない。
▼10着サクラアルディート(戸崎)初ブリンカーで、道中はいい感じだった。最後は置いていかれた。
▼11着ハナズリベンジ(丸田)久しぶりの芝でどれだけついて行けるかと思ったが、よく走った。
▼14着ステラウインド(蛯名)感じは悪くなく、いい形で動けた。3角から手応えがなくなった。
▼15着スワンボート(水口)馬の具合は悪くない。現状は力不足だが、1000万なら。
札幌記念動画
1着 ディサイファ 四位洋文
2着 ヒットザターゲット 小牧太
3着 ダービーフィズ 岩田康誠(函館記念1着)
4着 ヤマカツエース 池添謙一(函館記念4着)
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アンビシャス強え・・・・|ラジオNIKKEI賞回顧まとめ
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<ラジオNIKKEI賞>◇5日=福島◇G3◇芝1800メートル◇3歳◇出走16頭
1番人気アンビシャス(牡、音無)が直線で力強く抜け出し、重賞初制覇を果たした。ハンデ戦となった06年以降、トップハンデ馬の勝利は初。タイムは1分46秒4。今週が福島初騎乗だったクリストフ・ルメール騎手(36)は土日合計6勝の大暴れで、当地重賞初制覇。2番人気の福永騎乗レアリスタは最下位だった。
トップハンデ56・5キロでは物足りなかったのか。各馬が追い出しに入る4コーナーから直線へ向け、アンビシャスは楽な手応えで進出。直線はルメール騎手に導かれ、一気に加速する。鞍上は「前に行けなかったけど、ペースが速くてよかったです。内枠から経済コースを走ることができたし、すごい瞬発力」とうなずいた。上がり3ハロンはメンバー最速の34秒3をマークし、内で粘るミュゼゴースト、マルターズアポジーの2着争いを尻目に悠々とゴールを駆け抜けた。
好騎乗を見せたルメールも間違いなくこの日の主役だ。初参戦の福島で土、日で6勝を挙げ、言葉も弾む。「ありがとうございます。とてもうれしい」。JRAの騎手になるために学んだ日本語。受け答えにまだ難しさは残しているが、短期免許で来日時に通訳をしていた吉松桃子さんのサポートを受け、今も勉強を欠かさない。「福島コースは初めてでも問題なかったです。面白かった。いっぱい勝てました。シーユーネクストイヤー(また来年会いましょう)」。アドバイスを受けながら一生懸命に答える姿に、ウイナーズサークルはファンの笑顔と温かい拍手で包まれた。
共同通信杯では皐月賞上位2頭に次ぐ3着だったアンビシャス。トライアルのプリンシパルSを勝ったが、距離やレース間隔を考慮してダービーに向かわなかった決断が功を奏した。音無師も「今日が一番よく折り合っていた。内にいるからどうするのかなと思って見ていたけど、完璧に乗ったから余計強かったね」と、人馬をたたえた。今後はノーザンファーム天栄へ放牧に出され、秋は毎日王冠(G2、芝1800メートル、10月11日=東京)から天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日=東京)というローテが有力。G1制覇の大志がグッと近づく勝利になった。【木南友輔】
ラジオNIKKEI賞動画-2015年
1着 アンビシャス ルメール
2着 ミュゼゴースト 柴田善臣
3着 マルターズアポジー 武士沢友治
ディープじゃねえか
ゴールドシップ|宝塚記念2015年回顧|敗因を徹底的に分析してみる
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ゴールドシップは何故負けた?
「宝塚記念・G1」(28日、阪神)
スタートでまさかの事態が発生した。JRA史上初となる同一G1の3連覇を目指し、単勝1・9倍の圧倒的な1番人気に支持されたゴールドシップがゲート内で大きく立ち上がり、まさかの大出遅れ。離れた最後方からの追走を余儀なくされ、勝負どころでも進出できず15着に敗れた。
【写真】ゲート内で立ち上がり出遅れるゴールドシップ
勝ったのは、ゆったりとした流れのなか、2番手で運んだラブリーデイ。今年重賞4勝目を初のG1制覇で飾った。首差の2着は後方から追い込んだデニムアンドルビーで、金子真人オーナーの所有馬がワンツーを決めた。3着はショウナンパンドラで、3連単は52万8510円の大波乱となった。
ラブリーデイ・川田将雅騎手「力をつけて、G1の舞台まで勝ち切ってくれて良かったです。最後は同じ勝負服のデニムアンドルビーが伸びているのが見えたので“何とかしのいでくれ”と思っていました」
日本ダービー(東京優駿)回顧|福永が下手なのはわかったけどルメールも|ネット評価まとめ
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日本ダービー(東京優駿)回顧|福永が下手なのはわかったけどルメールも|ネット評価まとめ
日本ダービーを外した人へ
来週は安田記念!!
【日本ダービー】ドゥラメンテ、ディープ超え2冠!凱旋門賞『チャンスある』
◆第82回日本ダービー・G1(31日・芝2400メートル、東京競馬場、良)
第82回日本ダービー・G1(芝2400メートル)が31日、東京競馬場で3歳馬18頭によって争われた。単勝1・9倍と圧倒的1番人気のドゥラメンテが完勝。勝ち時計2分23秒2で2004年キングカメハメハ、05年ディープインパクトのダービーレコードを塗り替え、史上23頭目となる春の牡馬クラシック2冠を達成した。陣営は登録している世界最高峰のレース、凱旋門賞(10月4日、仏ロンシャン競馬場)への挑戦は未定としたが、主戦のミルコ・デムーロ騎手は「チャンスがある」と断言。スターホースの誕生とともに夢が大きく広がった。
【写真】プレゼンターで登場した有村架純と瑛太
12万9000人が詰めかけたスタンドからミルコ・コールが起こると、Mデムーロはドゥラメンテの背で喜びを爆発させた。「ウオーーー」。03年ネオユニヴァースに続く2度目の制覇だが、JRA騎手としては初。自然と声を張り上げていた。
皐月賞は出遅れて後方からとなったが、スタートを決めて8番手。絶好の手応えで4コーナーを回り、ステッキが入った残り300メートルからグンと加速。直線で外に膨れた皐月賞と違い、馬場の真ん中から上がり3ハロン33秒9で危なげなく抜け出すと、後続は追いつけない。2着に1馬身3/4をつけてゴール。2冠達成で6897頭の頂点に立った。
「1、2コーナーでちょっと引っかかったけど、直線で手前が変わったらすごい脚。チョーウレシイ。日本の騎手になってよかった。すごく感動した。夢みたい」。勝ち時計2分23秒2は父キングカメハメハ、ディープインパクトを0秒1上回り、10年ぶりにレースレコードを更新した。「皐月賞もガッツポーズしてレコードを更新できなかった(レースレコードに0秒2差の1分58秒2)」と笑ったが、歴代の名馬を超えた瞬間だった。
父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ、祖母エアグルーヴと“G1馬”の血を凝縮して誕生した超良血馬。皐月賞を制したことで、一躍注目を浴びるようになった。高まる重圧にMデムーロも「レースが怖い」と感じるようになったが、レース2日前に母・ラファエラさん(61)から電話。「(弟の)クリスチャンもイタリアのダービーを勝った(17日にゴールドストリームで勝利)。あなたならできる」。この言葉で気持ちが楽になり、単勝1・9倍に応えた。
自身の手で2冠に導いたネオユニヴァースと同じ軌跡を歩んでいるが、Mデムーロはさらなる可能性を口にする。「ネオより切れる脚がある。(登録のある)凱旋門賞に行くかどうかはオーナーと調教師が決めることだけど、行けばチャンスはある」。府中の杜(もり)を揺らした最強馬の夢は無限に広がっている。(橋本 樹理)
◆ドゥラメンテ 父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)。美浦・堀厩舎所属の牡3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算6戦4勝。総収得賞金は3億9276万3000円。主な勝ち鞍は皐月賞(15年)。馬主は(有)サンデーレーシング。