ヤフーニュースより
【有馬記念】ブラック100点 引退すると思えない“完全体”
これが有馬記念でターフを去る現役最終盤の雄姿なのか。キタサンブラックの全身には浮き立つ鋼のような筋肉。トモ(後肢)と肩、首にはひと目で超一流馬と分かる厚みと幅としなやかさがあります。3歳時から脚長で首の高い姿勢を「キリン型」と揶揄(やゆ)してきましたが、今では脚の長さも首の高さも目立ちません。古馬になって上体が成長してきたからです。威風堂々たる馬体は完成形といってもいいでしょう。秋のG12戦を戦い抜いた疲れなどどこにもありません。
立ち姿にはちょっと驚かされました。3歳時から馬体を診断してきましたが、これほど集中した風貌を見るのは初めてです。ハミをしっかり取りながら、目、耳は一点を見据えている。四肢はしっかり大地をつかんでいます。気持ちの入った立ち姿。これで引退するのは惜しい。現役をもう1年続けても、中・長距離界の頂点に君臨できる姿です。
あとは、レース当日までこの雄姿を維持できるかでしょう。1週前に撮影した写真とは思えないほど馬体は出来上がっています。腹周りもパラパラとアバラを見せて完璧なつくり。レース直前に撮影したようなピークに仕上がった体つきなのです。今週の追い切りでも速い時計はいらないでしょう。「馬は調教が少々足りなくても走るが、調教をやり過ぎると走らない」。英国にはこんな格言があります。余計なお世話かもしれませんが、ラストランだからと張り切って調教する必要はない。
この馬体写真と同じ姿で当日のパドックを周回できれば、まず負けません。額にはひときわ目立つ流星。魔法のツエのような形のその流星が引退の花道へいざなってくれるでしょう。
【有馬記念】リチャード90点 上半身が発達して“進化形”
【有馬記念】シュヴァルグラン80点 適度の緊張感スワーヴリチャードの上半身には伸び盛りの3歳馬の勢いがあります。ダービー(2着)時に比べてキ甲(首と背中の間の膨らみ)が発達してきた。それに伴い背中から腰にかけてのシルエットがとても良くなった。大人の輪郭です。腹袋も今春より立派。ダービー時も弾力性のある厚手の筋肉を身につけていましたが、馬格の成長でさらにスケールの大きな上半身になりました。
立ち方も良くなっています。皐月賞、ダービー時よりも前肢に負重をかけています。ハミのくわえ方、耳の立て方にも気持ちが乗っています。休み明け2戦目で精神的に充実しているのでしょう。
上半身に比べて下半身は頼りない。小さくてゆとりのない膝、細い管囲、立ち気味の左前蹄とつなぎ。蹄の硬くなる季節とはいえ、右前蹄の後部内側にはダービー時になかったエクイロックス(接着装蹄)。上半身が発達した分だけ前脚の負担がより大きくなる。ケアは大変だと思いますが、今のところ大丈夫。前肢の腱はしっかり浮いているし、むくみもありません。
ダービーとは見違えるほど成長した上半身と充実した気持ちで古馬の壁を崩せるか。
ジャパンC時よりも少し頭を上げ、適度な緊張感を見せています。陰部を出した前回を上回る立ち方。馬体の張りも前回から落ちていない。毛ヅヤも非常にさえている。ジャパンCでは全てがうまくいきすぎた。最大の勝因は強運か。ともあれ、反動はありません
【有馬記念】クラウン85点 目に輝きが戻った
サトノクラウンはジャパンCで10着に敗れました。道悪の天皇賞・秋(2着)で激走した反動としか思えない大敗。その後、どこまで立ち直っているのか。立ち姿から疲れは見当たりません。岩のように盛り上がった胸前やトモには筋肉で素晴らしい張りがある。首を起こして四肢をしっかり地に着ける立ち方も好調時と変わりません。JC時には「目力が弱くなっている」と指摘しましたが、その目にも輝きが戻っています。 ただし、何かが足りない気がする。具体的に不満な部位こそありませんが、訴えかけてくるものがない。オーラのような感覚的なものです。ラストランへ独特のオーラを漂わせるキタサンブラックとの決定的な違いかもしれません。
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