【能力値ランキング】2021年11月28日ジャパンカップ
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コントレイル 評価Sヤフー(引用元)
【コントレイル S】
前走の天皇賞・秋(2着)でもかなりの仕上がりだったが、今回はさらに状態が上向いてきた。いくらか物足りなかった浅胸筋(せんきょうきん)が厚みを増し、上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)の輪郭がくっきりと見て取れる。 全体的に皮膚が薄くなって、肩や下腿(かたい)の血管が見やすくなった。特に、前走時に見えにくかった前腕の血管が浮き出てきたのが研ぎ澄まされた証拠だろう。
前回でも記したように、キ甲(※1)が抜けて馬体が完成してきており、バランスの良さも特筆すべき点だ。前走時は光量不足で毛ヅヤが物足りなく感じたが、今回はビロードのような光沢でピカピカに輝いている。1週前の状態としては、100%と思える仕上がりだ。 (馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉
栗東CWで6F76秒8-36秒7-12秒5(馬なり)の猛時計をマーク。スピード感にあふれる動きでラストまで脚色は衰えず、5秒7も先行したゲンパチミーティア(3歳2勝クラス)と併入、スーパーフェイバー(3歳3勝クラス)には首差先着した。休み明けの天皇賞・秋(2着)を使われて気配はさらに上向いている。(※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。
ヤフー(引用元)オーソリティ 評価A
浮き出るような体のシルエット。これ以上ないほど肌ツヤがピカピカで、目下の出来の良さが伝わってくる。 背中と胴が長く、典型的なステイヤー。その長さに見合った筋肉が付いていることで、バランス良く見せている。前回よりも腹回りがすっきりとして、軽さが出ているのはプラス材料。胸を起こして前を見据える、お手本のような立ち姿だ。
(馬サブロー美浦・佐野裕樹)
〈1週前追い切り診断〉
美浦Wで6F83秒5-39秒6-12秒5(馬なり)。前走後の初時計。長めを意識させながらじっくりと乗ったが、折り合い、走りともにスムーズ。ラストも馬なりのまま力強く伸び切った。体の張り、毛ヅヤの良さも前回同様。好調をがっちりとキープ。
シャフリヤール A評価【シャフリヤール A】
春先には芝1800~2000メートルがベストの中距離馬と見ていたが、ダービー(1着)当時には距離の融通が利くように思えた。それは多少体長が長くなり、デビュー以来最小の444キロまで絞り込んで体脂肪を減らした体つきをしていたからだ。
ひと夏を越した神戸新聞杯(4着)では首が長くなってきており、現在は芝2000~2400メートルが適条件だと思う。加えて全体的な筋肉の量が増えて、馬体に迫力が出てきた点にも好感が持てる。 当時は4カ月ぶりで多少皮膚が厚く見えていたが、今回は薄くなり下腿(かたい)の血管馬くっきりと浮き出ている。毛ヅヤも良化して、胴には銭形斑点を呈してきた。体調は上向きと考えていいだろう。ダービー当時を100とすれば、90ぐらいの状態にはある。 (馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉
岩田望(レースは川田)を背に栗東CWで6F83秒3-37秒4-11秒7(仕掛け)。トーセンスカイ(5歳2勝クラス)を1秒追走して0秒2先着した。キビキビとしたフットワークで、素軽さ満点の動き。ゴール前で軽く追われるとグイッとひと伸びした。前走で道悪に苦しんだ影響はなく、中間は元気いっぱいだ。
コントレイル(牡3、矢作)は午後3時32分、東京競馬場に到着した。先週の時点では万全ではなかったが、この1週間で上昇した。金曜、報道陣に囲まれた矢作師は「みんなが思っている以上に、(出走を)やめることも考えていた」と胸中を明かした。
全休日の火曜には福永騎手が駆け付けて坂路で状態を確認。矢作師も見守り「いつものコントレイルに戻っている」と感じた。鞍上の手応えの良さは、急上昇を裏付けた。水曜に最終追い、金曜は坂路で調整。「正直、90(%)ならやめたいと思っていた。今は100と思ってもらっていい。すがすがしい気持ちで送りだせる」。“満点”仕上げで歴史的大一番に臨む。