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    天皇賞(秋)

    天皇賞(秋)2016年|注目馬|エイシンヒカリまとめ
     
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    【天皇賞秋】世界ランク2位のエイシンヒカリ-好走か大敗の謎を解く

    【天皇賞・秋(日曜=30日、東京芝2000メートル)】古馬の頂上決戦「第154回天皇賞・秋」には昨年の覇者ラブリーデイ、国際GI・4連勝のマイル王モーリスなど、歴戦の猛者が顔を揃えたが、最大の注目はやはりエイシンヒカリだろう。13戦10勝。目下“世界ランキング”で堂々たる2位ながら、負ける時は掲示板さえない希代のクセ馬でもある。勝つか大敗――この個性派ホースの大一番でのジャッジは?

     IFHA(国際競馬統括機関連盟)が格付けする「ロンジンワールドベストレースホースランキング」。世界の競走馬をランク付けしたもので、エイシンヒカリは一時トップに立ち、現在(期間は1月1日~10月9日)は2位(レーティング=129)に鎮座する。凱旋門賞を勝ったファウンド(レーティング=123)、昨年の日本の年度代表馬モーリス(7位、レーティング=124)などを抑えての高い評価。紛れもなく世界的なスターホースだ。

     ただし、強さとモロさが同居する。内ラチ沿いから斜行して外ラチ突進V(一昨年のアイルランドT)など、競馬ファンを何度も驚かせた個性派でもある。2走前の仏GIイスパーン賞の10馬身差勝利など、勝つ時はめっぽう強いが、負けた3戦は9→9→6着。昨秋の天皇賞は逃げることすらままならず9着に失速。前走の英GIプリンスオブウェールズSでは6頭立ての最下位と負けっぷりもとにかくハデだ。

    「逃げてナンボ。控えても味がない」(坂口調教師)という同馬にとって、重要な要素のひとつは展開。実際に昨秋の天皇賞では行きっぷりが怪しく、クラレントにハナを叩かれた。前走では悪馬場が影響。「直前まで雨がひどくて脚が抜けないような芝状態。軽い走りをするのであそこまで特殊な馬場は合わなかった」と遠征に同行した坂口助手は振り返る。

     ただ、3度の敗戦で陣営はある共通の“敗因”を見つけた。「1度使って次のレースとなると、2回目のほうが明らかにパフォーマンスが落ちるんだ」と坂口調教師。

    「東京競馬場に行くと、パドックから馬場に出るまでの地下馬道でイレ込んでしまう。カニ歩きで担当する人も騎手も大変なんだよ。毎日王冠から天皇賞となると、これを2回することになる。見た目にはそれほど変わりはなかった昨秋の天皇賞も、何か影響があったのかもしれない。行きっぷりからおかしかったからね」と同師。前走にしても「逃げていて余裕がなかった。環境は日本よりもいいくらいで落ち着いていたけど、レースを使っていくと何かこの馬の中では違ってくるんだろう」と分析する。一昨年のチャレンジC(9着)は秋の使いだしから3戦目だった。

     フレッシュな状態のほうが走る――。“ヒカリ好走の法則”を発見した陣営は昨年の轍を踏まなかった。英遠征から帰国後は白井の競馬学校で着地検疫→岡山の栄進牧場久世育成センターで放牧。夏が終わるのを待たずに8月25日に栗東トレセンへ帰厩させて天皇賞・秋一本に備えた。調整は極めて順調で19日の1週前追い切りでは武豊を背にウッド6ハロン77・5秒という破格のタイムを叩き出した。

    「馬場が重かったですが、これくらいはやらないといけない馬。まだ余裕もあったし、1週前としてはこれでいいと思います。あとはレースの週に上がりを伸ばす追い切りをできれば」とは、最終追い切り(26日)に騎乗予定の坂口助手。この馬のことを最大限に理解した陣営が、その対策を完璧に遂行しつつある。

     このレース後は連覇がかかる香港カップ(12月11日=シャティン競馬場・芝2000メートル)で引退する予定のエイシンヒカリ。昨年暮れの香港遠征では現地や欧米のメディアから「クレージー・ホース」と称されたが、ツボにハマった時の強さもまさにクレージー。ただ、その無類のエネルギーを今回は見事にコントロールできたとなれば…。秋の府中のホームストレッチを銀色の新幹線が光の速さで突き抜けてもおかしくない。

     



    エイシンヒカリ

    父-ディープインパクト、母父-ストームキャット



    ディープインパクト×母父-ストームキャットの重賞勝ち馬

    キズナ・アユサン・ヒラボクディープ・ラキシス・リアルスティール

     

     

     

    【天皇賞秋】-エイシンヒカリ「普段をおとなしくて、調教も苦労しない」 

    【天皇賞・秋(日曜=30日、東京芝2000メートル)注目馬25日朝の表情:栗東】エイシンヒカリはウッドでキャンターを1周してから坂路を1本駆け上がった。競馬場で見せるハイテンションとは対照的に落ち着きがあり、グレーの馬体をフックラと見せている。

     坂口調教師「普段はおとなしくて、調教でもそう苦労はしない。まあ、カッとなった時はきついんだけど…。(26日の)追い切りは騎手(武豊)が乗りたいと言うので、乗ってもらう。先週はテンから速くなったが、今度はそういうこともないだろうから」


    「天皇賞秋」国内初G1初V目指す

     今や、すっかり逃げ馬のイメージが定着したエイシンヒカリ(牡5歳)だが、もともとは必ずしも「逃げなければダメ」というタイプの馬ではなかった。

    【写真】ルージュバックをはじめ有力馬の大半が差し、追い込みタイプ。勝機はそこ…?

     実際、海外でふたつ目のGI勝ちとなったイスパーン賞(5月24日/フランス・芝1800m)では、道中2番手の追走から、直線で先頭に立つと、後続を引き離して完勝している。遡(さかのぼ)れば、デビュー戦もまた、同様の競馬で圧勝劇を演じている。

     それは、2014年4月26日、経験馬相手の未勝利戦(京都・芝1800m)だった。エイシンヒカリは、道中3~4番手の好位につけると、直線で馬群から鋭く抜け出して、2着に5馬身の差をつけて豪快な勝利を飾った。

     このとき、同レースを見ていた競馬関係者は一様に、「すげぇヤツが現れた!」と衝撃を覚えたという。というのも、単に勝ち方が鮮やかだったからではなく、その馬の、デビュー戦とは思えないほど流れにうまく乗ったレースぶりに、競走馬としての”奥行き”を感じたからだ。

     当時のことを知る競馬関係者は、「この段階では今日の”逃げて勝つ”エイシンヒカリの姿は、誰も想像できなかったのではないか」と言う。

     ところが、騎手が乗り替わった2戦目、今度は一転、逃げて快勝した。関西の競馬専門紙記者によれば、「ここで、エイシンヒカリの”逃げ馬”としての未来が決定した」という。

     なぜなら、エイシンヒカリは「本質的に気が悪い」。それも「相当な悪さ」だという。一昨年、5連勝でオープン勝ちを収めたアイルランドトロフィー(2014年10月19日/東京・芝2000m)で、何が気に障ったのか、直線で突然大きく外によれて、外ラチにぶつかりそうになったことが、そのことをよく物語っている。

     こういう馬がキャリアの浅いうちに逃げて勝つ味を覚えると、それをもう一度矯正して、デビュー戦のような競馬をさせるのは、ほぼ不可能と言えるほど難しいことだという。我慢するよりも、好きなように逃げたほうが、馬には断然楽だからである。先の競馬関係者が語る。

    「もしオーナーや調教師に、ひとつくらい負けてもいいから、その経験を糧にして、差す競馬を覚えさせようという意向があれば、どうにかなっていたかもしれません。でも、オーナーも、調教師も、それを望まなかった。それで、エイシンヒカリはハナを切って逃げて勝つ、今のようなタイプの馬になったわけですが、あのスピードを切れ味に転換できていたら、どんな馬になっていたでしょうか。きっと、今よりもはるかにすごい馬になっていたと思います」

     海外でGIを2勝し、今夏のワールド・サラブレッド・ランキングでは、日本馬としてはジャスタウェイ以来の1位に輝いたエイシンヒカリ。それほどの馬が、実はもっと強い馬になっていた可能性があるというのだ。今のように逃げて勝つスタイルも魅力的だが、差しても勝てる、もっとスケールの大きな競馬ができるエイシンヒカリも、一ファンとしては見たかった気がする。



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    天皇賞秋予想|直前情報&エイシンヒカリは逃げ切れるのか?|ネット評価まとめ
    エイシンヒカリ4.1倍で1番人気、ラブリーデイが4.3倍で続く

     11月1日に東京競馬場で行われる、第152回天皇賞・秋(3歳上・GI・芝2000m・1着賞金1億5000万円)の前日オッズがJRAより発表された。

     単勝オッズ1番人気には、金曜日発売では3番人気となっていたエイシンヒカリ(牡4、栗東・坂口正則厩舎・4.1倍)が支持された。

     続いての2番人気はGI宝塚記念を含め今年だけで重賞5勝のラブリーデイ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎・4.3倍)、3番人気は8月の札幌記念を勝ったディサイファ(牡6、美浦・小島太厩舎・8.2倍)となった。

     以下、3歳馬アンビシャス(牡3、栗東・音無秀孝厩舎・8.6倍)、昨年の皐月賞馬イスラボニータ(牡4、美浦・栗田博憲厩舎・10.3倍)、オールカマーを勝った牝馬ショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野友和厩舎・10.9倍)と続いている。各馬の単勝オッズは以下の通り。

     なお、カレンミロティックに騎乗予定だった福永祐一騎手は、31日の京都11RスワンSで落馬負傷(右肩鎖関節脱臼、右鎖骨剥離骨折)したため、吉田豊騎手に乗り替わりとなっている。

     左から馬番、馬名、オッズ

    09 エイシンヒカリ 4.1
    08 ラブリーデイ 4.3
    01 ディサイファ 8.2
    02 アンビシャス 8.6
    16 イスラボニータ 10.3
    15 ショウナンパンドラ 10.9
    03 サトノクラウン 11.3
    17 スピルバーグ 22.3
    07 ラストインパクト 26.3
    11 ワンアンドオンリー 28.0
    14 ステファノス 32.5
    12 ダービーフィズ 39.6
    06 カレンミロティック 45.3
    13 ヴァンセンヌ 49.2
    10 ペルーサ 63.0
    18 アドマイヤデウス 76.5
    05 クラレント 82.2
    04 ダコール 101.8

     その他、馬連は08-09が9.0倍、馬単は09-08が16.5倍、3連複は01-08-09が16.0倍、3連単は08-09-01が56.7倍でそれぞれ1番人気となっている。

    ※出馬表・成績・オッズ等は主催者発表のものと照合してください。

     

    エイシンヒカリの前走-毎日王冠


     

    競馬エイトのヒロシはうまく逃げれないはずだって・・・。

     


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    天皇賞秋予想|調教・追い切り|ネット評価まとめ
    アンビシャスなど、天皇賞秋最終調整速報

     10月29日に枠順が確定した天皇賞(秋)(11月1日・東京芝2000m)。栗東所属馬は明日31日に東京競馬場に向けて輸送されるため、今朝30日が栗東での最後の調整なる。

     1枠2番のアンビシャス(栗東・音無秀孝厩舎)は坂路でのキャンター。スタート直後に尻っぱねを見せるなど、この馬らしいやんちゃなところを見せるも、いざスピードに乗ると素晴らしいバネで登坂。時計は4F65.5~3F48.4~2F31.9~1F15.9秒だった。

     4枠7番のラストインパクト(栗東・松田博資厩舎)はCWに3コーナーから入場して、2周のキャンター。2周目の時計は3F50.1~1F17.3秒で非常に落ち着いた雰囲気。久しぶりでもそんな印象は全くない。

     7枠13番のヴァンセンヌ(栗東・松永幹夫厩舎)は、3コーナーから入場したCWで1周した後、坂路馬場へ移動。CWでは3F51.3~1F16.3秒、坂路では4F67.7~3F49.8~2F33.3~1F16.7秒と意欲的に乗られている。
    (取材・写真:井内利彰)

     

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    主な馬の調教タイム


    1 ディサイファ

    10/28 南坂良

    52.6-38.5-25.2-12.4


    2 アンビシャス

    10/28 栗東坂良

    52.2-37.8-24.8-12.5


    8 ラブリーデイ

    10/28 栗東CW良

    52.7-38.0-12.0


    9 エイシンヒカリ

    10/28 栗東坂良

    64.7-46.8-30.2-14.4


    15 ショウナンパンドラ

    10/28 栗東坂

    54.1-38.8-25.2-12.7

     

     

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    天皇賞(秋)予想|予想オッズ1番人気|ラブリーデイのまとめ


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    【天皇賞・秋】今年重賞5勝!鉄壁の強さを誇るラブリーデイをV指名

     天皇賞・秋過去10年のデータを徹底分析した結果、重賞3連勝中のラブリーデイがV候補に浮上した。

     (1)ローテーション 毎日王冠組が過去10年で6勝と圧倒。残り4頭も宝塚記念か札幌記念の連対馬と好走ステップははっきりしているが、11年前の勝ち馬ゼンノロブロイは京都大賞典2着からの参戦。31年ぶりにセントライト記念優勝馬が勝った菊花賞の例もある。毎日王冠出走か、その他の重賞で連対ならOKとする。

     (2)実績 勝ち馬7頭までがG1、G2を2勝以上していた。一方、これに当てはまらない3頭には「ダービー出走」という共通項がある。重賞実績が足りない馬でもダービーの大舞台を経験していれば一発あり。G1初挑戦のアンビシャス、エイシンヒカリは独特の雰囲気にのまれないか心配だ。

     (3)コース適性 勝ち馬9頭までが東京で勝ち星を挙げており、残る13年ジャスタウェイは重賞2着が3回あった。紅一点のショウナンパンドラは東京で3戦してカーネーションCの2着が最高。切れ味抜群の牝馬だが、東京は微妙に合わないのかも。

     (4)近況 近10年の勝ち馬で最も長く連対を外していたのは12年エイシンフラッシュの3戦(4走前に有馬記念2着)。昨年1、3着のスピルバーグとイスラボニータは目下4戦連続3着以下。昨年ほどの勢いは感じない。

     残ったのはラブリーデイ。今年だけで重賞5勝、目下3連勝中と勢い満点だ。

     
    天皇賞(秋)2014年動画

     

    1着 スピルバーグ 北村宏司

    2着 ジェンティルドンナ 戸崎圭太

    3着 イスラボニータ ルメール

     

    競馬ブック想定より
    予想オッズ


    1番人気 ラブリーデイ

    2番人気 イスラボニータ

    3番人気 エイシンヒカリ

    4番人気 ディサイファ

    5番人気 ショウナンパンドラ

     

    ネット競馬より

    予想オッズ

    1番人気 ラブリーデイ

    2番人気 エイシンヒカリ

    3番人気 イスラボニータ

    4番人気 ショウナンパンドラ

    5番人気 ディサイファ

     

     

     

    ラブリーデイについてはツイッターでも盛り上がる

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    天皇賞(秋)予想|1週前追い切りのまとめ|ネット評価まとめ


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    【天皇賞秋1週前追い切り】ダービーフィズ気合乗り抜群「もうスイッチが入っていて元気が良すぎるぐらい」

    【天皇賞・秋(11月1日=日曜、東京芝2000メートル)注目馬21日1週前追い切り:美浦】GIII函館記念優勝馬ダービーフィズは南の角馬場→A(ダート)コース経由で坂路に入って単走追い。終始馬なりながら、鞍上をグイグイと引っ張る気合乗りを見せ、4ハロン55・5―40・6―13・2秒を計時した。今年に入って1000万下から重賞ウイナーにまで出世をした上がり馬に、陣営は本番が待ち切れない口ぶりだ。

     騎乗した小島良助手「いいね。もうスイッチが入っていて、元気が良すぎるくらい。(ハロー明け)2組目を考えれば、時計もこれで丁度いい。以前とは馬が変わってきた。併せ馬じゃないと動けなかった馬が、単走でも気持ちを出して走れるようになった。相手は強くなるけど、今の充実ぶりでどんな競馬ができるか」

     
    エイシンヒカリ【元気】成長アピール
     
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