トロワボヌールなどレディスプレリュード出走馬厩舎情報/美浦トレセンニュース
10月1日(木)に大井競馬場で行われる第12回レディスプレリュード(JpnII・ダ1800m)に、美浦からはトロワボヌールとホワイトフーガの2頭が出走を予定している。両馬について、陣営に話を聞いた。
トロワボヌール(牝5・美浦・畠山吉宏)について、畠山調教師。
「前走のスパーキングLC(JpnIII)を良い形で勝ち上がりましたので、その後は山元トレセンで夏休みを過ごしました。このレースが目標と決まっていましたし、牧場の方でもそれに合わせてうまく調整をしてもらい、余裕を持って約1か月前にこちらに戻ってきました。フックラして帰って来ましたので、少しずつ体を絞りながらここまで順調に何の問題もなく調整できています。
最大目標の11月3日のJBCレディスクラシック(JpnI・ダ1800m・大井競馬場)の出走メンバーは、今回のレースに何頭かプラスされるような顔ぶれになりそうで、完全な前哨戦となるでしょうから勝ちを狙っていきたいですし、それだけの状態になっていると思います。4走前の大井競馬でのTCK女王盃(JpnIII)の時はサンビスタ以外の馬にも先着を許していますが、出張馬房に着いてからものすごくイレ込んでしまったのが敗因の1つと考えています。右回りが原因とは思っていません。その後はイレ込みに対する対策を講じ、それ以降の浦和(さきたま杯・JpnII・2着)、川崎ではイレ込みはなくなり、それなりに力を発揮できているので問題ないと思います。前走で初のナイターを無難にこなしていますし、1800mも守備範囲ですので、そのあたりも大丈夫でしょう。サンビスタ以外の中央の馬とは今回が初対戦となるので、そのあたりがどうかですが、JBCに向けて良いスタートを切りたいですね」
ホワイトフーガ(牝3・美浦・高木登)について、高木調教師。
「前走のブリーダーズGC(JpnIII・牝馬OP・3着)後は放牧に出さずに在厩で調整してきました。古馬相手に2000mは少し長いという気はしましたが、牝馬同士ならこなせるのではないかとも思いました。4コーナーではこれはと思うところもありましたが、上位の古馬とは斤量差もありましたからね。適性距離がまだ掴み切れないところもありますが、1800mの距離に短縮された方が良いと思いますし、ここでも良い競馬をしてこの先の活躍を期待したいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)