朝日杯FS予想|2017年|馬体診断(スポニチ)まとめ

batais


ヤフーニュースより

【朝日杯FS】タワー95点!手入れ十分、愛情感じる美しい尾

 最も美しい身だしなみにはホースマンの愛情が込められている。鈴木康弘元調教師がG1有力馬の馬体を診断する「達眼」。第69回朝日杯FS(17日、阪神)ではタワーオブロンドンに最高点となる95点を付けた。達眼が捉えたのは均整の取れた体つきと、愛情をうかがわせる美しい尾だ。  【朝日杯FS】

   
 ロングヘアのようにさらさらと風になびきそうな尾が美しい。タワーオブロンドンの立ち姿には非凡さが詰まっていますが、特に感心させられたのがこの太い尾です。どの馬よりも手入れが行き届いていることが分かる。尾の表だけでなく、内側まで丹念に櫛(くし)ですいています。藤沢和厩舎の馬はいつ見ても身だしなみが整っていますが、この鹿毛馬はとりわけ美しい。引き手を持つ担当スタッフが細部まで気遣い、愛情を注いできたのでしょう。G1はこういう馬に勝ってもらいたいし、勝てるレベルにも達しています。

  
 510キロ超とは思えない馬体。全ての部位がバランス良くつながっているため大きさを感じさせないのです。特に腰からトモにかけてとてもうまくリンクされており、流麗なラインを描いている。体形から初のマイルも全く問題ありません。冬場でも毛ヅヤはさえています。よほど体調も良いのでしょう。利口そうな顔立ち。しっかり立てた耳と目が正面の一点を見つめてます。顎っ張りもいい。食欲旺盛なのでしょう。キ甲(首と背中の間の膨らみ)が未発達とはいえ、2歳のG1は十分に勝てるレベルに達しています。3歳になってキ甲が馬名通り、ロンドン塔のように発達すれば、もっと凄い体つきに変わるでしょう。

  
 これだけのスケールだけに注文も付けておきます。前肢にもう少し負重をかけて立ってほしかった。前肢を遠慮気味に地に着けているように映ります。ともあれ、ライバルを圧倒する、均整の取れた体つき。これは、馬自身の持って生まれた才能です。ロングヘアのようにさらさらと風になびきそうな尾は支える人間の愛情。才能にもスタッフにも恵まれたG1最有力候補です。


【朝日杯FS】カシアス90点、力強さ“アリ”ヘビー級の肩&トモ

 蝶のように舞い、蜂のように刺す。華麗なフットワークと鋭い左ジャブを駆使するアウトボクシングで世界ヘビー級チャンピオンとなったカシアス・クレイさん(後のムハマド・アリ)。公民権運動が全米を席巻する60〜70年代、黄金時代を築いたこの伝説のボクサーと同じ名を持つ競走馬も飛び抜けたファイターです。

  
 カシアスの最も際立った特長は精かんな面構えです。強い意志を宿して輝く瞳、注意深そうな耳、気持ちの入ったハミの取り方。大地をつかむような四肢の立ち方も非常に力強い。ハートの強さがうかがえます。完成度の高さも世代屈指でしょう。2歳の冬とは思えない盛り上がったキ甲。馬体重470〜480キロの“ミドル級”ですが、肩やトモはヘビー級のように発達した筋肉でせり上がっています。

  
 ボクサーのように太くて短い首。詰まり気味で硬質な体形。典型的な短距離型ですが、マイル戦も決して克服不可能な距離ではないと思う。折り合える気性とハートの強さを生かせば、持つのではないか。カシアス同様、1200メートルの重賞(小倉2歳S)を勝ち、1400メートルの京王杯2歳S2着のレーヌミノルも短距離体形ですが、桜花賞を勝ちました。「不可能とは、単なる先入観である。現状に甘んじるための言い訳にすぎない」とは、カシアス・クレイさんが残した名言です。

  
 阪神の1マイルを蝶のように舞い、蜂のように差す。そんなレース運びも不可能ではないと思わせる立ち姿です


【朝日杯FS】ダノンプレミアム85点、重量感ある後駆

  ダノンプレミアムは前駆よりも後駆の方が発達しています。ボリュームのあるトモを立派な飛節が受けている。この馬の最大のセールスポイントといえる部分です。半面、各部位のつながりに余裕がなく、詰まって映ります。膝も小さめ。蹄は右前が左前よりも立っている。目つき、耳の立て方、鼻の穴の開き方は必要以上にきつい。警戒心がかなり強い気性です。

  
 トモの上には四角いマークが付いています。毛並みの向きを変えて浮かび上がらせる模様。英国では奇麗に見せるために日常的に施される、馬のオシャレです。私も調教師時代、スタッフにマークを付けさせていました。四角いマークが浮かんだ強じんなトモでタワーオブロンドンにどこまで食い下がるか。



【朝日杯FS】フロンティア75点、父譲りの豊富な筋肉量
頭を上げて全身に力を込めた立ち方はダイワメジャー産駒らしい。

豊富な筋肉量もこの産駒の特長です。ハミが口角にきつく当たっているので、もう少し緩くかましてほしい

【朝日杯FS】ファストアプローチ75点、距離の融通利く
 530キロ超の大型馬らしい豊富な筋肉量。柔軟さも備え、距離の融通が利くでしょう。首を下げ気味にして前へ投げ出した立ち姿は気掛かり。2歳馬ならもっと元気に立ってほしい。

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