中山牝馬予想|2017年|直前情報まとめ

 今週は中山、阪神、中京で4重賞が行われるが、美浦の和田正一郎調教師(42)は、中山牝馬ステークスのサンソヴール、金鯱賞のルミナスウォリアー、阪神スプリングジャンプのオジュウチョウサンと3重賞に出走させる。どの馬もチャンス十分で配当的な妙味もたっぷりだ。

 昨年、開業8年目で年間22勝とキャリアハイの成績を残した和田正一郎調教師。重賞でもオジュウチョウサンでJ・GI2勝を含む4勝を挙げて躍進した。今年はここまで1勝とやや出遅れているが、3重賞に愛馬を送り出し巻き返す。

 「勝つと思うな、の精神で自然体ですよ」

 静かにほほ笑む和田郎調教師だが、3頭ともチャンスは十分だ。なかでも日曜の中山牝馬Sには愛知杯2着のサンソヴールが出走。前走はマキシマムドパリの決め手に屈したが2番手から粘り強い走りをみせ、最近の充実ぶりを示す内容だった。調教師も「前で競馬して最後もひと伸びしましたからね。あれなら中山の1800メートルも合いそうです。調教はやる気がある中で脚をためて、追ってからの反応がよかったし、今回も無理せず前めの位置を取れれば」と再度、好勝負を見込む。

 昨年の最優秀障害馬オジュウチョウサンは、「ひと追いごとに仕上がってきました。阪神はたすきコースですが、福島などで経験しているから問題ないでしょう。いい状態で向かえます」と、王者らしいレースを期待する。

 金鯱賞のルミナスウォリアーも新潟記念5着、AJCC4着と近走は重賞でも健闘。左回りでは【3・5・1・2】と好成績を残している。「追い切りで前の馬を追いかけさせて気持ちを入れたし、馬がしっかりしてきました」と楽しみにしている。

 父・正道師は来年2月いっぱいで定年。父の背中を追って調教師の道を志した和田郎師が、飛躍の春を迎える。 (柴田章利)

 

中山牝馬S 傾向と対策

 

 過去10年の結果から傾向を探る。(11年は阪神で実施)。

 ☆人気 1番人気は【1・1・1・7】で信頼性一息。4番人気が【3・2・0・5】で連対率50%と活躍。6番人気以下の優勝が5頭もいて、波乱傾向。

 ☆ハンデ 53キロが【4・2・4・35】。54キロが【3・4・1・19】で続く。56キロが【2・1・1・14】、56・5キロが【1・0・1・3】で、これ以外のハンデの優勝はない。

 ☆世代 5歳が【4・4・4・39】で優勢。6歳が【3・4・2・29】、4歳が【2・3・1・53】で続く。7歳以上の優勝は1頭だけ。

 結論 ◎トーセンビクトリー ○フロンテアクイーン ▲シャルール

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中山牝馬S 展開を読む

 プリメラアスールがハナ候補だが、最近はトーセンビクトリーも積極策が目立つ。2頭を見ながらパールコードが絶好位から進める。マジックタイム、ビッシュは中団から進出。直線は抜け出すパールと差し、追い込み勢の激しい叩き合い。

 



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