アンビシャスの武器は現役最強の瞬発力

【中山記念(日曜=26日、中山芝内1800メートル=1着馬に4・2大阪杯優先出走権)新バージョンアップ作戦】東の主場は東京から中山へ――GI馬4頭を中心に“仕上がり度”の判断が難解な伝統のGII戦だが、新VU作戦の明石尚典記者はシンプルに大器アンビシャス◎。今年のJRA・GI初戦のフェブラリーSを◎△▲で仕留めた明快な予想をとくとお読みいただこう。

 2011年1着ヴィクトワールピサ=ドバイWC1着、14年1着ジャスタウェイ=ドバイデューティフリー1着。そして昨年1着のドゥラメンテ=ドバイシーマクラシック2着に3着リアルスティール=ドバイターフ1着。

 海外遠征のステップレースとして年々存在感を増しつつある当レースには、今年もドバイ遠征をにらむリアルスティール、ヴィブロスがスタンバイ。一線級の始動戦という立ち位置が定着するに伴って高くなってきたのがVゴールへのハードルだ。過去10年で1~3番人気が8勝。これでは大振りは禁物。強い馬が実力通りの走りを見せるレースと割り切って、シビアに軸馬を見定めたい。

 当欄の本命はアンビシャス。いまだGIに手が届かぬ“未完の大器”とはいえ、能力に関しては当代一流の確信がある。別表に示したのは昨春の中山記念→大阪杯のレースラップを2ハロンごとに分割したもの。中山記念は2ハロン通過後が23秒5→22秒9→23秒1と全く息の入らないラップ構成。ゴールまで11秒1~12秒0のハロンラップが続く激流の中で、自身上がり33秒6は同世代のダービー馬ドゥラメンテ、次走で海外GI制覇の偉業を成し遂げるリアルスティール(ともに34秒1)を凌駕した。ハイレベルなスピード持続力勝負でも衰えない瞬発力。この事実こそが何よりアンビシャスの能力の高さを雄弁に物語っている。

 一方の大阪杯は前半6ハロンがオール24秒台のスローペース。その分、上がりに比重がかかるのは必然で、直線坂の阪神ながらもラスト2ハロンは22秒3(10秒9→11秒4)の高速ラップを刻んでいる。究極に近い瞬発力比べでねじ伏せた相手は、のちの年度代表馬キタサンブラックだ。瞬発力性能はやはり現役最強クラス。能力全開ならいつGIタイトルに手が届いても不思議ではない。

 秋シーズンは2年続けて毎日王冠→天皇賞・秋のローテーションを選択。瞬発力を生かすために大箱の左回りを狙い撃ちという意図が伝わってくるものの、3、1、6、5、2、4着の左回りに対して右回りは1、1、3、1、2、1、16着。唯一の11ハロン(宝塚記念)を除けば馬券圏内パーフェクトの右回りのほうが信頼度は高いのが現実だ。充実一途の5歳シーズンへ――大いなる志を抱いて進む先には、GI大阪杯の“初代チャンピオン”という栄誉も見えてくる。

 

【中山記念】傾向と対策


 過去10年の結果から傾向を探る。

 ☆人気 1番人気は【3・0・1・6】。2番人気も3勝と互角。

 ☆前走 勝ち馬6頭までがG1を走っていた。9着以下からの逆襲Vはない。

 ☆年齢 4、5歳が各3勝で、目下4歳が連勝中。

 結論 ◎ヴィブロス ○アンビシャス ▲リアルスティール


【中山記念】展開を読む


 逃げ脚質のマイネルミラノ、クリールカイザーは同厩舎。競り合いはないはずで流れは落ち着く。リアルスティールは好位から早めの進出。中団からアンビシャス、ヴィブロスなども末脚を伸ばし、最後の直線は瞬発力勝負の激戦。




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