菊花賞2016年|最新ニュースまとめ

 
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サトノダイヤモンド2.4倍=菊花賞

 23日に京都競馬場で行われる、第77回菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m・1着賞金1億1500万円)の前日オッズがJRAより発表された。

 単勝オッズ1番人気には、春の日本ダービー2着馬で、前哨戦の神戸新聞杯を制したサトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎、2.4倍)が支持された。

 続いての2番人気は皐月賞馬ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎、3.4倍)、3番人気は神戸新聞杯でサトノダイヤモンドをクビ差まで追い詰めたミッキーロケット(牡3、栗東・音無秀孝厩舎、13.0倍)となった。

 以下、長い距離での実績があるカフジプリンス(牡3、栗東・矢作芳人厩舎、13.3倍)、神戸新聞杯3着のレッドエルディスト(牡3、栗東・笹田和秀厩舎、15.4倍)、皐月賞・ダービーともに4着のエアスピネル(牡3、栗東・笹田和秀厩舎、18.3倍)と続いている。各馬の単勝オッズは以下の通り。

 左から馬番、馬名、オッズ

03 サトノダイヤモンド 2.4
06 ディーマジェスティ 3.4
08 ミッキーロケット 13.0
01 カフジプリンス 13.3
07 レッドエルディスト 15.4
13 エアスピネル 18.3
17 ジュンヴァルカン 18.4
04 シュペルミエール 19.5
10 ウムブルフ 21.4
11 レインボーライン 22.6
16 プロディガルサン 45.4
18 マウントロブソン 56.4
05 ミライヘノツバサ 94.8
12 コスモジャーベ 106.9
14 アグネスフォルテ 117.0
15 サトノエトワール 118.9
09 イモータル 124.8
02 ジョルジュサンク 152.9

 その他、馬連は03-06が3.1倍、馬単は03-06が5.9倍、3連複は03-06-08が11.2倍、3連単は03-06-08が28.8倍でそれぞれ1番人気となっている。

※出馬表・成績・オッズ等は主催者発表のものと照合してください。

 

 「菊花賞・G1」(23日、京都)各馬の長所・短所

 (1)カフジプリンス

長所=スタミナに自信。ロングスパート得意
短所=勝負どころの反応が鈍くなるタイプで


 (2)ジョルジュサンク

長所=折り合い不問でレースができる自在性
短所=極端なスローの決め手勝負に不安あり


 (3)サトノダイヤモンド

長所=最重要ステップの神戸新聞杯を貫禄V
短所=菊未冠のディープ産駒。母も短距離系


 (4)シュペルミエール

長所=連勝の勢い。7戦全て3着以内と堅実
短所=持ち時計がなく、高速決着では厳しい


 (5)ミライヘノツバサ

長所=安定した先行力。しぶとい末脚は魅力
短所=一線級とはまだ力の差が大きい印象も


 (6)ディーマジェスティ

長所=世代屈指の能力。仕上がりも不安なし
短所=京都の下り坂、関西圏でのレースは初


 (7)レッドエルディスト

長所=高い操縦性と長距離適性。末脚も確実
短所=馬体に緩さが残る現状。本格化は先か


 (8)ミッキーロケット

長所=前哨戦で地力強化を証明。決め手上位
短所=発馬が不安定。使い詰めで上積みも?


 (9)イモータル

長所=血統は長丁場歓迎。底力は秘めている
短所=ムラな面が目立つ。成長力にも疑問符


 (10)ウムブルフ

長所=前走が好内容。母系はスタミナが豊富
短所=イレ込み癖があり、長距離輸送は減点


 (11)レインボーライン

長所=精神力の強さ売り。タフな馬場も歓迎
短所=ゲート内でうるさい面を見せる場合も


 (12)コスモジャーベ

長所=父は06年覇者。距離延長は歓迎のクチ
短所=1000万下の身。格は大きく見劣る


 (13)エアスピネル

長所=世代上位の能力。母は京都G1勝ち馬
短所=近走はしまいに甘さ。距離の壁がある


 (14)アグネスフォルテ

長所=長距離向きのしぶとさ。京都実績あり
短所=折り合いに課題が残る。瞬発力も不満


 (15)サトノエトワール

長所=姉は格上挑戦した昨年の秋華賞で3着
短所=ブリンカー装着馬。長距離で集中力?


 (16)プロディガルサン

長所=春先よりも精神面は成長。血統は一流
短所=馬体はまだ完成途上。本格化は来年か


 (17)ジュンヴァルカン

長所=新馬戦4着後は全て3着以内の堅実派
短所=外傷の影響でぶっつけ。息持ちが心配


 (18)マウントロブソン

長所=相手、舞台を問わず走る堅実なタイプ
短所=前走が案外。中間の動きも平凡に映る

 


菊花賞馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 

 「菊花賞・G1」(16日、京都)

 芝は引き続きAコース(内柵を最内に設置)を使用。傷みは少なく、良好な状態を保っている。

 土曜の傾向から、芝自体は9R(古馬1000万下、芝1200メートル)の勝ち時計が1分7秒5と速く、引き続き時計の出やすいコンディション。また、芝2200メートルで行われた8R(古馬500万下)は、馬場の内めを通った先行勢が上位を独占した。芝2400メートルの10R(古馬1600万下)も、直線で馬場の四分どころを通った馬が1~3着に入線。基本的に“インコースが有利”の見立てでいい。

 今年の菊花賞は、確たる逃げ馬が不在。奇策に出る馬がいなければ、恐らくスローペース↓上がりの勝負になるだろう。勝ち時計は3分4秒0前後、上がり3Fは35秒0前後の決着を想定。勝つためには(1)インで我慢できる精神力(2)小脚を使える器用さ(3)鋭い決め手が求められる。

 ミッキーロケットは前哨戦の神戸新聞杯で2着に敗れたが、上がり3Fはメンバー最速を記録。直線は勝ったサトノダイヤモンドの内を突き、いったんは馬体を並べる場面もあった。課題のゲートを五分に出て、大外枠からソツなく運んだように、流れにさえ乗れれば器用に立ち回れるタイプだ。今度は絶好と言える4枠8番をゲット。昨年のキタサンブラックのように、中団のインで脚をため、直線で一瞬の切れ味を生かせれば、大仕事を成し遂げても驚けない。

 

 


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◆臨戦態勢に満足げ〔1〕カフジプリンス

 滋賀・栗東トレーニングセンターで調整。角馬場からCWコースで軽めに乗られた。矢作調教師は「今週は追い切りでしっかりやったから、ちょうどいい具合に仕上がる。(木曜発表の)馬体重は前走時より20キロ増(536キロ)だが、細くなるのを懸念していたぐらいだからね。枠((1)番)は、内に越したことはない」と臨戦態勢に満足げ。

◆このまま好天で〔2〕ジョルジュサンク

 角馬場からCWコースを半周して坂路(4ハロン63秒0-15秒8)で調整。野田助手は「(休み明けを)1度使ってよくなってきています。叩いてよくなる馬ですしね。前走は内のしぶった馬場にノメっていたので、このまま雨は降らずにいてほしい」と好天を願う。

◆体締まり上積み〔3〕サトノダイヤモンド

 角馬場で入念に乗られた後、坂路を軽く(4ハロン64秒6-15秒7)登坂。兼武助手は「落ち着いていて、いつもと変わらないですね。前走からの上積みは確実に感じます。体がぐっと締まって中身が変わってきた感じ。(レースで)リラックスして走れば力は出せます」とうなずく。

◆予定通りの調整〔5〕ミライヘノツバサ

 厩舎周辺の運動で、歩様のチェック。予定通りのメニューを消化した。「カイ食いも落ちていませんし、落ち着いています。あとは無事に輸送をクリアして本番を迎えられれば」と黒崎助手。

◆春先の緩さ解消〔7〕レッドエルディスト

 角馬場からCWコースを半周。笹田調教師は「悪いところもなく順調。これまでもよかったが、成長しながら、そのつど上積みを加えてきた。こちらの期待ほど成長していないが、春先の緩さは徐々に解消されているし、大人になってきている」と上昇を感じ取っている。

◆折り合い大丈夫〔8〕ミッキーロケット

 坂路で軽め(4ハロン67秒5-16秒2)。「追い切り後も変わりません。前回のいい状態をキープしている。前回は大外枠でゲートをうまく決めたが、今回は偶数枠のいい枠((8)番)に入りましたしね。折り合いは大丈夫なので展開次第ですね」と橋本美助手は力を込めた。

◆すごくいい具合〔9〕イモータル

 前日(木曜)に追い切っており、運動だけ。須貝調教師は「きのうの追い切りの感じはよかったし、具合はすごくいい。あとはレース当日、パドックからテンションが高くなるので落ち着きが鍵」と話した。

◆仕上がりに自信〔10〕ウムブルフ

 美浦・北の角馬場で歩様のチェック。追い切りの翌日だが硬さはなく、精神的にもイラついた様子は感じられない。「初の関西遠征は少し心配ですが、態勢は整っています」と橋本助手は慎重な姿勢ながらも、仕上がりには自信をもっている様子だ。

◆ゲートがカギに〔11〕レインボーライン

 DPコースの後、ゲートを通した。騎乗した福永騎手は「駐立が少し悪いのでね。きょうは落ち着いていたので問題はなかったけど、競馬の時とは雰囲気が違うからね。当日、馬場入りしてもう一度練習してもいいかも」とゲートを課題に挙げていた。

◆ルーチンを守り〔12〕コスモジャーベ

 坂路1本4ハロン67秒5の後、南Wコースを軽めのキャンターで1周。「ウチの厩舎のルーチンです。普段通り。変えないことが一番大事。状態はいいですし、抽選を突破した運もありますから、あとはレースで暴れさせていただきます」と和田雄調教師。人気はないが、上位を狙っている。

◆距離克服手応え〔13〕エアスピネル

 金曜はCWコースを半周。笹田調教師は「変わりないですね。追い切りはいつも通り素晴らしい動きだったしね。確かに距離が延びてどうかな、というところはあるけど、折り合いがついた前走を見ると、ジョッキー(武豊騎手)もそうだろうが、その辺は心配ないと思う」と距離克服に手応えを感じていた。

◆前めの競馬で!!〔15〕サトノエトワール

 坂路を15-15(4ハロン60秒1-15秒3)で登坂。「追い切りはジョッキー(池添騎手)が乗っていい動きだったし、その後も変わりない。この距離なので外めの枠((15)番)も関係ない。器用な脚がないので前めの競馬で」と角居調教師は戦法を頭に描く。

◆落ち着きは十分〔16〕プロディガルサン

 坂路4ハロン67秒5の後、Wコースをキャンターで軽く1周ほど流す。大一番の前だが、リラックスした走りをみせていた。「環境の変化に少し弱い面があるので、とにかく当日落ち着いていれば」と福田助手。輸送後のテンションがポイントになりそうだ。

◆デムーロに託す〔17〕ジュンヴァルカン

 角馬場で調整。平間助手は「今週の追い切りでは課題をすべてうまくクリアしたし、追い切り後も何の問題もなく雰囲気は悪くない。レースはあいたが、8月中旬から休まず乗っているから大丈夫。枠は奇数の大外で最悪だが、そこはスーパージョッキーなので」とM・デムーロ騎手の手腕に託す。

◆前走以上の状態〔18〕マウントロブソン

 朝一番に坂路4ハロン71秒1で登坂。休み明けだった前走セントライト記念7着時よりも弾力性を感じさせるフォームだ。「まだエンジンのかかりが遅い部分はありますが、いい状態。前走以上には走れそうです」と橋本助手は叩き2戦目の上積みを感じているようだ。