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ディーマジェスティ-95点
菊戦線2強のボディーに明暗。鈴木康弘元調教師(72)がG1候補の馬体を診断する「達眼」。第77回菊花賞(23日、京都)では皐月賞馬ディーマジェスティに95点の最高得点を与えた。達眼がその立ち姿から捉えたのは心身の大きな変化。対するサトノダイヤモンドにはダービーからの成長に疑問符を付け、次位の90点にとどめた。
菊花賞に挑む3歳馬たちが産声を上げた13年、「プールサイド・デイズ」という米国映画が公開されました。14歳の少年ダンカンが夏の間、別荘地のプールでアルバイトをしながらたくましく成長していくヒューマンストーリー。その10年ほど前に封切られたのが「ウォルター少年と、夏の休日」。14歳のウォルターが大伯父の家に預けられたひと夏を境に大人へ変わっていく青春映画です。サラブレッドも3歳の夏、人間で言えば彼らのような思春期にあたる季節に大きな成長を遂げる。その姿を星の数ほど見てきました。それにしても…。ディーマジェスティの成長には少々驚かされました。
「前肢が後肢よりも勝った体形」。2冠の懸かったダービーの馬体診断ではこうコメントして、80点の評価にとどめました。ところが、ひと夏越した馬体は前後肢のバランスが見事に調和しています。春には寂しく映ったトモ(後肢)に厚みが増して、丸みを帯びている。素晴らしかった前肢(特に肩の筋肉)に後肢が追いついたのです。
立ち姿も変化しています。皐月賞、ダービー時には前肢を投げ出すような立ち方でしたが、しっかり四肢が大地をつかんでいる。春とは違ってハミもしっかりくわえ、耳、目、鼻が前方の一点に集中しています。気性も明らかに成長している。平常心を示すようにすらりと垂れた尾。毛ヅヤはさえ、腹周りにはゆとりがある。脚元にも狂いなし。セントライト記念できつい競馬をしたのに反動のかけらも見当たりません。
5点だけ減点したのは飛節の角度。サンデーサイレンス(SS)系には飛節の深い馬が多いのですが、このディープインパクト産駒は逆に少し浅い。まあ、母の父ブライアンズタイム(BT)の産駒は浅い飛節で活躍したので心配ないでしょう。SSよりもBTの特徴を伝えるがっちりした体形。ステイヤーではありませんが、ゆったり走れる気性なら3000メートルもこなせます。何より評価したいのが3歳夏を越した心身の変化。「プールサイド・デイズ」や「ウォルター少年と、夏の休日」の成長ドラマを地でいくサラブレッドです。(NHK解説者)
◇鈴木 康弘 1944年(昭19)4月19日、東京生まれの72歳。早大卒。69年、父・鈴木勝太郎厩舎で調教助手。70~72年、英国に厩舎留学。76年に調教師免許を取得し、東京競馬場で開業。78年の開場とともに美浦へ。93~03年には日本調教師会会長を務めた。JRA通算795勝、重賞はダイナフェアリー、ユキノサンライズ、ペインテドブラックなどで27勝。
サトノダイヤモンド-90点
秋の成長を予感させたゆったり遊びのある体つき、最後の1冠こそはと思わせた胴のすらりと長いステイヤー体形…。私の期待が大きすぎたのかもしれません。待ちに待ったサトノダイヤモンドの秋の姿を見て、拍子抜けしました。ダービー時からの成長の跡が見いだせません。相変わらず無駄のないすっきりしたつくりですが、春以上に細く映る。トモ、腹周りは立派になるどころか、少し寂しくなっています。
立ち姿にも今春のような余裕がありません。尾が尻から離れすぎている。「尾離れが良すぎる」といって、警戒心を示すしぐさです。目つきと耳の立て方も春よりきつい。ナーバスになっています。3000メートルの距離でも落ち着いて走れるのか。神戸新聞杯でも少し掛かっていたことを考え合わせると…。
白状すると、現3歳馬の中で一番好きな馬格です。頭から蹄まで全ての部位がバランス良くつながっている。特に飛節はトモのパワーを余すところなく推進力に変えられる絶妙な角度と大きさ。ディーマジェスティの飛節とは対照的です。よくブラッシングされた手入れの行き届いた毛並み。とても好感が持てます。
だからこそ、もっと成長してほしかった。余裕を持って立ってほしかった。一時代を築く名馬になれる。そんな期待が馬体チェックのハードルを上げすぎているのかもしれませんが、完成するにはもう少し月日が必要です。
ジュベルミエール-90点
耳を絞って威嚇しています。食事中にちょっかいを出すと、カイバを奪われると思って耳を絞る馬がいますが、写真撮影中に絞る馬は見たことがありません。父ステイゴールドのように気性が凄く激しいのでしょう。顔をよく見ると、目の先の部分、鼻から口にかけての形状が父親にとても似ています。馬体には欠点がほとんどありません。唯一気になるのは前肢の余裕のないつくり。膝、球節に柔らかさがあれば申し分ありません。写真撮影中でも耳を絞る激しい気性はもろ刃の剣。騎手の向こうを張ってしまえば競馬になりませんが、父親のようにすさまじい闘争心を生み出すこともあります。毛色こそ異なりますが、良くも悪くもステイゴールド2世です。
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