今週から夏の福島開催がスタート。広くて直線の長い東京から小回りで直線の短い福島に舞台は一変する。馬券作戦も福島仕様にチェンジ。開幕週を飾るラジオNIKKEI賞は、先行力があるロードヴァンドールに注目。コンビを組む四位騎手は、デビュー26年目にして初めて夏の福島に登場する。
現行の施行時期(宝塚記念終了後)になった2013年以降の2回福島開催を対象として、芝1200メートル(70R)、1800メートル(52R)、2000メートル(28R)、ダート1150メートル(37R)、1700メートル(71R)を検証した。
直線が短い小回り平坦コースであるため、大方の予想どおり先行馬が有利なのは確か。芝1200メートルでは4コーナー先頭の馬の勝率が32・9%、連対率は51・4%と半数以上が連対している。距離が延びるとさすがに成績は下がるが、それでも芝1800メートルで連対率42・3%、2000メートルも同46・4%。ダートは逆に1150メートルで連対率43・2%が、1700メートルでは同52・1%と距離が長い方が4角先頭の馬の成績がいい。
馬番では(1)~(8)の内枠と(9)~(16)(ダ1700メートルは(15))の外枠を検証。ダートでは内枠有利の傾向が強いが、芝は勝率に関しては内枠5・9%に対して外枠8・0%と外枠が有利に。連対率は内外の差はないので、馬券的には1着に外めの枠の馬をチョイスした方が的中の確率が上がる。
馬体重の前走時との比較では芝1200メートルはマイナス10キロ以上の馬は未勝利。芝1800メートルはプラス10キロ以上が未勝利という傾向がある。騎手は全体で連対率31・9%の横山典騎手が連軸候補としては最適だ。
ラジオNIKKEI賞は逃げるロードヴァンドールが外めの枠に入れば盤石か。土曜メインのテレビユー福島賞(芝1200メートル)は単騎逃げ濃厚のハッシュが連対を外すことはなさそう。横山典騎手を狙うなら日曜10Rさくらんぼ特別のコンテッサトゥーレが堅そうだ。
日曜の福島には武豊ら名手がそろうが、その中で夏の福島で見慣れない名前がある。デビュー26年目の四位騎手だ。夏は北海道を主戦場としており今年も函館に滞在し、土曜は函館で騎乗。秋の福島では3度騎乗しているが、夏は初めてとなる。ベテランを福島行きに駆り立てたのが、ラジオNIKKEI賞のロードヴァンドールだ。これは勝負気配が漂う。
「もちろん、色気がなければ行かないからね」
パートナーは、軽快な逃げを武器にこれまで6戦2勝。そのうち4回コンビを組み、前走のメルボルンTは鮮やかに逃げ切った。
「スピードがあって、しぶとい。徐々に良くなっていると感じるし、小回りも向くと思う」
四位騎手と昆厩舎といえば、ディープスカイで2008年にNHKマイルCとダービーの“変則2冠”を制覇した名タッグ。昆調教師は「前走を勝ったときから中身がしっかりしたと感じたので、重賞に行こうと決めて、ここを目標にした。上積みはあるし、もともとこれくらいの距離がいいと思っていたから、1800メートルならもっと能力を出せる」とタイトル奪取に力が入っている。
GIを経験している馬もいるだけに、今回は試金石の一戦。「何が何でもという感じではないけど、今回も主導権を取れたらいいね。開幕週の馬場も味方してくれると思うし、ハンデ(53キロ)も手頃じゃないかな。相手は強くなるけど、どれだけやれるか楽しみ」とジョッキーは期待を込める。
【ラジオNIKKEI賞】
アップクォーク・キャプテンベリー・カネノイロ・ストーミーシー・ゼーヴィント
【CBC賞】
スノードラゴン
TM追い切り診断 2016ラジオN賞 美浦
アップクォーク・ストーミーシー・ゼーヴィント・ダイワドレッサー
主な馬
ゼーヴィント
6/29 南W重
87.4-70.7ー54.8-40.4ー12.7
アップウオーク
6/29 南W重
68.5-53.0ー38.3-13.1
ブラックスピネル
6/29 栗東坂重
52.3-38.2-25.0ー12.6
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7月2日(土曜日)中京11R 豊明ステークス登録
グァンチャーレ 評価 B
7月2日(土曜日)中京11R 豊明ステークスに登録しているグァンチャーレ。
今朝は栗東坂路で追い切られ開門後の早い時間帯とはいえ52.4-37.4-23.8-11.7秒の時計。走り易い馬場も味方してかゆったりと入りながらラストはキレキレの脚で12.1-11.7秒。状態の良さが窺えたと共にレースに向けて素晴らしい追い切りが出来た。昨年も夏に勝利を挙げているようにこの時期は調子を上げてくるのか追い切り後の息の入りも良く、気配は上々。改めて重賞勝ちの瞬発力を確認する事が出来た。降級馬が他にもいるがここは状態の良さを活かしてしっかりと勝っておきたいところ。出走確定となれば十分に軸で狙えるだろう。
7月3日(日曜日)中京11R CBC賞(G3) 登録
スノードラゴン 評価 B
7月3日(土曜日)中京11R CBC賞に登録しているスノードラゴン。
今朝は美浦坂路で追い切られ51.8-38.2-25.1-12.2秒の好時計。1ハロン毎も13.6-13.1-12.9-12.2秒と加速しながらの追い切りで8歳馬とは思えない素晴らしい状態を確認する事が出来た。このくらいの時計なら出る馬ではあるが、ここで時計を出してきたところをみると状態面はすこぶる良さそうでフットワークは勿論の事、追い切り後の気配も非常に良い。流石はG1馬という動きを改めて見せてくれたが、今回登録しているCBC賞はハンデ戦。出走となれば58.5kgの酷量を背負わされる。2走前のかきつばた記念は59kgを背負っているものの惨敗であったことから重い斤量はプラスとは言えない。それでも2走前より状態面が良いのは確かで今回は芝のレース。少しでも時計のかかる中京なら食い込む余地はあるかもしれない。
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