◆第57回アメリカJCC・追い切り(21日・美浦)
アメリカJCC(24日、中山)に出走するディサイファが21日、美浦の坂路で追い切りを行った。陣営の意気込みを、椎名竜大記者が分析した。
【写真】雪化粧の坂路を力強く駆け上がったサトノラーゼン
追い切り前、美浦・南馬場のAダートコースに入ったディサイファは、首をグッとしならせ、気合をのぞかせながら馬場を1周した。その後、坂路に向かうと、一直線に伸びて800メートル54秒2をマーク。ビシッと追われることはなかったが、迫力満点の動きを見せた。
パンと張り詰め、毛づやが光る馬体を追いかけるように厩舎へ。「気合が乗ってますね」と小島太調教師に声をかけると、「そうなんだ。馬がその気になっている。先週も“おっ”という動きをしていたし、いい感じできているんじゃないかな」と目尻を下げた。どの角度から見ても、状態がいいのは明らかだ。
師の机には「海外G1取って種牡馬入りだ」の見出しが躍る20日付の本紙。「こんなこと書かれて大変だったぞ」と言いつつ、目は笑っている。「じいさんになって、これだけ良くなる馬も珍しい。大人になって、環境の変化に動じなくなっているのは強み。かき込む走法だから洋芝は合うし、ダートもいい」と7歳でのドバイ遠征に思いを巡らせた。
芝1800メートルのターフか、ダート2000メートルのワールドカップか。遠征にはここでまず勝利しなければならない。小島師は「自信を持っていける馬じゃないと(オーナー・モハメド殿下のお膝元であるドバイには)行けない。アメリカJCCはレベルが高いし、距離も1ハロン長い。だからこそ、ここでオッという競馬ができれば。ワクワクしているよ」と締めた。68歳のベテラントレーナーの夢に乗って、1票投じる手もありそうだ。(椎名 竜大)
サンスポ予想王ー調教
・マイネルプロスト
・ショウナンバッハ
・ライズトゥフェイム
・ステラウインド
・ルルーシュ
・サトノラーゼン
・ヤマニンボラワクテ
主な馬の調教タイム
① マイネルプロスト
1/20 南W良馬場
70.0-54.2-38.9-12.8
③ ディサイファ
1/21 南坂良馬場
54.2-39.3-26.0-12.9
⑥ サトノラーゼン
1/20 栗東坂重
53.9-40.1-25.2-12.1
⑦ ショウナンバッハ
1/21 南W良馬場
68.5-51.4ー37.2-12.3
2chSCの声
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