東海S予想|2017年|注目馬ニュースまとめ
連覇へ好仕上がりのアスカノロマン

 今週は、勝ち馬にフェブラリーS・G1(2月19日、東京・ダート1600メートル)の優先出走権が与えられる東海S・G2(22日、中京・ダート1800メートル)が行われる。

 注目はチャンピオンズC3着のアスカノロマン(牡6歳、栗東・川村禎彦厩舎)だ。このレースで連覇を飾り、昨年3着に敗れた本番へ弾みをつけるか。

 勝負の年だ。2017年初戦に臨むアスカノロマンに、川村調教師の口ぶりが熱を帯びる。「今年、いよいよ馬が完成してくると思っている。今はどんどん、良くなってきているから」。本格化を迎えている6歳馬への手応えを隠さない。

 昨年は確かなステップを刻んだ。そのきっかけが重賞初制覇したこの東海Sだ。2番手抜け出しての完勝。続くフェブラリーSを3着、平安Sでタイトルを上積みして、暮れのチャンピオンズCでも3着と好走した。川村師が「いい器はあったけど、まだ中身が追いついていなかった。そこが少しずつ、伴ってきたね」と目を細めた。

 昨年暮れの交流G1・東京大賞典を使わず、ここへ向けてじっくりと調整してきた。12日の栗東・CWコースを7ハロンから意欲的に追った。最後はさすがにバテたが、川村師は納得の表情を見せた。

 「予定通り(レースの)10日前にこれだけ負荷をかけられたので良かった。今回の競馬を見て、今年を組み立てていくつもり。いい形でクリアして、フェブラリーSに向かいたい」。連覇を飾って、悲願のG1奪取に堂々向かう。(宮崎 尚行)

 


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