朝日杯FS予想|2018年|馬体診断(スポニチ)まとめ

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ヤフーニュースより
【朝日杯FS】アレグリア100点!バランス抜群「傑」

 2歳世代の頂点に立つのは女傑の「傑」か、偉丈夫の「偉」か。雌雄を決する時が来た。鈴木康弘元調教師(74)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第70回朝日杯FS(16日、阪神)ではサウジアラビアRCを圧勝した牝馬グランアレグリアと、重賞2連勝中の牡馬ファンタジストに満点を付けた。達眼が有力馬の立ち姿を漢字一字になぞらえながら解説する。 

 その年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会主催)が、漢字の日にあたるあす12日、京都の清水寺で発表されます。弾道ミサイルが北海道沖に落下するなど北朝鮮情勢が緊迫化した昨年は「北」。西日本豪雨や北海道胆振東部地震など災害が続いた今年は04年に続いて「災」か。スポーツ界は暴力、パワハラに揺れた一年でした。スポニチで猛威を振るう競馬予測人工知能(AI)は「暴」と予測しています。 

 今年の“最強2歳馬”の呼び声高いグランアレグリアを漢字一字で表すなら…。その立ち姿が示すのは「静」。穏やかな目と耳をカメラマンに向けながら、悠然とハミを取っています。2歳牝馬とは思えない落ち着き。静かなる気品を漂わせるたたずまいです。その一方で、四肢は大地を力強くつかんでいる。指示があれば即座に動きだせる、「動」をイメージさせる立ち方です。
 
 いわば、「静の中の動」。舞踊や能、武道の境地にも通じる姿勢です。 体つきは男勝り。クレジットなしの馬体写真を見れば、牡馬だと勘違いします。たくましい腹袋と首差し、分厚いうえにしなやかなトモの筋肉、トモのパワーを受ける飛節も強靱(きょうじん)。男勝りな部位がバランス良く滑らかにリンクしています。藤沢和調教師が阪神JFでなく朝日杯FSを選んだのもうなずける。

 ライバル候補の牡馬勢よりも牡馬らしい体です。傑出、女傑…他に抜きんでて優れている様を意味する「傑」がグランアレグリアに最もふさわしい。 

 その女傑ぶりを人に例えれば、まず思い浮かぶのが「ミスター・女子プロレス」の異名を持つ神取忍の肉体。あるいは、政権を舌鋒(ぜっぽう)鋭くぶった切る「平成の女傑」田中真紀子さん。歴史上の女丈夫なら「尼将軍」と呼ばれた北条政子、昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の井伊直虎もこの女傑馬をイメージさせます。 

 直虎を窮地に追いやった今川家の家臣みたいに難癖をつけるなら、後肢の蹄の形状が不ぞろい。左側が右側に比べて立ち気味です。ただ、負重が大きい前肢の蹄は寝ているので問題ないでしょう。キ甲(首と背の間の突起部分)はまだ抜けていません。成長途上。来年、つぼみが花開くように抜けていくのでしょう。 

 つぼみの段階でも「傑」を印象づける2歳牝馬。末は博士か大臣か、あるいは日本競馬を背負って立つ名牝か。来年の漢字の日にはその姿をひと世代上のアーモンドアイと共に「超」の一字で表しているかもしれません。

【朝日杯FS】ファンタジスト100点!筋骨隆々の「偉」

 女傑に対抗できる偉丈夫がいるとすれば、ファンタジストでしょう。せり上がったキ甲は完成度の高さを示しています。こちらは馬体写真だけ見れば、3歳馬だと勘違いするかもしれません。キ甲の発達に合わせて首差しもダイナミックに抜けている。

 肩、トモの筋肉量も豊富。強固な飛節がトモのパワーを推進力に変えています。 筋骨隆々とした堂々たる偉丈夫。人間でいえば、神取忍にTKO勝ちした「ミスタープロレス」天龍源一郎。田中真紀子さんも一目置く「前川の乱」の前川喜平氏(天下り斡旋問題で辞任した文部科学官僚)。歴史上の偉丈夫なら、北条政子が慕った夫・源頼朝、「おんな城主」井伊直虎を強弓で守った筋骨隆々の僧侶、傑山宗俊がふさわしいか。 

 そんな偉丈夫の体の根幹になっているのが立派なキ甲と大きな筋肉。ファンタジストに漢字一字を当てるなら、「偉」。大きくて立派、優れているという意味です。

 馬体重を見ると、新馬戦448キロ→小倉2歳S464キロ→京王杯2歳S474キロと、一戦ごとに増えています。キャリアを重ねる中でたくましく成長した偉丈夫。脚元も丈夫です。腱がしっかり浮き出て、球節にも締まりがある。後肢の踏み込みが強いせいか、両後肢の球節後方にクモズレ(擦過傷)らしき跡が見られますが、何ら問題ないでしょう。唯一の欠点といえば、前肢のやや長すぎるつなぎ。長いつなぎは繋靭帯(けいじんたい)に負担がかかりやすいのですが、この馬は体が軟らかいので大丈夫でしょう。 

 立ち姿も気負いがなくて好感を持てます。目、耳、鼻をカメラマンに向け、尾を自然に垂らしながら、ハミを程よい強さでかんでいます。ロードカナロア産駒らしい背と腹下が短い短距離型の骨格。そんな胴の詰まった体形でも柔軟性と気性によって距離の融通は利きます。同産駒のアーモンドアイがオークス、ジャパンCを完勝したように…。ファンタジストも筋肉の軟らかさと、力みのない立ち姿から1Fの距離延長に対応できるでしょう。女傑グランアレグリアと一騎打ちに持ち込める。

【朝日杯FS】マーズ90点 鮮明な首の筋肉に驚く「達」

 アドマイヤマーズの特徴は首に浮き立つ繊細な筋肉。これほど鮮明に首の筋肉を見せる2歳馬はめったにいません。首のつくりはレースに影響します。ゴール前でバテかけた時、首をぐっと沈めて踏ん張る。その時にものをいうのが首の筋肉です。何よりも首の発達が際立っているので漢字一字で表せば「達」。成し遂げる、道が通じるの意味を持っています。 

 肩、トモには豊富な筋肉がバランス良くついている。G1獲りを成し遂げても不思議のない体つきです。背と腹はファンタジストよりも短い。短距離色の濃い体形。牡馬にしては腹袋が頼りない。その代わり、毛ヅヤは上々です。 

 立ち姿からは勝ち気な気性がうかがえます。鋭い目つき、力を入れた耳、とがらせた鼻、頭を高く起こしながら四肢に力を入れている。陰部まで少し出しています。そんな気性や体形とあって中距離は微妙ですが、マイルなら問題ありません。

【朝日杯FS】スコール80点 名馬思い起こさせる「美」

 ケイデンスコールは背中からトモにかけてのラインがとても美しい。イスラボニータやソウルスターリングを思い起こさせる流麗なシルエット。
 
 こういう輪郭にはバランスの取れた筋肉が付きます。現状では発達した肩に比べてトモの筋肉量が物足りませんが、来年になればトモの張りも増してくるでしょう。少し大げさに言えば、輪郭に表れた名馬の相です。 耳を左右に開いて顎を出しているように集中力に欠ける立ち姿。気性は幼い。右後肢の球節の毛を刈っているのはクモズレの治療のためか。ともあれ、「美」を強調したい馬体です




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