ノボバカラはユニコーンSで2着と健闘。「すべてがうまくいったから」と天間調教師は冷静だが、大外枠から強気に先行し、3着に0秒4差は力がなければできない芸当だ。
「前走後も順調だし、体調面は文句なし。距離は少し長いかもしれないけど、3歳馬同士だからね。とにかくスタートさえうまく出られれば」とトレーナー。課題がゲートだけに、前走で見事に対応した北村宏騎手が乗れるのは実に魅力的。昨年は前走マイルの2頭(アジアエクスプレス、クライスマイル)がワンツーを決めており、ステップ的にも絶好。目の上のたんこぶ・ノンコノユメ不在のここでタイトルをゲットする。(夕刊フジ)
レパードS夏男Mデムーロ
<レパードS:追い切り>
夏男のM・デムーロ騎手(36)は3週連続重賞Vに挑む。ダービー以降はタイトルから遠ざかっていたが、中京記念をスマートオリオンで勝つと、先週のアイビスSDもベルカントで勝利。「暑いのは好き」と豪語するイタリアンは、7月以降18勝(勝率21・7%)で堂々のトップに立つ。
今週のレパードSはライドオンウインド(牡3、木原)と初コンビを組む。追い切りにまたがり「いい状態。元気いっぱい。かっこいい馬」と白い歯を見せた。10年中日新聞杯(トゥザグローリー)→朝日杯FS(グランプリボス)→有馬記念(ヴィクトワールピサ)に続く自身2度目の快挙へ腕が鳴る。
岩田、クロスクリーガーで重賞4連勝だレパードS
今週の新潟メーン、レパードS(G3、ダート1800メートル=9日)でクロスクリーガー(牡3、庄野)に騎乗する岩田康誠騎手(41)が重賞“4連勝”を狙う。
小回りでタイトな函館から、直線の長い新潟へ。岩田騎手は「函館と新潟ではコースは全然違う。新潟の芝は軽いのに外差しも決まるし、ペース配分も考えないといけない」と分析した。先々週まで主戦場として滞在していた函館では6週間で23勝を記録。最終日だった7月26日にはブランボヌールで函館2歳Sを制覇。スポット参戦した同5日中京のCBC賞(ウリウリ)→同19日の函館記念(ダービーフィズ)に続き、騎乗機会JRA重賞3連勝中だ。先週末からは主戦場を新潟に移し、今週の週中は久々に栗東で調教騎乗。クロスクリーガーにはデビューからの7戦すべてに騎乗して4勝。「行ってもいいし、ためてもいい。力のある馬なのでどこからでも競馬ができるし、チャンスは大きい」と手応えを感じている。【伊嶋健一郎】
レパードS