スワンS予想|予想・追い切り|ネット評価まとめ

 京都では土曜メーンにスワンS(31日、GII、芝1400メートル)が行われる。1着馬にマイルチャンピオンシップ(11月22日、京都、GI、芝1600メートル)の優先出走権が与えられるレースで、2010年にマイルCSを制したエーシンフォワード(スワンS8着)をはじめ、過去10年で5頭がこのレースをステップに本番で連対している。

 混戦模様だが、まず注目はフィエロ(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)。昨年のこのレースで3着に入り、続くマイルCSでハナ差2着と好走した。重賞は未勝利ながら、今年もマイラーズC3着、安田記念4着とマイル重賞で差のない競馬を続けており、重賞初制覇の期待がかかる。新たにミルコ・デムーロ騎手とのコンビで臨む点も興味深い。

 サンライズメジャー(栗東・浜田多実雄厩舎、牡6歳)は昨年の2着馬。こちらも重賞は未勝利だが、京都では4勝を挙げている。重賞でも2着2回と相性がいい。間隔があいているだけに最終追い切りの動きがポイントになりそうだ。

 実績NO.1はコパノリチャード(栗東・宮徹厩舎、牡5歳)だ。一昨年の優勝馬で、昨年の3月に高松宮記念を制覇するなど、重賞を4勝している。昨年12月の阪神C2着を最後に連対はないが、寒い時季に良績を残しており、巻き返しの可能性は十分。13着に敗れた前走のスプリンターズSも不利を受けた影響があったもので、新コンビ藤岡康太騎手の手綱と4戦3勝の京都コースで復活しても不思議はない。

 ダイワマッジョーレ(栗東・矢作芳人厩舎、牡6歳)は一昨年にこのレースとマイルCSで連続して2着。芝1400メートルは京王杯スプリングC、阪急杯と重賞を2勝している。スタートが安定しないのは課題だが、【1・2・0・1】と得意の京都だけに、流れに乗れれば上位に食い込んでくるだろう。

 サトノルパン(栗東・村山明厩舎、牡4歳)は初の1200メートル戦となった前走の道頓堀Sを快勝。1400メートルはオープン特別を勝ち、ファルコンSで2着と実績がある。流れが速くなるのが理想で、折り合えば決め手はここでも上位だ。

 3歳牝馬のアルビアーノ(美浦・木村哲也厩舎)は春にフラワーCを勝ち、NHKマイルCでも2着と好走。1番人気に支持された前走の京成杯オータムHは7着だったが、勝ち馬とは0秒1差という僅差だった。休み明け2戦目で上積みが見込めるここは、前進がありそうだ。

 夏に函館スプリントSを圧勝したティーハーフ(栗東・西浦勝一厩舎、牡5歳)は、9戦続けて1200メートルに出走している。今回は距離延長が大きなポイントになるだろう。

 春に同距離のサンケイスポーツ杯阪神牝馬Sで2着に好走しているベルルミエール(栗東・高橋亮厩舎、牝4歳)、同じく1400メートルの京王杯スプリングCで3着に善戦したオメガヴェンデッタ(栗東・安田隆行厩舎、セン4歳)は、夏の重賞で好走している点が強み。ともにマイルCSよりも今回の方が適距離というタイプだけに、休み明けの実績馬よりも勝負気配が漂う。

 また、近走は不振ながら、阪神ジュベナイルフィリーズ、キーンランドCと重賞を2勝しているローブティサージュ(栗東・須貝尚介厩舎、牝5歳)、ニュージーランドTなど重賞3勝のエーシントップ(栗東・西園正都厩舎、牡5歳)も実績では引けを取らない。今週から短期免許で来日するアンドレアシュ・シュタルケ騎手のバクシンテイオー(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳)も侮れない存在だ。

 

スワンS-調教タイム

サトノルパン

10/28 栗東坂良

52.9-39.8-26.9-14.2

サンライズメジャー

10/28 栗東坂良

56.8-41.4-26.7-12.9

コパノリチャード 

10/28 栗東坂

52.0-38.5-25.3ー12.8

アルビアーノ

10/28 南W良

53.2-38.7-12.6

フィエロ 

10/28 栗東坂

54.7-39.1-24.9-12.3

 

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