菊花賞回顧2016年|やっぱり強かったサトノダイヤモンド

菊花賞勝った人も負けたも向いているのはこのサイト-ギャロップジャパン
今週は天皇賞無料コンテンツをいっぱいGETしよう



大上記者のレース戦評・・・菊花賞

 日本ダービー2着のサトノダイヤモンド、皐月賞馬ディーマジェスティが1、2番人気を分け合い、上がり馬カフジプリンス、ミッキーロケットが3、4番人気。実績か、勢いか―。毎年我々を悩ませるテーマは、今年のオッズにもしっかり反映された。

 ダッシュを利かせたミライヘノツバサに、サトノの先兵サトノエトワールが絡む。前半1000メートル59秒9。過去10年で3番目タイの流れで、縦長の隊列になったが、3番手以下は多少速い程度。それでもG1らしい締まった展開となった。エアスピネルは頭を上げつつの先行。サトノダイヤモンドが中団、ディーマジェスティは、それを見る形。

 中間点で1ハロンが13秒台に落ち、そこから12秒、最後の3、4ハロンは11秒台を刻む、いわゆる菊花賞ラップは、加速型のサトノに理想的。ずっとマークしていたディーマジェスティに馬体を合わすことすら許さず、直線で突き放す完勝だった。

 2着には後方でじっと動かなかったレインボーラインが突っ込み、折り合いを欠いたエアスピネルが内で粘って3着。サトノを負かしにいった4着のディーマジェスティまでの並びは、人気を背負っていたかどうか。レースのアヤだろう。

 マカヒキを含め、超ハイレベルといわれた皐月、ダービー組を差し置いて、私はカフジプリンスを本命に推したが、無理筋だった。下りの反応もイマイチで、ゆえに前走同様、直線で前が詰まった。

 これでクラシック3冠は、それぞれ別のディープインパクト産駒で独占の快挙。鬼門とされた3000メートル超も克服し、今後、よりG1寡占状態が進むことは間違いない。

 【今後の注目馬=ジュンヴァルカン】6月の1000万特別Vから、4か月半ぶりの実戦。出遅れたが、レースには参加できていた。4コーナーで外を回し、直線半ばまで鋭く伸びるも10着。それでも能力の片りんは見せたし、もともと馬体の良さはオープン級。ベッラレイア(07年オークス2着)を出した母系も魅力で、自己条件に出てくれば確勝級の評価。将来は重賞を勝ち負けする馬に育っていくと思う。(大上 賢一郎)

 
菊花賞-2016年レース結果





1着 サトノダイヤモンド ルメール
2着 レインボーライン 福永祐一
3着 エアスピネル 武豊




天皇賞秋のお得な情報をゲットしたい人向けサイト
大川慶次郎の遺伝子を次ぐ伝説サイトから




【菊花賞回顧2016年|やっぱり強かったサトノダイヤモンド】の続きを読む