きさらぎ賞|2017年|プラチナヴォイスが大注目

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 今週の京都メインは、過去10年の勝ち馬から3頭のGIホースが出ている出世レースのきさらぎ賞(5日、GIII、芝1800メートル)。今年も少頭数ながら素質馬がそろったが、コース実績のあるプラチナヴォイスが注目される。前走の敗因は明らかで、陣営も巻き返しに意欲十分。年明け初戦で好発進を決める構えだ。

 一度の敗戦で見限ることはできない。京都2歳Sで6着に終わったプラチナヴォイスが、短期放牧を挟んでリベンジに臨む。よもやの6着に負けた前走だが、陣営に悲観の色はない。

 「前走時の追い切りは2週続けて3頭併せ。それでテンションが上がって、レースでは力んでいた。今回も1週前は同じく3頭併せだったけど、今週は強くやらない」

 担当の織川厩務員の口ぶりは明快だ。前回は、レース前からイレ込んで体力を消耗したことが敗因。今週は追い切りをセーブして、テンションを上げないように対策を施す。それでも、1週前の25日にはCWコースで6ハロン79秒4-12秒2の猛時計をマーク。僚馬2頭に大きく先着して、好調をアピールした。31日も坂路を4ハロン63秒5で駆け上がり、元気いっぱいだ。

 「あとはやりすぎないように維持するだけ。前走と体重は同じでも、筋肉がついて、トモ(後肢)の具合とかが良くなっている」

 かつて鶴留厩舎でリワードウイング(エリザベス女王杯)、シスタートウショウ(桜花賞)などを手がけた腕利きのベテラン厩務員も、愛馬の成長ぶりに目を細める。

 京都の芝1800メートルでは2戦2勝。未勝利戦は1分45秒9という2歳コースレコードで鮮やかな差し切り勝ちを演じ、続く萩Sは一転してスローペースを好位から押し切った。実績は十分にある舞台だけに、重賞Vへ期待が膨らむ。

 「2連勝したときと同じ精神状態だし、順調に仕上がっている。(きょうの追い切りを)やりすぎなければいい。折り合いさえつけば、どんな競馬でもできる」

 けいこ役の野田助手も巻き返しに自信ありげ。ここは2戦2勝のディープインパクト産駒サトノアーサーが人気を集めそうだが、そのディープの近親にあたるプラチナヴォイスが、クラシックの登竜門を制して世代の主役を奪いにいく。

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