ヤフーニュースより
【京成杯・血統調査】ランフォザローゼスは2冠馬ドゥラメンテ&ルーラーシップとほぼ同血
【京成杯】厩舎の話 ナイママ・河津裕師「ためて差す競馬ができれば」【京成杯(月曜=14日、中山芝内2000メートル)血統調査】
GIII京成杯に出走予定のランフォザローゼスは、前走の葉牡丹賞(2着)では4コーナーから直線にかけてスムーズさを欠いた分、勝ち馬の決め手に屈した。それでも良血馬らしいレースぶりは十分に見せた。
母ラストグルーヴは3月の新馬戦を勝ち上がったものの、体質の弱さが解消されずそのまま引退したが、1歳のセリでは3億6000万円という高額で落札されている。
年度代表馬に輝いた祖母エアグルーヴの産駒を見れば、その高評価も納得だろう。アドマイヤグルーヴ(最優秀4歳以上牝馬、エリザベス女王杯2回)、ポルトフィーノ(エルフィンS)、フォゲッタブル(ステイヤーズS、ダイヤモンドS、菊花賞2着)、ルーラーシップ(香港GIクイーンエリザベスII世Cなど重賞5勝)、グルヴェイグ(マーメイドS)と活躍馬がズラリと並ぶ。繁殖としては同じくダイナカールの子であるカーリーパッション(オレハマッテルゼ、エガオヲミセテの母)以上に牝系を発展させている。
父が同じキングカメハメハで、母はラストグルーヴの全妹となるグルヴェイグとの配合からは京都2歳S、萩Sとも2着のヴァナヘイムが出る。さらに2冠馬ドゥラメンテ(母アドマイヤグルーヴ)とは7/8同血、ルーラーシップとは3/4が同血となるランフォザローゼス。母親もまだ若く活気にあふれているだけに、クラシックを狙えるだけの成長力にも期待が持てる。
◆カテドラル・池添学師
「しまいを伸ばすのは予定通り。470キロ台で出走できそう」
◆カフジジュピター・池田厩務員
「ハミを替えて、折り合いよく進められれば…」
◆クリスタルバローズ・奥村武師
「体重増は成長分。距離もプラス」
◆ダノンラスター・森助手
「調教は動くタイプじゃない。中山も問題ないでしょう」
◆ナイママ・河津裕師
「前走はテンションが上がり過ぎた。ためて差す競馬ができれば」
◆ヒンドゥタイムズ・中谷騎手
「先週より動きも反応も良くなった」
◆マードレヴォイス・田村師
「時計のかかる馬場がいいね」
◆ランフォザローゼス・藤沢和師
「動きは問題ない。成長もしている」
◆リーガルメイン・橋口師
「使って変わってきた。中山も合いそう」
月曜中山の危険な人気馬
【中山9R・プレシャスリーフ】
昨年8月に500万を突破。ただ、当時のメンバーで、次戦馬券に絡んだ馬はわずか1頭。相手に恵まれた勝利という印象が強い。まだ1000万下で好走できる裏付けはない。
【中山10R・クイーンズテソーロ】
現在4連勝中。ただ、これまでは一本調子のスピードで押し切れたが、オープン級の同型馬の重圧は今までの比ではないはず。前走馬体重462キロはメンバー最軽量。馬格のある牡馬勢との先行争いで消耗してしまいそうだ。
【中山11R・ラストドラフト】
過去10年、新馬戦Vから挑んだ組は〈0、0、2、15〉。明け3歳としてはタフな舞台だけに、キャリアの浅さがマイナスに作用するのだろう。重賞の壁は厚いと見る。
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