天皇賞(春)予想|2018年|馬体診断(スポニチ)まとめ

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ヤフーニュースより

【天皇賞・春】シュヴァル95点!美しき栗毛“伝説級”の輝き

 伝説の米国最強馬セクレタリアトの輝き!?鈴木康弘元調教師がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。混戦ムードの第157回天皇賞・春(29日、京都)では昨年のジャパンC優勝馬シュヴァルグランを95点でトップ評価した。前走・大阪杯では13着に大敗したが、達眼が捉えたのは一変を告げる栗毛の張りと輝きだ。

  
 ひと目見ただけでまぶたの裏に鮮烈な印象を残す名画のような色彩。シュヴァルグランの明るい栗毛は息をのむほど美しい。朝露のようなみずみずしさをたたえた体が春の柔らかな日差しを浴びて金色に輝いています。これほど色彩美にあふれた栗毛馬がいただろうか。写真から目を離して、思案を巡らせてみると…。米ニュース誌「タイム」などの表紙を飾った米国のスーパーホースが思い浮かびました。

  
 セクレタリアト。燃えるような赤みがかった栗毛から、2代目ビッグ・レッド(初代はマンノウォー)と呼ばれた73年の米3冠馬です。米国人は大のチェスナット(栗色)好き。シュヴァルグランも米国で走っていればアイドルホースになったかもしれません。ともあれ、ライバルがくすんで見えるほどの輝き。毛ヅヤも目立たなかった前走・大阪杯時から格段の変化です。

  
 俗に「ひと叩き」と言いますが、休養明けを一度叩いてここまで変わった馬も珍しい。大阪杯時の馬体診断では「休み明けで昨秋に比べて体のメリハリがもうひとつ。昨秋の方が筋肉が浮き立っていた」と指摘し、80点にとどめました。ところが、今回は全身に十分な張りがある。腹下がスラリと長いステイヤー体形。短距離馬のような分厚い筋肉は付かないタイプですが、上質な筋肉が浮き立っている。昨秋の体つきに戻っています。

  
 前走からの変化はもうひとつ。力の入っていなかった首差しに力感が増しています。元々、前肢をだらしなく前に置いて立つ見栄えしない姿勢ですが、首差しの力強さから充実ぶりが読み取れます。ハミを気にして少し口を開けている点も大目に見ておきましょう。何しろ、優勝した昨年のジャパンC時には事もあろうに馬っけを出した(私は激辛採点した)ほどです。左前の爪が立っていますが、球節にその反動なし。腱もしっかり浮いているので問題ありません。

  
 ひと目見ただけでまぶたの裏に鮮烈な印象を残すセクレタリアトのように美しい栗毛。長距離界の頂点に立つのに最もふさわしい輝きを放っています。(NHK解説者)

  
 ◆セクレタリアト 73年の米3冠を全てレコード勝ちした戦後の米国最強馬。3冠最終戦のベルモントSでは後続に31馬身差をつけダート2400メートルの世界レコード(2分24秒0)で逃げ切った。通算21戦16勝で同年に引退。父ボールドルーラーの後継種牡馬として米2冠馬リズンスターなどを出したが、89年に蹄葉炎で急死した。19~20年に21戦20勝を挙げた同じ栗毛のマンノウォーとともに米国を代表する名馬として「ビッグ・レッド」と呼ばれる。

【天皇賞・春】クロニクル90点!“最強級”名ステイヤー体形

 名は体を表すといいます。そんな格言が馬名にも当てはまるなら、サトノクロニクルが体現しているのは長距離馬のクロニクル(年代記)。歴代の名ステイヤーは長い腹下と抜けた首差し、寝た肩に共通点があります。クロニクルに列挙されたステイヤー資質を伝える部位。このハーツクライ産駒もクロニクルに忠実に従ったような体形です。

  
 背中の長さは普通でも、腹下に余裕がある。ハーツクライ譲りのすっきり良く抜けた首差し。「寝肩」といって肩甲骨が寝ているように傾斜しているためストライドが伸びる。長距離をこなすための大きな完歩を可能にする肩の角度です。首が太くてずんぐりしているクリンチャーやガンコとは対照的なステイヤーの見本のような馬体。各部位のゆとりあるリンクの仕方もクロニクルに載っている長距離馬の特長といえるでしょう。

  
 立ち方も昨年の菊花賞時より断然良くなってきました。当時はトモを落としながら不自然に尾を上げていましたが、今回はトモ、尾ともに正常な位置。平常心を伝えています。ハミのくわえ方にも余裕がある。長距離戦を乗り切るための体形と気性を備えています。

  
 ただし、筋肉量は少なめで、パワーに欠ける。菊花賞のような道悪では苦しいが、予報では今週末の京都は好天。盾のクロニクルに新たな一ページを加えるかもしれません。

【天皇賞・春】クリンチャー85点、キ甲発達し完成度高まった

  昨年の菊花賞時に比べてキ甲(首と背中の間の膨らみ)が発達し、さらに完成度が高まりました。首の太い体形は3200メートル向きではありませんが、目つきが昨秋よりもはるかに穏やかになった。ゆとりのある精神状態なら距離克服は可能でしょう。毛ヅヤも良好。蹄油を塗るなどよく手入れされています。左前肢外側の管に昨秋には見られなかったしこりがありますが、問題ないでしょう。


【天皇賞・春】ガンコ85点、重さ感じさせない抜群のバランス
 とても500キロ超の馬体には見えません。前後、左右の均整が完璧に取れているため重さを感じさせないのです。筋肉量は十分で弾力性に富んでいる。毛ヅヤも良好。目、耳、鼻の穴をカメラマンに向けながらハミを適度に受けています。気負いもなければ、散漫でもない。初めて馬体診断しますが、素晴らしい馬です。物足りないのは飛節だけ。容積はあっても、締まりがありません。

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