エリザベス女王杯予想|2017年|馬体診断(スポニチ)まとめ

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ヤフーニュースより

【エ女王杯】ミッキー95点!喜びあふれた淑女の“Vサイン”

ルージュバックがリラックスした立ち姿なら、ミッキークイーンはハッピーな精神状態が伝わってくる立ち居振る舞い。スタッフに促されなくても自分から気持ちよく立っています。馬なのでカメラマンに向かってピースサイン(Vサイン)を送ることはありませんが、しっかりポーズを作っています。

 脚元を見てみると…。昨年のエリザベス女王杯時に着けていた両前のバンデージが外れている。当時はその数カ月前に捻挫した患部(球節)のケアが施され、バンデージの先端から冷却用の湿布がのぞいていました。あれから1年。バンデージを外した“素足”には捻挫の名残さえない。右前内側と左前外側の腱を写真で確認できますが、どちらもしっかり浮き立っています。手加減せずに調教を進められる、すっきりとした美脚。ハッピーな立ち姿ができる理由の一つは脚元の回復かもしれません。

 440キロ台の小さい馬体でもボリューム感にあふれています。首にも厚みがあり、全身がフックラと丸みを帯びている。牝馬にとってこのフックラさはとても大切です。4カ月半の休養明け。腹周りには余裕がありますが、巻き上がっているよりもはるかに好感が持てます。牝馬は牡馬よりも馬体を絞りやすい。今週の追い切りで負荷を掛ければ絞れるでしょうし、負荷が掛けられる美脚です。

 ルージュバックが穏やかな貴婦人なら、こちらは喜びにあふれた淑女。Vサインを送っているような立ち姿です。


【エ女王杯】ルージュ95点!悲願G1へ悟り開いた“貴婦人”

混戦模様の女王ポストを射止めるのは姿勢の正しい5歳牝馬だ。鈴木康弘元調教師がG1有力馬の馬体を診断する「達眼」。第42回エリザベス女王杯(12日、京都)ではルージュバック、ミッキークイーンを95点で1位指名した。達眼が捉えたのは両馬の立ち姿。充実した精神状態を示す姿勢がタイトルを引き寄せる。

 姿勢は心の代弁者だといいます。精神状態を無意識のうちに表すからです。肩を怒らせる、首をすくめる、胸をそらす、背中を丸める…。名人と呼ばれる女形の舞踊家は心の動きを指先だけで示すそうです。でも、人間よりももっと端的に感情を姿勢に込めるのが馬。耳先から尾の付け根にまで気持ちを表出させます。周りの目を気にして取り繕う必要がないからです。

 ルージュバックの姿勢が代弁するのは心のゆとり。過去の立ち姿よりも頭の位置が低くなっている。リラックスした精神状態を示す立ち姿です。今春までは勝ち気な気性を前面に押し出して全身に力をみなぎらせていたのに、悟りでも開いたかのように力みが抜けています。それでいながら、顔つきはきつい。引き手を持つスタッフへ鋭い目つきと竹を割ったように鋭角な耳を向けています。闘争心を顔に宿しながら、体はリラックスさせている。そこには気性の顕著な成長が読み取れるのです。

 不機嫌に尾を上げて立っている昨年の女王クイーンズリング。不愉快そうに顎を突き出しているトライアル勝ち馬クロコスミア。そんなライバルたちに見習ってもらいたい穏やかな立ち姿です。

 牝馬の被毛は季節に敏感。気温の低下で冬毛が少し目立ってきました。毛ヅヤこそさえませんが、筋肉は全く落ちていません。力みのない立ち方をしながら、ここまで繊細な筋肉を浮き立たせていれば十分です。腹下が長くて、背中にも余裕がある。いわゆる長背長腹。マイルよりも2200メートルのほうが明らかに向いている体形です。

 G1を勝てないまま5歳の晩秋を迎えましたが、機は熟しました。姿勢が心の代弁者なら、頭の低い姿勢が代弁するのは成熟した大人の心。女王の冠が似合う貴婦人の立ち姿です。



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