安田記念予想|2017年|馬体診断(スポニチ)まとめ

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ヤフーニュースより

イスラボニータ100点!円熟のマイル界の玉三郎

春競馬のとう尾を飾る大舞台はマイル界の玉三郎が主演だ。鈴木康弘元調教師がG1出走馬の馬体を診断する「達眼」。第67回安田記念(6月4日、東京)では前哨戦マイラーズCを快勝したイスラボニータに唯一の満点を付けた。達眼が捉えたのは輪郭の変化。歌舞伎の女形をイメージさせる丸みは6歳春の円熟を伝えている。

 歌舞伎界を代表する女形の坂東玉三郎(5代目)が講演でこんな発言をしています。「役者の価値は化粧前をひと目見れば分かるものです」。競馬に置き換えれば、サラブレッドの価値は馬房前の身だしなみをひと目見れば…となります。オークスのソウルスターリングとダービーのレイデオロ。手入れの行き届いた美しい体は馬房前で確かな価値を伝えていました。

 身だしなみの美しさを一文字で示せば「躾」(しつけ)。よくしつけられた馬は鞍上の手綱に従って無駄な動きをしません。ルメールの指示を守り通したレース運びの先に、距離延長を克服したオークス、2番手に進出した上で完璧に折り合ったダービーの栄冠が待っていました。

 そのルメールを背に今週のG1舞台に立つイスラボニータ。こちらも相変わらず美しい。品格高い漆黒の馬です。歌舞伎に置き換えれば、武家の礼装、黒地の打ち掛けを羽織って舞台に立つ女形のように…。でも、昨年とは印象が異なる。すっきりとした流線形の輪郭が丸みを帯びて、ふんわりとしたラインを描いています。首差しと腹周りのボリュームが増しているのです。昨年以上に重厚感を伴った造形美。こういう流線形の馬体はあまり変化しないものですが、明らかに丸くなりました。

 6歳春を迎えて変化した造形。2つの理由が推測できます。張っていない顎。食欲はさほど旺盛ではないはず。そのせいで体に厚みを増すのに長い時間が必要だった。これが1つ目の推測。2つ目は顔つきにあります。3~5歳時の写真を見直すと、いつでも耳を真正面に向けて、鋭い目をしていました。ところが、今回は初めて耳を少し左右に開き、穏やかな目をしています。集中した顔から遊びのある顔つきへ。緊張感の欠如とも受け取れますが、ハミは気を抜かずにきちっと取っている。遊びのある顔は余裕や自信の表れでしょう。心身一如。精神的なゆとりが馬体に丸みを与えていると推測できます。

 「役者に大切なのは丸み」。坂東玉三郎は前述の講演でこう語っています。「ぎすぎすした角張った体の使い方をしないように稽古を積みながら形を整えて…」と。競馬に置き換えれば、サラブレッドに大切なのは稽古を積みながら形を整えた、丸みのある姿です。(NHK解説者)


【安田記念】エアスピネル95点 4歳になって筋肉量増加

 肋(あばら)をパラッと見せながら岩のように隆起した馬体。エアスピネルは4歳になって急激に成長しています。大人の体つきになってきました。昨秋よりもトモ(後肢)と肩の筋肉量が明らかに増えている。イスラボニータの変化が丸みなら、こちらは厚みです。下半身に目を移せば、立派な膝。前肢の腱はしっかり浮き出ている。こういう狂いのない枯れた脚なら不安なく調教を積めるでしょう。

 背と腹下が短く、首が太い典型的なマイラー体形。昨年の菊花賞では距離不安と判断して評価を落としましたが、安田記念なら減点にはなりません。毛ヅヤは良好。体調も申し分ありません。

 ただし、立ち姿は減点しなければなりません。カメラマンを警戒して尾を少し上げています。白目をむきながら、体に力を入れています。遊びのある顔立ちのイスラボニータとは対照的に緊張感を伝えています。菊花賞ではマイラー体形でも3着。長距離戦のゆったりした流れにもうまく折り合いました。マイルの速い流れで折り合いを欠くようなことはないと思いますが、菊花賞より緊張した立ち姿が少し気になります。


【安田記念】ブラックスピネル90点 いかつい“野武士”体形
イスラボニータとは対照的なたくましい顎っ張り。ブラックスピネルはG1初挑戦。馬体を診断するのも初めてとなりますが、物凄い顎っ張りをしているだけによく食べるのでしょう。体つきも凄い。胸前が非常に立派。トモ、肩にもたっぷりと筋肉を付けています。腹袋もどっしりとして、ボリューム感にあふれている。首も野太いマイル体形。イスラボニータが女形の歌舞伎役者をイメージさせる美しさなら、こちらは野武士のようないかつさです。

 曇り空の下での撮影となりましたが、毛ヅヤは日差しがなくても輝いています。よほど体調がいいのでしょう。分厚い上半身に比べて膝下は細めですが、懸念するほどではありません。

 懸念したいのは立ち姿です。チェーンシャンクを気にして口を開けている。この制御力の強い馬具はおとなしくさせるために引き手の補助として用いますが、チェーン(鎖)を歯の上に着けられた馬はアンハッピーな様子です。

安田記念】レッドファルクス80点 少し力みを感じる

前回G1(高松宮記念)時には余裕のあった腹周りが引き締まっています。休み明けを使ったからでしょう。芦毛でも毛ヅヤを良く見せています。

 ただ、前回G1よりハミを強く受けているのが気になる。マイルもこなせそうな体形ですが、少し力みを感じます

【安田記念】ステファノス80点 筋肉量UPも毛ヅヤ△

トモの筋肉が少しずつボリュームアップしています。2000メートルを中心に使われてきましたが、マイルにも対応できる体になっている。

 ゆとりある立ち姿にも好感が持てます。引き手に余裕を持たせながらリングバミを適度にくわえている。あとは毛ヅヤが欲しい。

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