阪神大賞典予想|2017年|予想オッズまとめ

 阪神の日曜メインは、阪神大賞典(19日、GII、芝3000メートル)。1着馬には、天皇賞・春(4月30日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権が与えられる。スタミナに定評のあるステイヤーが顔をそろえた一戦。また、長距離戦は騎手同士の駆け引きにも見どころがある。登録は10頭と少ないが、春の古馬最高峰のレースを目指す精鋭たちによる熱戦を期待したい。

 昨年の最優秀3歳牡馬サトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎、牡4歳)が、今年初戦を迎える。昨春は皐月賞3着→ダービー2着と大舞台で涙をのんだが、秋はその鬱憤を晴らし、神戸新聞杯→菊花賞→有馬記念と、GI・2勝を含む3連勝を飾った。有馬記念は昨年の年度代表馬キタサンブラックと前年の覇者ゴールドアクターを相手に、見事な差し切り勝ち。今や現役最強との呼び声も高い。

 デビュー戦から手綱を取り続けるクリストフ・ルメール騎手との息もぴったりで、道中の折り合いに不安がなく、勝負どころで中団から一気にポジションを上げていける点が強み。さらに抜群に切れる末脚を持ち、欠点らしい欠点が見当たらないレースセンスの塊だ。秋には仏GI凱旋門賞(10月1日、シャンティイ、GI、芝2400メートル)への参戦が予定されている。4連勝を飾り、天皇賞・春に向けて弾みをつける可能性は高い。

 打倒サトノダイヤモンドの筆頭候補は、連覇を狙うシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)で間違いない。昨年のこのレースで重賞初勝利を飾ると、天皇賞・春は勝ったキタサンブラックから0秒2差の3着に好走。GI初挑戦で、その能力を存分にアピールした。昨秋はアルゼンチン共和国杯で重賞2勝目をマークし、続くジャパンCでも3着。有馬記念こそ6着に敗れたが、器用さが要求される中山芝2500メートルは合わなかった印象だ。全6勝中3勝を挙げている阪神なら巻き返しは必至だろう。晩成型のハーツクライ産駒だけに、まだまだ伸びしろも見込める。ここでサトノに雪辱すれば、天皇賞・春でのGI初制覇が見えてくるはずだ。

 2強ムードが濃厚だが、レーヴミストラル(栗東・高野友和厩舎、牡5歳)は、一昨年の青葉賞、昨年の日経新春杯とGIIを2勝。連覇がかかった前走の日経新春杯は10着に大敗したが、トップハンデ58キロ、8カ月半の休み明けでプラス16キロと余裕ある馬体での出走だったうえ、道中で落鉄するアクシデントもあった。また大雪でレースが2日延期されたことが影響した可能性もある。今回は休み明け2戦目、斤量56キロ、主戦・川田将雅騎手への乗り替わりと、逆襲への好材料がそろった。昨年の日経新春杯では、2着シュヴァルグランに2馬身差をつけて相手にしなかっただけに、ここで復活ののろしを上げることも十分に考えられる。

 ワンアンドオンリー(栗東・橋口慎介厩舎、牡6歳)は、2014年のダービー馬。同年の神戸新聞杯を最後に勝ち星から見放されているが、前走のアメリカジョッキークラブCでは最内から脚を伸ばして0秒6差の5着と内容は悪くなかった。今回は昨年のGI・ドバイシーマクラシック5着時に騎乗した武豊騎手と2度目のコンビ。阪神大賞典8勝、天皇賞・春7勝と、長距離重賞でともにレース歴代最多勝を誇る名手が、ダービー馬を復活させることができるか注目だ。

 タマモベストプレイ(栗東・南井克巳厩舎、牡7歳)は、前走のオープン特別・万葉Sを好位から抜け出して快勝。14年のオープン特別・丹頂S以来2年4カ月ぶりに勝利の美酒を味わった。昨年のこのレースで3着とはクビ差の4着に入っており、前が残る流れになれば、一発があるかもしれない。

 前走のジャパンCでは11着に終わったが、それまで3連勝したトーセンバジル(栗東・藤原英昭厩舎、牡5歳)も上位に入る力は秘めている。前走で強敵と戦って経験を積み、ひと息入れてリフレッシュした効果に期待がかかるところだ。


阪神大賞典予想オッズ(ネット競馬より)
1番人気 サトノダイヤモンド 1.5
2番人気  シュヴァルグラン 3.0
3番人気 レーヴミストラル 11.5
4番人気 トーセンバジル 12.8
5番人気 タマモベストプレイ 13.5
6番人気 ワンアンドオンリー 17.0




阪神大賞典
サトノダイヤモンドとシュヴァルグランって感じもしますが
いろいろと無料サイトでしっかりチェックしたいですね。
一撃帝王・・・
ここ見逃し厳禁ですよ