金鯱賞予想|2017年|直前情報



【金鯱賞】ターゲット最多タイ34戦連続JRAは重賞出走

 ヒットザターゲットは、今回の金鯱賞で34戦連続JRA重賞出走となる。これはナイスネイチャ(91年小倉記念1着~96年アルゼンチン共和国杯15着)に並ぶJRA史上最多タイ記録。12年5月の新潟大賞典を制して以降、およそ4年10カ月もの間、一線級を相手に戦ってきた。担当の清生助手が最大限の敬意を表する。

 「今年で9歳になりますが、カイバもしっかりと食べていますし元気いっぱいです。今回は休み明けですがビシッと乗り込んで力を出せる状態。もう大ベテランですし、自分で体をつくっている感じです」。これまで重賞で馬券に絡んだ6回(4勝)は全て人気以上の激走。とりわけ強烈なインパクトを残したのが13年の京都大賞典だ。ゴールドシップ、トーセンラー、ヴィルシーナらを大外から差し切っている。

 穴党を魅了してやまない末脚について清生助手は「いい脚は一瞬」と言う。「それまで内々でいかに脚をためられるか。うまく展開が向けば」と好走を思い描いた。願わくば内枠、脚をためられる流れ…と注文は付く。しかし、注文通りなら超ド級の相手すら粉砕してきた実績があることを忘れてはならない。

 


 

金鯱賞ー万哲の乱

 金鯱賞は昨年までの暮れの開催から3月に施行時期が移り、新装開店の様相。僕の学生時代には6月下旬~7月上旬に芝1800メートルのハンデ戦で行われていたのを考えると、全く別の重賞になってしまった感じ。ただ負担重量を考えると、実績馬が出走しやすくなったのは事実。

 本命に推した(13)ヌーヴォレコルトは日曜の中山牝馬Sにも登録したが、当初の予定通りに金鯱賞に出てきた。中山牝馬Sならハンデ56・5キロ、金鯱賞は別定54キロだから当然か。前走・中山記念(7着)は海外遠征帰りで休み明け。自身も上がり3F34秒4と決してバテてはいないが、スローペースも響いた。斎藤誠師は「左回りは得意だし、年齢的にズブさが出てきた今は1800メートルは短く、1F延長も魅力」と好条件を見込んでの遠征だ。休み明けを叩いて「状態も一段上がっている」(同師)とのこと。話はちょっと古いが、3歳時の秋華賞(2着)で記録した1分57秒0の芝2000メートルの持ち時計はメンバー中No・1。開幕週特有の軽い芝の“高速決着”になればなお良し。好条件が整って、前進の余地はある。


鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ

 

 毎週、本社予想の見解を説明する「検討原稿」を大量に書いているが、記者が担当するのは関東の本場と東日本エリアの第3場。G1を除く京都、阪神、中京、小倉のレースに関しては印のみで、紙面に根拠を書くスペースがない。というわけで、今週の当欄では紙面に予想の根拠を載せていない中京11R・金鯱賞をピックアップしてみた。

 大阪杯のG1昇格に伴い、同レースのステップ競走として暮れから移設。注目度が格段に上がった今年、関東から遠征するルージュバックを迷わず◎指名だ。G1ではオークスの2着が最高だが、G2とG3では4戦して【3100】と連対率100%。牡馬の骨っぽいメンバーを相手に連勝した昨年のエプソムC→毎日王冠は、いずれも強烈なインパクトを残す勝ち方だった。その2戦が強過ぎただけに東京芝1800メートルがベストという印象もあるが、芝2000メートルでも2歳時の百日草特別をレコード勝ちの実績。7着だった昨秋の天皇賞は窮屈な位置に入って不完全燃焼の競馬で、決して長過ぎることはない。3カ月半ぶりの実戦になるが、毎日王冠Vが約4カ月ぶりだったように久々は走るタイプ。最終追いの動きも圧巻だった。今年こそ、ビッグタイトル獲得が期待される関東期待の大物。G2なら主役は譲れない。



細原騎手で獲る特別編

 

 

 昨年暮れに行われていた金鯱賞(中京11R)は、今年から春の開催に移行。G1に昇格した大阪杯の前哨戦として生まれ変わった。今年はメンバーレベルが一気に上がり、ハイレベルな戦いになりそうだ。◎ヤマカツエース。昨年12月のこのレースは直線一気に差し切りV。3歳時のファルコンS3着など、タフな中京コースは好相性だ。前走の有馬記念は上位3頭が4角3番手以内という“前残り”の厳しい流れだったが、後方からしぶとく伸びて0秒3差4着。「もう少しいい位置を取れていればという内容だったが、上位3頭とは差のない競馬をしてくれた」と池添。サトノダイヤモンド、キタサンブラック、ゴールドアクターという一線級を相手に食い下がった走りは高く評価できる。

 この中間も池添が手綱を取り熱のこもった調整。1週前のCWコースでは馬なりで6F77秒3の猛時計をマークするなど、休み明けを感じさせない身のこなし。鞍上は「動きも良くいい状態で臨めそう」と手応えをにじませた。鞍上は中京開催となったこのレース過去5回で【2100】連対率100%。“金鯱賞男”が、わずか3カ月での連覇へ導く。馬券は3連単1着固定のフォーメーション。相手はサトノノブレス、パドルウィール、ステファノス、ヌーヴォレコルト、ヒストリカル、プロディガルサンへ。馬連も押さえる。



金鯱賞傾向と対策

 

 過去10年の結果から傾向を探る(07~09年は5月中京、10、11年は5月京都、12~16年は11、12月の中京で開催された)。

 ☆人気 1番人気は【5・1・0・4】とまずまず。比較的平穏な決着が多いが、6番人気が4回馬券に絡むなど中穴の台頭には注意。

 ☆脚質 連対馬20頭中14頭が4角を5番手以内で通過。開幕週の馬場も味方に付けられる先行型有利か。

 ☆枠別 7枠が3勝とトップで6、8枠の2勝が続く。外枠の馬が活躍傾向。

 結論 ◎ロードヴァンドール ○ヤマカツエース ▲サトノノブレス

 

プラスアルファ

 

<中京11R・金鯱賞 パドルウィール>当舞台のレコードホルダーで、昨年のこのレースでも首差2着と好走。中京の高速馬場で最も力を発揮するタイプで開幕週のここが最大の狙い目。前走は流れが向かず不利もあった。15着大敗で人気を落とせば、おいしい存在。

 


展開を読む

 

 ロードヴァンドールの単騎逃げが濃厚。序盤は淡々と流れるが、先行有利の開幕週だけにサトノノブレスなど好位組は早めの発進。直線はルージュバック、ヤマカツエース、プロディガルサンなど末脚自慢が追い上げて激戦に。



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