阪急杯-万哲の乱 

阪神11R・阪急杯の(3)ブラヴィッシモは、昨年(3着)も本命馬。マイペースで逃げ切ったミッキーアイル(結果的に実力が一枚上だった)に届かず、2着オメガヴェンデッタに首差負け。ただ道中3番手から粘り込んだ内容は良かった。今年も同じレースに出走してきたとあれば、迷わず買いの一手だ。近走成績はこの際、無視でOKだ。3走前のスワンS(15着)は直線半ばで前が詰まって、騎手が立ち上がるほどの不利。京阪杯(7着)は雨が降りすぎて「超」の付く極悪馬場。前走・シルクロードS(9着)を見る限り、現状1200メートルは1F忙しいのかもしれない。同じ須貝厩舎の僚馬シュウジに注目は集まっているが「2頭出しは人気薄を狙え」の金言もある。

 ≪もうひと押し≫
中山10R・ブラッドストーンSは(14)ゲマインシャフト。体も徐々に絞れ、再びベスト舞台の中山ダート1200メートル戦。モマレにくい外寄り14番枠も、典型的な差し馬だけに好都合。伊藤大厩舎はイーグルカザンと2頭出しが、こちらは「人気のある方」を素直に買う。



阪急杯-展開を読む

  
 典型的な逃げ馬不在の中、ブラヴィッシモがハナ。シュウジ、ミッキーラブソングは好位で折り合い、7F戦にしては道中の息は入る。ロサギガンティア、テイエムタイホーが中団で先行勢を射程圏。後方待機勢には試練の展開に。



阪急杯-傾向と対策

  
 過去10年の結果から傾向を探る。(07年は1着同着)。

 ☆人気 1番人気は【2・2・1・5】で連対率40%とまずまず。4番人気が【3・2・0・5】、2番人気が【3・1・2・4】と好成績。

 ☆前走距離 1400メートル組が【4・3・5・34】、1200メートル組が【4・1・1・43】でリード。1600メートル組が【2・5・4・48】で続く。

 ☆世代 5歳が【7・3・2・33】で優勢。4歳が【2・3・7・22】、6歳が【1・2・1・37】。7歳以上は1勝(2着1回)で苦戦。

 結論 ◎シュウジ ○ロサギガンティア ▲ブラヴィッシモ




シュウジ-秀逸

 

 阪急杯の追い切りが22日、東西トレセンで行われた。昨年12月の阪神Cを制覇したシュウジは、栗東坂路で4ハロン51秒4と活気あふれる動きを披露。サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』だ。ミッキーラブソングとヒルノデイバローも坂路でシャープな伸びを見せた。美浦ではロサギガンティアが、Wコースを軽快に駆け抜けた。

 軽快かつ力強い走りで、真っすぐに駆け上がった。ハイレベル世代の4歳馬シュウジが、充実ぶりをアピール。始動戦へ向けて、出走態勢を整えた。

 「先週、時計を出しているので、きょうは息を整える程度。成長しているし、迫力が出てきた」と須貝調教師も納得の表情だ。

 坂路で単走追い。小気味いいフットワークで加速していく。内から3~4分どころを通って、ラスト1ハロンは12秒3とシャープな伸び。目いっぱいではないが、4ハロン51秒4と全体時計も上々だ。先週15日は坂路で一杯に追われ、4ハロン49秒8(ラスト1ハロン12秒0)と一番時計をマーク。しっかりと負荷をかけられおり、2カ月ぶりでも仕上がりに不安はない。

 前走の阪神Cは、先団のインをキープ。直線はメンバー最速の上がり3ハロン34秒8を繰り出し、2015年9月の小倉2歳S以来となる2つ目の重賞タイトルを獲得した。今回も同舞台で、強力なライバルも不在。目標の高松宮記念(3月26日、中京、GI、芝1200メートル)へ向けて、白星で弾みをつけたいところだ。

 「前回は1400メートルでも、ああいう競馬ができたからね。(乗り方は)ジョッキーに任せるよ」とトレーナーが語れば、川田騎手も「前走は道中で我慢して、末脚を使ってくれました。今回は前哨戦ですし、いい内容で次につなげたいですね」と力が入る。

 昨秋のスプリンターズSでは、勝ち馬(レッドファルクス)に0秒1差の4着と善戦。スプリント界の次代を担う逸材が、前哨戦からその実力を見せつける。 (鈴木康之)



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