マイルCSももちろんお世話になります⇒ここの予想が一番『ギャロップジャパン』
今週は第33回マイルチャンピオンシップ・G1(芝1600メートル)が20日、京都競馬場で行われる。前哨戦のスワンS・G2を勝ったサトノアラジン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が中心。やや出遅れ気味にゲートを出たその前走は、4コーナー13番手だったが、メンバーNO1の上がり3ハロン33秒6の末脚を駆使して豪快に先行勢を差し切った。春の安田記念・G1でも2着のモーリスと鼻、首差の4着だったように、マイル戦で能力マイナスはない。休養明けをひと叩きして上昇を見込めれば、勝機はかなりある。
今季のスプリントG1の高松宮記念、スプリンターズSでともに2着だったミッキーアイル(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)は、昨年の安田記念(15着)以来のマイル戦だが、有力馬は差し馬ぞろいで、すんなり主導権を奪えそう。直線が平坦の京都なら粘り込みがある。
ヤングマンパワー(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、関野記念、富士Sと重賞のG3を連勝中。初めての京都コースとなるが、初騎乗のバルザローナ騎手が、うまく導けば力では見劣らない。
一昨年、昨年の2着馬フィエロ(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、いまだ重賞勝ちに手が届いていないが、安田記念でも15年が4着、今年も3着に入っており、G1級の能力を備えていることは確実。スタートでつまずいた前走のスワンS(9着)は参考外。1勝、2着3回と相性のいい京都マイルでの逆襲に注意したい。
京成杯オータムハンデ・G3の勝ち馬ロードクエスト(牡3歳、美浦・小島茂之厩舎)、札幌記念・G2で僚馬モーリスを封じたネオリアリズム(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)、富士S2着のイスラボニータ(牡5歳、美浦・栗田博憲厩舎)、先行策で府中牝馬S2着のマジックタイム(牝5歳、美浦・中川公成厩舎)など、多彩なメンバー構成となっている。(大上 賢一郎)
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