メルボルンカップ予想|2016年|ニュースまとめ

  オーストラリアのG1・メルボルンカップ(11月1日、フレミントン競馬場・芝3200メートル、ハンデ戦)の枠順抽選会が29日、行われ、日本馬として2006年のデルタブルース以来の勝利を目指すカレンミロティック(セン8歳、栗東・平田厩舎)は18番ゲートからの発走が決まった。

 各ブックメーカーの前売り1番人気に推されているハートネルは12番ゲート、前哨戦のコーフィールドカップを制した牝馬のジャメカは3番ゲートからの発走となった。

1《7》 ビッグオレンジ 57キロ Jスペンサー騎手

2《6》 アワーアイヴァンホウ 57キロ Dダン騎手

3《18》 カレンミロティック 56・5キロ Tベリー騎手

4《5》 ボンダイビーチ 56キロ Rムーア騎手

5《13》 エクソスフェリック 56キロ Dオリヴァー騎手

6《12》 ハートネル 56キロ Jマクドナルド騎手

7《20》 フーショットザバーマン 56キロ Hボウマン騎手

8《24》 ウィックローブレーブ 56キロ Lデットーリ騎手

9《19》 アルムーンクィス 54・5キロ Mウォーカー騎手

10《2》 ギャラントゥ 54・5キロ Bシン騎手

11《9》 グランドマーシャル 54・5キロ Bメルハム騎手

12《3》 ジャメカ 54・5キロ Nホール騎手

13《23》 ハートブレークシティー 54キロ Jモレイラ騎手

14《14》 サージョンホークウッド 54キロ Bスプリッグス騎手

15《21》 エクセスノレッジ 53・5キロ Vジューリッチ騎手

16《1》 ビューティフルロマンス 52・5キロ Dレーン騎手

17《17》 アルマンダン 52キロ Kマカヴォイ騎手

18《22》 アサイン 52キロ Kマリオン騎手

19《16》 グレーライオン 52キロ Gボス騎手

20《11》 オーシャノグラファー 52キロ Cスコフィールド騎手

21《10》 シークレットナンバー 52キロ Sベイスター騎手

22《4》 ペンタスロン 51・5キロ Mデュプレシス騎手

23《15》 キウイ 51・5キロ Cウィリアムズ騎手

24《8》 ローズオブバージニア 51キロ Bトンプソン騎手

※左の数字は馬番、《 》の中の数字はゲート番

 

 豪G1メルボルンカップ西洋梨コース攻略

 

【メルボルンC(11月1日、フレミントン競馬場・芝3200メートル)】“デビュー戦”の凱旋門賞(2日)で40億円超の売り上げを記録したJRAの海外GI発売。その第2弾で、日本馬カレンミロティックが出走する豪メルボルンカップが週明け11月1日の昼に発走する。ここではおなじみの海外競馬通・TPC秋山響氏が、舞台となるフレミントン競馬場を徹底解析。勝ち馬のイメージを指南してもらった。

 フレミントン競馬場はビクトリア州の州都メルボルンの中心部から6キロほどのところにある。1840年開場という長い歴史を持つ、オーストラリアを代表する競馬場だ。コースは1周芝2312メートルの左回り。最後の直線は450メートル。ただし、メーンスタンド前の直線につながるように直線コースが延びており、メルボルンCの行われる3200メートルはそこからのスタートとなる(コース図参照)。

 秋山氏によると「高低差のない平坦競馬場。これといった大きな癖はない」とのことだが、厄介なのは3コーナーから4コーナーにかけての形状。「カーブが延々と続きます。別名“西洋梨”と呼ばれ、曲線を長い距離走らされます。ゆったりとしているとはいえ、走る距離の合計を考えれば内めを回りたい」

 改めてコース図を見ると、確かに3コーナーからは大きな半円を走るイメージ。ここで馬群の外めを回るのはかなりのマイナスだ。「地元ではコーナーに入る前にインを確保するのが定石」というのもうなずける。

 一方、芝の質は日本同様“高速型”。傾斜がないこともあるが、時計が出やすい馬場で、スピードが生きる。「たとえば1600メートルのレコードは1分33秒49。タイム計測方法の違い(日本はゲートより前の地点に計測開始のセンサー設置)で、日本より少なくとも1秒は時計がかかることを加味すれば、日本と遜色ないレコードといえます」と秋山氏。今年のカレンミロティックを含め日本馬は基本的に馬場に戸惑う可能性は低い。

 話をメルボルンカップに絞ると、フルゲートが24頭と非常に多いだけに前記コース形状による有利不利を含め、枠順がかなりの重要要素になる。

「スタートから最初のコーナーまで約900メートル。決定的とまでは言えないものの、外を回らされやすい外枠はやはり不利。過去10年のデータでも15番ゲートより外は成績が悪いです」(秋山氏)。極端な例は昨年で「散水やエアレーション作業により極端に内有利になっていたこともありましたが、ゲート番号1の馬が1着、2が2着、4が3着と内枠が上位を独占。あまりの偏りに現地でも物議を醸しました」。

 今年もフルゲート24頭が出走予定で、枠順は日本時間29日夜に確定する予定。カレンミロティックを含め全馬にとって、“運命の抽選”ということになりそうだ。



競馬情報会社はここを信頼
競馬劇場…
ここ激アツwwww
無料コンテンツが注目
keibagekimu




 
長距離&フルゲート24頭&ハンデ戦の難解レース

【メルボルンC(11月1日、フレミントン競馬場・芝3200メートル)】ネット投票だけで約41億円を売り上げ、上々の滑り出しとなったJRAの海外GI発売。その第2弾=豪メルボルンCが11月1日に行われる。枠順確定(29日夜予定)の前に、このレースの概要を紹介する。

 メルボルンCは1861年創設のオーストラリア伝統のGI。開催されるフレミントン競馬場の当日の入場人員は約10万人。日本最大級GI、有馬記念は昨年13万人弱だから、これに負けていない。1着賞金は360万豪ドル。日本円では約3億円で、有馬記念と肩を並べる。

 毎年レース当日は開催州のビクトリア州では“メルボルンカップデー”という祝日になる。競馬が行われることで発生する祝日は世界で唯一だ。ビクトリア州以外でも多くの人が仕事そっちのけでカフェに集まりテレビ観戦…。「ストップス・ア・ネーション」(国を止める)という表現がふさわしい催し物だ。

 これほどのビッグイベントになった大きな要因はファッション。もともと欧州では「競馬は神聖なスポーツ」と認識され伝統的大レースでは入場時正装が義務付けられるが、メルボルンCは、このスタンスを発展させた。場内ではファッション&アートイベントが行われ、これに世界中のセレブリティーが集まり、場内を盛り上げる。来場する女性の多くは華やかなドレスやアクセサリーを身にまとい、競馬と並行して楽しむスタイルを定着させた(当日の来場者の半数は女性)。

 フルゲート24頭と不利の多い多頭数で斤量もハンデ。さらに現代競馬の主流とはいえない距離3200メートル。世界標準舞台でフェアに優劣をつけるという基準からいえば真の王者決定戦とはいえないのだが、なぜか地元では異論が出ることなくこの条件で歴史が刻まれてきた。レース取材経験の長い平松さとし氏も、「地元ファンは絶対に当ててやろうと、真剣に馬券検討をしているとは思えない(笑い)」。

 こんな、華やかだが、不確定要素の多いメルボルンC。昨年は単勝万馬券の伏兵が優勝したように、的中への道はなかなか厳しい。

 
カレンミロテックのベリー騎手『当然勝ちたい』

【メルボルンC(11月1日、フレミントン競馬場・芝3200メートル)】“レース中は国を止める”と言われるオーストラリアの名物GIメルボルンカップが翌週に迫った。

 毎年11月の第一火曜日(今年は1日)に行なわれる南半球最大のこの一戦は、開催場のあるヴィクトリア州が“メルボルンCデー”という祝日になるほど大きなイベントだ。ここに今年は日本のカレンミロティック(セン8・平田厩舎)が挑戦、日本でもJRAが馬券を発売する。

 前記の通り、ビッグイベントであることは疑いようがない反面、競馬のレースとしては非常に難解な一戦としても知られる。通常短距離戦が多いオーストラリアで3200メートル戦という異色の距離なところへもってきて、ハンデ戦。それも世界中から出走馬が揃い、フルゲートも24頭と多いのだから当然だ。

 今回カレンミロティックに騎乗するのは、日本でもおなじみ、地元出身のトミー・ベリー騎手。「当然、勝ちたい」と気合が入っているが、半面「お祭り的なレースだからね」とも語る。勝つには強さに加えてかなりの運が必要な“お祭りGI”。馬券的中への道もなかなか厳しそうだ。

(競馬ライター・平松さとし)

 


ホースキング。。。
無料コンテンツはこれだけあるので
チェック必至
無料なら美味しすぎwwwww
hosukin