北九州記念予想|2016年|調教・追い切り・ネット評価まとめ

 サマースプリントシリーズ第4戦、北九州記念の追い切りが17日、栗東トレセンと小倉競馬場で行われた。栗東では史上初の連覇を目指すベルカントが、坂路の併せ馬で2馬身半先着。馬なりでラスト1ハロン11秒8のフィニッシュを見せてサンケイスポーツ調教評価の『S』を獲得した。同じく坂路では、オウノミチも好調をアピールした。

 楽な手応えで急坂をグイグイと駆け上がる。手綱をおさえたままベルカントが坂路で4ハロン52秒9をマークし、併走馬に2馬身半の先着。史上初の北九州記念の連覇へ、力強い走りを披露した。

 「52、53秒のイメージだったから、ちょうどいい。2回使って、もうやらなくていい状態ですからね」

 角田調教師が笑顔で切り出した。僚馬ケイティープライド(OP)を追いかける形で、ラスト1ハロンは馬なりで11秒8。並ぶ間もなく抜き去った。

 「単走だと行きたがり、併走の方が落ち着いて走る。デキについても上昇ムード。アイビスSDは勝ったけど、状態は去年の方がよかった。ただ、今回は確実にアップしてきた感じです」

 7月から9月1週目までの夏競馬では、6勝中4勝を挙げるなど、今が旬の“夏女”だ。牝馬でトップハンデ56キロを背負うものの、「予想の範囲内だし、心配はしていない」と角田調教師がいえば、M・デムーロ騎手も「前回は強かったね。去年勝っているから、右回りも心配いらない」とVを意識する。

 今回勝てば、昨年に続くアイビスSD-北九州記念連勝で、サマースプリントシリーズでも2年連続優勝に限りなく近づく。そして、この後は引退レースとなるスプリンターズS(10月2日、中山、GI、芝1200メートル)が控える。「無事に(繁殖に)送り出してあげたいですね。そのためにも…」と角田調教師が力を込めた。真夏の短距離女王ベルカントが、今年も小倉で圧倒的なスピードを見せつける。 (佐藤将美)

 

調教動画

 

主な馬の調教タイム

ベルカント

8/17 栗東坂良

52.9-37.7ー23.9ー11.8

 



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8月20日(土曜日)新潟10R 苗場特別 登録


シャラク評価

8月20日(土曜日)新潟10R 苗場特別に登録しているシャラク。
ここ2戦は15着、14着と精彩を欠いているが前走(6月)以降も緩めず馬なりながらみっちりと乗り込んできた。今朝は美浦坂路で追い切られ53.1-38.4-24.5-11.8秒の時計。久々にしっかりと追われた事も理由にあるがラストは12.7-11.8秒と終いにキレが戻った。じっくりと調整してきただけあって状態は予定通りに上向き、緩めていないので息の入りも早くレースでの巻き返しに向けて一通りの調整は成功したと言える。前走からは輸送距離も短縮され、平坦の新潟にコースが変わるのもプラスと言える。前2走の結果からも人気を落とすようなら是非狙ってみたい1頭である。

8月20日(土曜日)小倉10R 小郡特別 登録


タイキパラドックス評価

8月20日(土曜日)小倉10R 小郡特別に登録しているタイキパラドックス。
前走は果敢に先行するも失速し12着と大敗。馬場の違いもあるが当時の最終追いは栗東坂路で56秒と余裕を持たせ過ぎたのもレースに出て良くなかった。今朝は前走同様に栗東坂路で追い切られ51.9-38.1-25.1-12.2秒とラストまでスピード感ある走りを披露。前走以上の状態である事は間違いなく一発も十分に期待できる仕上がり。タイキパラドックスは名古屋で2勝を挙げているものの中央ではまだ馬券になった事がなく今回も出走となれば人気薄になる事は濃厚。馬自身、馬券圏内に食い込む力はあるので今朝の状態であれば穴馬として買い目に入れても良いだろう。
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