【平松さとしの重賞サロン】大野拓弥騎手は左利きだ。もっとも、若い時から鞭(むち)は両手で使えるようにしてきたので、右でも叩くことができる。
右回りの競馬では、多くの騎手は左手に鞭を持ってスタートを切る。逆に左回りでは右に持ってゲートに収まることが多い。コーナーで真っすぐ突進しないように、外側に持つことが多いのだ。
しかし、大野騎手は左回りの競馬にもかかわらず、終始左手に鞭を持っていたことがあった。彼がサウスポーだから、ではない。
2014年10月5日。この年のGIスプリンターズSは新潟競馬場で行われた。大野騎手が乗ったのはスノードラゴン。
「大外枠だけはイヤ」と言っていたら見事に大外18番枠となった。先述した通り、通常は右に鞭を持ってスタートすることが多いこのシチュエーションで、彼はスタートからゴールまで左に鞭を持った。
「返し馬の時に、左に行きたがったから」というのが、その理由。デビュー10年目の経験を生かして冷静な判断を下したわけだが、レース後は「興奮して自然とガッツポーズが出ました」。
そのスノードラゴンと大野騎手のコンビが今週末、CBC賞(日曜=7月3日、中京芝1200メートル)に挑む。
「前走(北海道スプリントカップ=3着)は小回りで前残りの競馬。中間にまたがったところ、状態は明らかに良くなっていると感じました」
そう語る大野騎手。左回りの中京で鞭は、どちらの手にあるかも注目してみたい。
TM追い切り診断 2016CBC賞 栗東
サンスポ追い切りCheck 2016CBC賞 栗東
主な馬の調教タイム
スノードラゴン
6/29 南坂やや
51.8-38.2-25.1-12.2
ベルカント
6/29 栗東坂
49.9-35.9ー23.7ー12.3
サドンストーム
6/29 栗東坂
51.4-37.5-24.4-12.3
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7月3日(日)ラジオNIKKEI賞(GⅢ)
【ロードヴァンドール】 |
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調教のパターンは前走と同じだが、前走までの内容よりも確実にいい動きを見せており、最終追い切りは、栗東のCWで終いを確かめる動きでラスト1Fが”11.8秒”と好感が持てる内容だった。 しかし、一番注目したい点は1週前追い切りの栗東CWで行われた内容で、”6F78.9秒”と破格の時計を叩き出していたこと。 好調馬の1頭と判断できることで、初重賞挑戦でも得意の逃げから十分な粘りこみに期待ができ、斤量の軽さも生かし逃げ切り体勢は万全だろう! |
【ストーミーシー】 |
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6/22(水)の1週前追い切りでは、美浦坂路で”ブラックバゴ(1000万クラス)”と併せ馬を行った。 キビキビした動きで一杯に追われ、【52.6秒-38.0秒-24.4秒-11.8秒】と好タイムを叩き出し、0.5秒先着といい感触でレースに出走できる印象を持った内容だった。 最終追い切りも美浦坂路で【54.0秒-39.6秒-25.7秒-12.1秒】の馬なり調教で流す内容で仕上がりは良好と判断。 小回りコースでも得意の末脚を発揮できる状態にあるだろう。 |
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