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◆アメリカJCC追い切り(19日・栗東)
週末の2重賞の出走馬が19日、確定した。アメリカJCC・G2(22日、中山)で復活を目指す5歳馬、リアファルは栗東・坂路で追い切り、自己ベストを0秒3上回る4ハロン50秒5をマーク。脚元のケアをしつつの木曜追いで見せた絶好の動きを、山本武志記者がジャッジした。
栗東・坂路で自己ベストの50秒5。「ちょっとやり過ぎじゃないか」。リアファルの動きを確認して、そうつぶやいた音無調教師だが、表情に悲壮感はない。併走相手は調教駆けするアルティマブラッド(5歳1600万)で、併入でも手応えでは見劣った。しかし、走る馬を相手に攻めの調教を行うという、陣営の狙い通りの走りといったところだろう。
一昨年の有馬記念のレース中に左前脚の腱鞘炎を発症。11か月ぶりだった前走の金鯱賞は「使った後が心配だった」と音無調教師が振り返るほど、慎重な調整過程だった。最終追い切りで51秒3と時計は出たが、併せたのはオープン馬とはいえ、攻め馬では地味なレコンダイト(7歳オープン)。まずは無事に、という気持ちが伝わってきた。
短期放牧を挟んだ復帰2戦目。帰厩後の初時計だった7日は坂路で54秒0と予定より時計が遅くなった。「気持ちが乗ってなかったんです。それで、びっしりと併せ馬を2本。今日は自分からグイグイ行ってました。いい傾向だと思います」と生野助手。もちろん、脚元のケアにも気をつかっている。今回は強い調教を行う前後の日に負担の少ないプール調整を行うために木曜追いに。さらに、馬場が凍結する可能性が低い後半の時間帯に追い切りを行った。
一昨年の菊花賞は先行馬に厳しい競馬ながら、キタサンブラックに0秒1差の3着。あの強さは忘れられない。「マイナス体重で出せると思う。ここまで何の心配もしていない」と音無調教師。力強い表情に完全復活の瞬間は近いと感じた。(山本 武志)