今週4月5日は阪神で中距離のトップホースが激突する「第59回産経大阪杯」(GII、芝2000メートル)が行われる。最大の注目は復帰2戦目となる一昨年のダービー馬キズナだ。休み明けの京都記念は3着だったが、天皇賞・春に向け本領発揮の舞台となるか。
骨折による長期休養を経て、キズナは京都記念で復帰した。22キロの馬体増は太め残りの部分もあったが、威圧感たっぷりの馬体から超一流の趣きが感じられた。
先行した2頭に届かずハナ+クビ差の3着に敗れたが、上がり3Fは次位に0秒5もの差をつける最速の33秒3。持ったまま進出した道中の手応えといい、“次”の完全復活をアピールするには十分な内容だった。
「リズム良く走っていた。最後は(久々の分)息切れしたが、復帰戦としては完璧と言っていいかな。ただの骨折ではなかったから、とにかく無事が一番だった」と佐々木晶調教師。
前走の反動はなく、予定どおりここへ駒を進めてきたことが中間の順調さを物語る。先週25日はCWコースで6F80秒2、ラスト1F11秒5と文句なしのタイムをマークし、併走馬を瞬時に2馬身突き放した。
「速く見えないようでいて、速い時計が出た。前走よりも確実に反応は良くなっている。さすがはキズナ」と、手綱を取った武豊騎手は笑顔をのぞかせた。
「前走の仕上げには気をつかったが、1回使って無事にきたので、今回は気をつかわなかった。1週前の反応は良く、息もすぐに入った。シルエットもきれいになっているね」とトレーナー。再び王座を取り戻すためには負けられない。(夕刊フジ)
産経大阪杯-2014年動画
2014年-結果
1着 キズナ 武豊
2着 トウカイパラダイス 柴山雄一
3着 エピファネイア 福永祐一
キズナ-芝1800m~芝2000m
2012年
黄菊賞(京都芝1800m)1着
ラジオNIKKEI賞(阪神芝2000m)3着
2013年
弥生賞(中山芝2000m)5着
毎日杯(阪神芝1800m)1着
2014年
産経大阪杯(阪神芝2000m)1着
こうやって見ると、中距離では崩れていないですね
産経大阪杯-ツイッター
大阪杯で勝てたらすごいね。強豪ぞろいや
— ぽたぽた (@endless_DT)2015年3月30日 17:35:21