阪急杯予想|調教・追い切り|2015年まとめ
この2騎手は怖すぎ
平馬の鉄人
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外国人騎手として初めて通年免許を取得したミルコ・デムーロ騎手(36)、クリストフ・ルメール騎手(35)が、3月1日にJRA所属騎手としてデビューする。メーンの阪急杯では、それぞれダイワマッジョーレ、オリービンと実力馬に騎乗。日本での実績十分の名手2人は、いきなり重賞制覇を狙う。また、同日には新人騎手4人がデビューして、7人の調教師が開業する。
外国人ジョッキーの2人が、JRA騎手として念願のデビューを迎える。
「日本は第2の故郷。日本のジョッキーになるのが僕の夢だった」と語るMデムーロは、香港での騎乗を終えて26日に来日。「日本の競馬のため、自身の成功のためにベストを尽くす」と決意を胸にスタートを切る。
阪急杯ではダイワマッジョーレに騎乗。初コンビになるが、安藤助手は「日本の乗り方を分かっている。日本語もペラペラで、こちらの感覚的なニュアンスも理解し、意図をくんでくれる」と心配無用を強調する。
矢作厩舎とのタッグではグランプリボスの2010年朝日杯FS制覇を含め【5・7・1・10】で勝率21・7%、連対率52・2%と好相性だ。ダイワマッジョーレも同舞台の前走、阪神Cで僅差の3着と復調気配。JRA・GI10勝の手腕に期待は高まるばかりだ。
フランスに滞在していたルメールは、27日に来日する。「3月からで問題ない。日本で新しい騎手人生を始めたい」と話したとおり、昨年11月に負った右脛骨骨折は癒え、母国ではリハビリを兼ねて馬に騎乗してきた。久々の実戦でも華麗な手綱さばきが見られそうだ。
阪急杯は、全5勝を阪神で挙げるコース巧者、オリービンとコンビを組む。同馬を管理する橋口調教師は「期待する部分は大きいし、いきなり大仕事をやってのけたらかっこいいよな。うちの厩舎への貢献度も高い」。05年有馬記念のハーツクライでディープインパクトに初黒星をつけ、翌年のドバイシーマクラシックもVへ導いたルメールへの信頼は揺るぎない。重賞Vで鮮やかに自身の復帰を飾れるか。
3月1日はJRAに新たな歴史が刻まれる。 (特別取材班)
★新人4騎手も同日デビュー
◆加藤祥太(かとう・しょうた)騎手 「デビューを前にして、楽しみな気持ちでいっぱいです。新人賞を獲るために努力していきたい。目標は50勝以上です」
◆鮫島克駿(さめしま・かつま)騎手 「小さいころから見ていた競馬雑誌に自分の名前が載って、実感がわいてきました。デビューする小倉は地元。1鞍ずつ丁寧に騎乗していきたい」
◆三津谷隼人(みつや・はやと)騎手 「世界で活躍されている2人(Mデムーロ、ルメール)と一緒に乗れるのは勉強になる。チャンスと思ってがんばりたい。まずは1勝を目指します」
◆野中悠太郎(のなか・ゆうたろう)騎手 「今はすごく楽しみです。先生(根本調教師)に『技術より気持ちで負けるな』といわれているので、それを大事にしていきたい」