クイーンステークス|アロマティコ期待

◆クイーンS追い切り(31日)

 巴賞を快勝したアロマティコが7月31日、クイーンS・G3(3日、札幌・芝1800メートル)へ向けて、函館競馬場のウッドチップコースで追い切られた。課題の折り合いが最後までスムーズで上々の内容。状態に不安はない。鞍上は函館で初の開催リーディングを取って乗っている三浦。重賞初タイトル奪取へ態勢は万全だ。

 アロマティコは札幌から駆けつけた三浦を背に、角馬場からWコースへ。先週23日の1週前追い切りでは、かかり気味に5ハロン65秒8の好時計をマークしているため、この日は「折り合い」がテーマ。単走でスムーズにスピードに乗っていった。

 最後まで落ち着きたっぷりに、時計は5ハロン67秒9―12秒6。「ムキにならず、リズム良く走っていた。しまい12秒6? 理想的じゃん」。スタンドから見守った佐々木調教師は合格点。上がってきた三浦も「折り合い重視でこの時計なら十分。いいコンタクトがとれた。気が入りすぎてなくて、いいですね」と笑顔で感触を口にした。

 前走の巴賞は初めての函館で牡馬を相手に後方一気。内から伸ばす、三浦のリードが光る快勝だった。「うまいこと立ち回れた」と振り返る三浦は、今年の函館で自身初の開催リーディングを獲得。「ずっと参戦してきたので自信になった。この夏は特に関係者の方に支えてもらっていると実感するし、これからも乗せて良かったと思われるレースをしたい」と決意を新たに。

 クイーンSについては「脚質的に難しい競馬を強いられるとは思うが、牝馬同士。相手関係を見極められれば。秋へのステップとしていい形で終わらせたい」と、勝利へ導く秘策を練っているようだ。

 重賞のタイトルこそないが、G1・3着2回はじめ、コンスタントに活躍してきたアロマティコ。今回、札幌での出走がかなえばJRA競馬場全10場出走となる。来春での引退が決まっているだけに、佐々木師は「具合はいい。あとは展開。チャンスは少ししかない。この馬で重賞を勝ちたい」。5歳牝馬が23戦目の大勝負に挑む。(猪瀬 謙一郎)

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